さて、ホーチミンのタンソニャット空港に
その前に、ベトナム航空の機内は、とても落ち着いていて、いつも心地良い。バンコクから東南アジアの移動だと、エアアジアが多くなったりするけど、エアアジアはCAが結構可愛くて良いのだが、ちょっと派手で、あと、ちょっと落ち着きがない。その点、ベトナム空港は、しっかりした感じで、CAも落ち着いている。それに、バンコクからホーチミンと、距離は短くても、フラッグキャリアなので、機内食も出るし。別に機内食にそこまで興味はないけど、この短いフライトでも、LCCではないのだ。
ナショナルフラッグなので、機内食も出れば、ビールも無料で飲める。まあ、短いフライトではあるけど、ビールを頼んだら、ハノイビールが出てきた。そういえば、ベトナムに何度も行っているけど、ハノイに行ってないな。そのうちに行かなければ。バンコクからホーチミンはそれほど遠くない。フライト時間は1時間半ほどで、ビールを飲んでいたらあっという間についた。出発空港への到着時間などを除けば、なんか、東京から大阪に行っているような感覚なのかもしれない。
このアクセスの良さが、タイ在住者にとってのベトナム旅行のハードルを下げている。あとはなんと言っても、価格の安さである。
空港に着いてから最初の問題は、移動
ホーチミンからブンタウまでは車で2時間ほどかかる。タクシーでも行けるが、今回は12goで事前に送迎を手配していた。料金も明確だし、ドライバーが待っていてくれるので、到着後にバタバタしなくて済む。
ただ、車のサイズを選ぶときに、ひとつ考慮したことがある。
東南アジアの助手席問題
日本で運転経験のある人間が東南アジアに住むと、避けられない洗礼がある。助手席の恐怖、だ。東南アジアのドライバーは、総じてアグレッシブ。車線変更は大胆、車間距離は意味なく詰める、クラクションは気軽に鳴らす。慣れてしまえばそういうものだとわかるが、助手席に座ると、ブレーキを踏みたくなる感覚がずっとついて回る。
後部座席なら、まだ心理的な距離がある。前が見えすぎないぶん、諦めがつく。
今回、ブンタウまでは2時間ほどかかる。それだけの時間、助手席に座り続けるのは、精神的にしんどい。だから、家族3人という人数でも、あえて大型のバンを選んだ。タイでいうところの「コミューター」、ハイエースタイプの車だ。これなら3人全員が後部座席に乗れる。
結果的に、この判断は正解だった。ドライバーの運転は、案の定アグレッシブだった。後ろに座っていて、本当に良かった。
ちなみに、ドライバーは12人くらい乗れる大型バンに家族3人が乗り込んでくるのを見て、少し拍子抜けした顔をしていたと思う。団体客を想定していたのだろう。こちらとしては快適この上なかったが、ドライバー側からすると、なんとも間の抜けた光景だったはずだ。
12goの使い勝手は良かった。
メールで詳細なバウチャーが送られてきて、WhatsAppでドライバーから待ち合わせ場所の写真が届いた。繰り返しになるが、ベトナムではWhatsAppが使われている。タイ在住者はLINEに慣れきっているので、WhatsAppをインストールしていない人も多い。でも、ベトナムやカンボジアに行くなら入れておいたほうがいい。旅先でのやりとりが格段にスムーズになる。
そういえば、カンボジアもWhatsAppで、繋がっているカンボジア人からたまにメッセージが来たりする。日本ではあまり普及していないよね。韓国は今でもココなのかな。タイはLINEが主流ではある。日本と同じ。まあ、そんなことは良いとして、ドライバーから送られてきたフォトのおかげで、タンソニャット空港で会うことができた。
さて無事に後部座席に乗って、タンソニャット空港を出発した。普通は、ホーチミン市内のホテルまでの送迎が一般的だが、今回はホーチミンを出て、ブンタウまで2時間のドライブ。なかなか、空港からブンタウまで直で行く観光客も珍しいだろう。ただ、自分の中のイメージでは、タイに来た観光客がスワンナプーム空港からパタヤに直接行くような感覚ではあったので、そこまで違和感は無いのだ。
ちなみに、タンソニャットからヴンタウのホテルまでの大きなバンの料金は、タイバーツで支払い済みで、3277.83 THBであった。これはまあ、バンコクの自宅からホアヒンやパタヤにこの大きなバンで行くのと同じくらいなので、納得はできた。もし、助手席とか普通に乗ってもOKという人は、3人なら普通のセダンやSUVを選べるので、もう少し安くなる。3人なのに理由もなく大きな車に乗る必要はないのだ。
今回初バインミー
しばらく走ったところで、トイレ休憩があった。
タクシーやバンが集まる、いわゆる溜まり場のような場所に停まった。ドライブインとも少し違う、なんとなく業務的な雰囲気の休憩スポット。飲み物やスナックが売っていて、運転手たちがたむろしている。
そこに屋台があり、バインミーを買った。
今回の旅行で初めてのバインミーだ。到着してすぐ食べるのではなく、道中の休憩所で買って、車の中で食べるというのが、なんとも旅っぽくて良かった。フランスパンにレバーペーストや野菜が挟まったあれは、どこで食べても外れがない。値段も安い。ベトナムに来たという実感が、バインミーひとくちで一気に出てきた。
そんなこんなで、ブンタウに近づいてきた。
果たして「ベトナムの熱海」は、どんな場所だったのか。次回、ブンタウの話、お楽しみに。


