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2025年7月1日火曜日

血圧190とか


血圧測ると最初は190とか200とか超えたりする。病院では特にそう。但し、その後何度も測るうちに、どんどん下がって、場合によっては130台とかになったりする。それがもう多分、20年くらい続いている。全く体調は普通で、なんら生活に問題ない、どころか、元気すぎるくらいである。確かに、数年前まで、ちょっと心臓が痛いなとか、閃輝暗点とかあったけど、ここ2、3年くらいは、

2025年6月21日土曜日

『一切なにも言われない』という自由を知ってしまった話

 バンコク中心部から電車や車でたった20分ほど移動するだけで、街の風景がガラリと変わる。

高層ビルが立ち並ぶエリアを離れ、少し郊外に出ると、まず驚くのが空間の広さだ。店構えも内装もゆったりしていて、特にカフェは“ここで本当に営業してるの?”と心配になるくらいの広さと空き具合。テーブルとテーブルの間もゆとりがあり、ソファ席なんかも贅沢に配置されている。


しかも、その空間にWi-Fiが爆速で飛んでいる。電源もバッチリ。静かで、冷房も快適。まさにノマド天国。PCを開いた瞬間、「あ、ここに1日いても全く問題ないな」と確信できる。


「こんなに空いてて、商売になるの?」と、思わず心配してしまうこともある。実際、明らかに利益度外視で運営しているとしか思えないカフェも多い。中には、オーナーが資産家で、税金対策や趣味でやっているケースもあると聞く。それくらい、経済的余裕を背景に、のんびりと成立している世界がそこにはある。


何より、長居しても店員の視線すら感じないという空気感が心地よい。日本だと、たとえ田舎のカフェであっても、「おひとりさま一品注文制」だったり、「2時間制です」と言われたり、やんわりプレッシャーを感じることが多い。もちろん、店側の気持ちもわかるけれど、やはり気を遣う。


でも、タイは違う。どれだけ居ようが、誰も気にしていない。お代わりしなくても文句なし。むしろ、「よく来てくれたね」くらいの余裕と優しさが漂っている。ノマド生活者にとって、これほどありがたい環境はない。


人が多すぎず、スペースが広くて、インフラも整っていて、居心地がよくて、誰にも干渉されない。

そういう場所って、実は世界中探してもなかなかない。

ここには、それがある。タイ、ほんとに良い場所だなと思う。



2020年7月24日金曜日

🦶 【痛風】バンコクでフェブリクを購入したというだけの話 2025/7/2 追記


痛風持ちのタイ生活:フェブリクとの再会物語

まさか自分が痛風になるとは

痛風の人。いますよね。ここにいます。痛風です。

まあ、言葉にするとなんだか重々しく聞こえますが、実際のところ「まさか自分が」という感じでした。最初に診断されたときは、まだ若いし(そうでもないけど)、お酒もそんなに飲まないし、なんで俺が?という気持ちでいっぱいでした。

でも痛風は痛風。足の親指の付け根が腫れ上がって、風が吹いても痛いというあの伝説の痛み、確かにありました。歩くどころか、ベッドから起き上がるのも一苦労。これが痛風か、と実感した瞬間でした。

薬との出会いと別れ、そして忘却

日本の病院で処方されたのがフェブリク20mg。尿酸値を下げる薬として、毎日服用するよう言われました。最初のうちは真面目に飲んでいたんです。毎朝、コップ一杯の水と一緒に。

でも、人間って不思議なもので、痛みが治まると途端に危機感も薄れてくるんですよね。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とはよく言ったもので、あの地獄のような痛みも、日常の忙しさの中でだんだんと記憶の奥に追いやられていきました。

薬の在庫が切れたのは、タイに移住してしばらく経った頃。「あ、薬がない」と気づいたものの、まあ調子もいいし、しばらくは大丈夫だろうと高を括っていました。そのうちに、痛風持ちであったことすらリセットされていたのです。完全に油断していました。

慢性疾患の薬のコンプライアンス(服薬遵守)が悪いのは医療現場ではよくある話。症状が落ち着くと、つい薬を飲むのを忘れがちになる。まさに私がその典型例でした。

数年ぶりの発作、そして現実逃避

そして去年、数年ぶりに発作が出ました。それはもう大変でした。

朝起きたら、左足の親指が異様に痛い。「あれ?ぶつけたかな?」なんて最初は軽く考えていたのですが、時間が経つにつれて痛みは増していく一方。靴下を履くのも一苦労、歩くなんてもってのほか。

そのとき初めて「あ、これ痛風の発作だ」と気づきました。完全に忘れていた過去が一気に蘇ってきて、同時に「なんで薬飲んでなかったんだろう」という後悔も。

でも人間の心理って面白いもので、この期に及んでも「一時的なものかも」「しばらくすれば治るかも」なんて希望的観測を抱いていました。現実逃避の典型ですね。

タイの薬事情との遭遇

痛みに耐えかねて、ようやく薬を探すことにしました。でも、タイの薬事情って独特なんですよね。

大体の薬はあるんです。でも、日本で見慣れた細かい種類や規格まではなかなか揃っていない。痛風の薬だって、定番のユリノームやザイロリックなら置いているだろうけど、フェブリクはどうかな?と半ば諦めていました。

ところが!薬局で聞いてみると「あるよ」とあっさり。え?マジで?と思わず二度見してしまいました。しかも処方箋なしで買える。さすがタイランド、医療用医薬品のハードルが低い。

80mgという謎の規格

店員さんが持ってきたのを見て、またびっくり。「80mg」って書いてある。なんだこれ?

私が日本で飲んでいたのは20mg。確か詳しい人に聞いたときは「40mgが一般的な維持量」と言っていた記憶があります。でも80mgって、日本ではあまり見ない規格じゃないかな?

しかも製造元を見ると「アステラス」の文字。おお、日本の製薬会社じゃないですか。グローバル展開しているんですね。でも規格が違うのは、各国の承認事情とか医療事情の違いなんでしょうか。

錠剤カットという技術

80mgの錠剤をじっくり観察してみると、ちゃんと割線が入っている。よかった〜。これなら半分に割って40mgにできます。

薬を割るって、意外と技術がいるんですよね。きれいに半分にできればいいけど、変なところで割れて粉々になったりすることも。でも今回は割線がしっかり入っているので、安心して半分にできました。

さらに半分にして20mgにすることも理論的には可能ですが、それはちょっと器用さが必要。小さくなりすぎて扱いにくいし、正確に4分の1にするのは至難の業。まあ、40mgが標準的な維持量ということなので、このまま40mgで行くことにしました。そもそも元々の20mgが少なめだったのかもしれません。

タイの医療アクセスの自由度

それにしても、医療用医薬品を普通に薬局で買えるタイランド。これ、日本から来た身としてはかなりカルチャーショックです。

日本だと、医療用医薬品は基本的に医師の処方箋が必要。薬局で「フェブリクください」なんて言っても「処方箋は?」と聞かれるのがオチ。でもタイでは「はい、どうぞ」とあっさり。

これが良いのか悪いのかは議論が分かれるところでしょう。自己管理の責任は重くなりますが、アクセスのしやすさは確実にあります。特に慢性疾患で長期服用が必要な薬の場合、いちいち病院に行く手間が省けるのはありがたい。

薬との向き合い方を再考

今回の一件で、改めて薬との向き合い方を考え直しました。症状が治まったからといって勝手に中断するのは危険。痛風は尿酸値のコントロールが重要で、継続的な管理が必要な疾患です。

40mgのフェブリクを毎日服用することで、尿酸値は安定しています。あの地獄のような痛みを二度と経験したくないという思いが、今度こそ服薬継続のモチベーションになっています。

タイで痛風の薬が手に入ることが分かったのは、同じような境遇の人にとっても朗報かもしれません。でも、やっぱり定期的な血液検査とか、医師との相談は大切。薬が手軽に買えるからといって、全て自己判断で済ませるのはリスクが高いですからね。

おわりに

痛風持ちのタイ生活、意外となんとかなるものです。薬も手に入るし、むしろ日本よりもアクセスしやすい面もある。

ただ、一番大切なのは「継続は力なり」ということ。喉元過ぎても熱さを忘れずに、地道に薬を飲み続けることが、痛風との上手な付き合い方なんだなと実感しています。

同じような境遇の方、お互い頑張りましょう。そして、薬の飲み忘れにはくれぐれもご注意を。


この記事は2025年7月2日に追記、改訂しました。









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