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2022年4月4日

「マンゴーの畑に投資しないか?」と電話がかかってきた

投資案件?

なんんて、もう、コロナ禍できっと湿気ってるだろうな。きっとお客を探すのも大変だろう。ただ、金とかは上がってるし、外貨も上がってる。日本円だけが落ちている。日本はもう、給与も低いし、どうなるんだろう?








値崩れ

そんなん中、マンゴー投資の電話があった。

ところで、マンゴーは値崩れしている。航空便の減少で輸出量が減り、全て国内に流通する。その結果、タイ国内で供給過多になり、どんどん値崩れしている。去年は、バンコクのあちらこちらで、農家や市場から来るトラックに満載のマンゴーが投げ売り状態で売られていた。本当に投げ売り状態で、トラックを見ると、キロ20バーツとか。もう、タダよりマシだから、持ってってくれ、と、言わんばかりの値段だった。農家にとっては、マンゴーを売れば売るほど赤字になり、非常に苦しい状況になったのだ。大規模農家では、そこで働くワーカーに、最低でも1日300バーツは支払わなければならず、コストだけが膨らむとのことだ。マンゴーに限らず、タイ産のトロピカルフルーツが同様の問題に直面している。

投資案件は大丈夫か

先日、タイに住む欧米人から電話があった。あまり詳しく言うと特定されてしまうので、欧米人としておこう。彼は、タイに住んで、ビジネスをしている。そのビジネスとは、マンゴーの投資事業である。ターゲットはタイに住む外国人だと思う。マンゴーの畑の権利を買って、収穫物の売上に対して、一定の%がリターンされると言う仕組みである。これは結構前からあって、フルーツの畑を購入して、そのリターンを得ると言うようなものだ。

マンゴー投資の仕組み

例えば、ワーカーが10人いたとする。彼ら給与は日給300バーツで計算すると1年間でざっとざっと100万バーツであるので、100万バーツを投資する。農家はそれを人件費に充てる。収穫物の売上に対し、15%くらいをリターンするという仕組みである。そうすれば、年間15万バーツのリターンであり、これは結構良い投資である。ところがこれだけ輸出案件が減って、マンゴーが値崩れすると、このリターンができなくなるだろう。これも全て、コロナの影響である。さあ、今年のマンゴーはどうなるか? 去年みたいに値崩れするのか? ちなみにとある欧米人からの電話は非常にアグレッシブだったが、マンゴーのオーナー関連のビジネスは日本人向けにも存在する。それはただ、マンゴーが貰える、みたいな、投資というよりはもっとマイルドなものである。

イサーン娘のファラン旦那からの電話

タイ人は本当に美人が多い。しかもエキゾチック。普通の人が、普通に美人なのだ。特にイサーン地方出身の女性は、日焼けしていて、笑顔がとてもチャーミング。結構白人には、この日焼けの肌の女性が人気があるようである。ちなみに筆者は、肌の色とか、出身地とかで何かを言いたいわけでもなんでもないので、念のためにお断りしておく。それから、日本人に人気なのは、チェンマイとか、あとはもしかしたら南部の方の色白のタイ人かもしれない。自分は男性なので、男性目線でしか語れないので、タイ人で人気の男性というのはよくわからないので、悪しからず。もう一度念のために断っておくけど、このブログでは容姿などで人をどうこう言うつもりは全くない。

で、イサーン娘と結婚したファラン(白人)が結構タイでビジネスを始めることが多い。元々、お金持ちでリタイアしてタイに来ている人もいれば、本国でも泣かず飛ばずで、何か夢を求めて東南アジアに渡ってきた欧米人も居るだろう。人生は、常に、何かを変えなければならない。安定した生活を送り始めた時点で、後退が始まるのだ。そんな感じでタイに渡ってきた、白人、そしてイサーンを代表するタイ人と結婚した白人男性。自分に電話があったのは、まさに、そういう欧米人だった。話すと、とても典型的なイギリス英語だ。今時こんなはっきりしたイギリス英語を話す人がいるかな?と言うくらいだった。日本で言えば、こってこての大阪弁か、かなり強いズーズー弁を話す人って、少ないと思うけど、この人のイギリス英語は、まさにこってこてだった。

投資をすることを断念した理由

ちなみにこのコテコテのイギリス人からの電話の後、色々と検討したけど、一定の興味は出てきた。投資額も、段階的に組める。リターンも、まあまあ、良いと思った。数年前に、タイで株式を購入して、そこそこうまくいったので、なんとなく、全く根拠もないけど、このマンゴー投資もうまくいくのでは? という。期待もあった。全く根拠はない。

そこで、タイ人友人にこの話をしてみた。彼は農作物から作る加工品の工場を持っていて、結構タイのフルーツ事情には詳しい人物である。そうしたら、結論として、辞めておけと言われた。なぜならこの先の見えないパンデミックの価格状況、それに農作物は天候にも左右されて、毎年毎年安定しているかどうかもわからないからとのこと。もちろん、リスクを承知で投資するのは良いことだし、もしかしたら、すごく良いかもしれない。これはもう誰にも予想できないことなのだ。したがって、もし、本当にお金があって、銀行に置いておく以外手をつけない、と言うような金額が100万バーツくらいあったら、やっても良いけど、残念ながら、そこまで余裕は無いので、断念することにしたのだ。もちろん、少額で試しにやってみても良いかもしれないけど、そう言うのって、なんだか時間の無駄な気がするので、やめておくことにした。

日本に送ると家族が集まる

日本の家族に送るマンゴーがある。日系のスーパーでも申し込めるしネットで検索しても出てくる。これだけタイに居ると、マンゴーがあまりにも身近な存在すぎて、一瞬日本人でもマンゴー食べてるよね、、みたいな錯覚に陥るけど、日本では本当に珍しい食べ物である。もちろん最近宮崎とか、他の地域でもマンゴーがあるみたいではあるけど、珍しいには変わりない。それに宮崎のマンゴーは詳しくないけど、見ると赤いので、どちらか言えば、マハチャノックなどの種類に近いのでは? タイによくあるナンドクマイでは無いと思う。

食べ頃は黒いスポット

タイに在住の日本人がよく日本の実家にマンゴーを贈答で送ったりするのだけど、そのマンゴーは実は、日本の農家みたいに、一個一個カバーをかけたりして、マンゴーの皮をとてもきれいに保っているものである。実際にタイで普通に流通しているのは、マンゴーの皮に黒い点々があったりして、ものすごくきれいではない。ただ、味は変わらない。で、どんなにきれいなマンゴーでも、置いておくと皮に黒いスポットが現れて、これが出てくると、甘くなり食べごろになるということである。日本人は、例えばトンローの入り口にあるマンゴー専門店のメイワリーなんかに行っても、皮がきれいなマンゴーを求めがちだけど、実際は少し黒い方が甘いのだ。ただ、また種類が違うのだけど、緑のままのマンゴーを見たことあると思う。あれはあれで、酸っぱいけど、美味しい。あれは緑のままで、色がつくわけではく、そのまま切って食べるのである。

マンゴーは親戚を呼び寄せる


フラクトオリゴ糖(FOS)であるイヌリンは消化されることなく、基本的に無傷のまま大腸に到達する可溶性プレバイオティクス繊維です。


マンゴーを日本に送ると、受け取った側では、それは珍しい贈り物である。5キロくらいでだいたい15個くらいはあるので、近所に住んでいる親戚にも分けたりするのだ。それはそれで、親戚が集まる良い理由になるのである。そういう意味でも、マンゴーを日本に送るのは、良いことかと思う。