2025年5月24日土曜日

なぜタイの猫は自由なのか?

 



猫は自分の柄が黒いとか、白いとか、わかるんだろうか。まあそれにしても、タイの猫は至る所に居る。タイは野良猫天国。なぜ天国かといえば、まず、凍える冬はない。食べ物はいっぱいある。そして、自由ということ。

セブンイレブンの前に黒猫がいたけど、普通に店の中に入ってきた。

お客さんが、売っているお菓子をとって、猫にあげていた。猫は、それをよく食べた。TAROと書いてある、サキイカみたいなお菓子。しかしまあ、そのエサをやった人も、そのTAROを猫が食うということを知っていたのだろうか。

そもそも、売り物のお菓子を会計前に開けて、猫にあげている。自由すぎる。もちろんあとで会計していたけど。

それにセブンイレブンに猫が侵入するということは、実はよくあること。中には、商品の棚のスペースをわざわざ開けて、そこに猫が寝ていたりする。

それくらい、猫には良い環境なのだ。

今の日本みたいに、保護するとかTNRするとかいう感覚も、もちろん一般のタイ人には無さそう。ていうか、無い。 エサをやっている人を非難するような人も居ない。タイ人も相当自由。

野良猫を見て、可愛いからエサをやる。で、やったら、あとはどこかに行ってしまう。自由。ていうか、自由すぎるだろ、色々。

居心地が良い場所を見つけた猫は、しばらくその辺りで生きていくのだけど、そのうちに見なくなる。多分、どこかに行っちゃったりするのかと思う。逆に、見かけない猫だな、というような新参猫が登場したりするのだ。

昔、マンションの敷地内の、水道バブルとかが格納されている所で、猫が出産していたのを見たことがある。でも次の日には、母猫も、子猫5匹くらいも、居なくなっていた。守衛さんに聞いたら、誰かが来て、親子もろとも持っていってしまったとのことだった。

ああ、自由。それはタイ。