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2021年10月18日

漢方よりもインド!!

Ayurveda

日本から持参した葛根湯が底をついて、切らしました。もう2年くらい帰国していないので、日本から持ってきた在庫を使い切りました。

プロンポンに開店した、ブレズ薬局の漢方薬局で、葛根湯は買えました!

奥さんは、日本から持ってきた桂枝茯苓が、切れそうです。

小青竜湯も、切れそうです。

そろそろ、日本に帰国して漢方薬を買いたいのですが、コロナでなかなか。。。。


◇ 海外移住の体調管理は大変

タイに限らず海外に移住して、1年、2年、そして3年が過ぎていくと、体調管理が結構ガチで求められます。
海外にいる事自体が非日常の連続だった1年目くらいには、良いことも悪いことも珍しさの連続で、受け入れたり、受け入れられなかったり、ショックを受けたり、まだまだ好奇心の方が勝っていたような気がします。

この、1年目、2年目くらいは、まあ、アミューズメントパーク症候群とでも呼びましょうか?

まるで例えばTDLみたいな場所に行ったような感じの毎日なのです。

毎日毎日、感動と驚きの連続だったり。

海外移住も、2年、3年と経てくるにつて、その環境が日常になってくると、珍しいことや、新しい情報をさほどなくなり、今度は普通に体調管理が大変になってきたりするのです。

体調が悪くなったら、薬を飲んだり、病院に行きます。

日頃の体調管理には、適度な運動や、食事や、サプリメントなどを利用したりしますよね。

日本では、漢方が好きな人もたくさんいます。

特に女性では、漢方を愛用している人がたくさんいると思います。


◇ タイでは漢方薬はほとんどない

タイでは、実は漢方はほとんどありません。

中華街などにいけば、中華系の漢方の店があって、調剤してくれたりもしますが、例えば日本で売っているような、顆粒や錠剤とかではなくて、ガチの煎じ薬のような液体だったりして、本格的すぎて、全然手軽ではないし、値段も高いです。

また、東洋医学専門のクリニックや鍼灸院があって、そこの先生が、主に日本人相手に漢方を処方してくれたりするところもあります。

ただ、全く一般的ではありません。

日本から進出しているドラッグストアでも、全然買えません。

それが、タイの漢方事情です。

当初、これだけ中華系の人口が多いので漢方とかも結構あるんだろうなー、と思っていたのですが、意外にも、全然ありません。

ただ考えてみたら、日本で言う漢方薬って、中国が発祥かもしれませんが、日本で発展したものなのです。

錠剤や顆粒や、粉などなどの剤型が発展したのも日本ですし、医療用医薬品として薬価に収載されたりしてる、病院で出される漢方薬も全て日本で開発されたものです。

◇ タイに中華系人口が多いからといって、漢方薬が多いだろうなあ、と思うのは、日本人の勘違いです。

それでも、数年前に日本人向けの薬局のブレズ薬局が、漢方薬局を日本人の多い地域の中心地、プロンポンにオープンさせました。僕もそこで葛根湯を買いました。イメージしていたのとは違い、ジップロックにそのままカプセルがバラで入っていた葛根湯ですが、それでも重宝しています。

タイに住む日本人にとっては、ブレズ薬局の漢方薬局オープンは朗報ではありますが、まだまだそこに色々とあるわけではないかと思います。

例えば、僕の奥さんが日本で愛用していた、番号で言えば20番代の女性系のとか、僕がたまに飲んでいた5番とか、結構なバリエーションが日本ではありますが、タイに来てからは、それはタイでは気軽には手に入りません。

コロナ前は、3ヶ月に1度くらいは日本に一時帰国していたので、その時にまとめて日本で購入してタイに持参していたりしましたが、このコロナ禍ではなかなかそれも叶いません。

そろそろ、コロナの宣言も緩和されつつあるので、また日本に行き来できるのかなと、淡い期待もありますが、現実を見てみると、タイのコロナってまだ減っていなくて、新規感染者数もここのところ1万人前後を行ったり来たりしている状況です。

ワクチンも、外国人はファイザーはモデルナ、アストラゼネカを打っているようですが、タイ人の大部分は中国製を打っていて、効果の面で疑問ですし、ていうか、まだ打っていない人もたくさんいる状況なのです。

そんな中で、タイは開国に向けた動きになっています。これからの動きは注目されます。まず日本がリストアップされるのかどうかというところです。

梨田大使は、プラユット首相にお会いしたそうで、そこで日本からタイへの入国に際して隔離免除をお願いしたとのことです。



◇ タイマッサージの元にもなっているアーユルヴェーダ

さて、自分の健康を維持しなければならないということで、漢方薬もなかなか手に入らないタイです。

タイでの伝承医学といえば、やっぱりアーユルヴェーダの影響がとても大きいのです。

タイでは、インドから来ているアーユルヴェーダがかなり浸透しています。

なんで日本では漢方が浸透していて、タイではあまり漢方薬がないのだろうか? と、思ったのですが、多分ですけど、仏教の伝来と関係があるのかなと、思ったりしています。

  • タイは上座部仏教(小乗仏教と習った人も居ます)で、インド、スリランカ、ビルマなど南の方から仏教が伝来しました。

  • 日本は大乗仏教で、ベトナム、中国、朝鮮半島と、北部から仏教が伝来しています。

仏教の中には、伝承医学、アーユルヴェーダが色濃く関連しているおかげで、タイには漢方よりもアーユルヴェーダが浸透しているのかと思います。

アーユルヴェーダは、タイ式マッサージの基本にもなっていたりします。

健康面では、薬というよりもハーブというか、食事などの療法がメインになっていると思います。

アーユルヴェーダでは、ドーシャが重要です。ドーシャとは、人それぞれ違って、自分のものを持っていると考えられています。

ドーシャを保つことがとても重要で、以下の3つのドーシャをトリ・ドーシャ(3つの体液、病素)といい、そのバランスが取れていることが重要なのです。


◇ 五大(5つの祖大元素)からなるドーシャ


  • ヴァータ(風)

  • ピッタ(胆汁・熱)

  • カパ(粘液・痰)





自然の医療システムであるアーユルヴェーダは、3000年以上前にインドで生まれました。

アーユルヴェーダという用語は、サンスクリット語の

アーユル(生命)と
ヴェーダ(科学または知識)に由来しています。

したがって、アーユルヴェーダは生命の知識に変換されます。

アーユルヴェーダは、病気は人の意識の不均衡やストレスによるものであるという考えに基づいて、身体、心、精神、環境のバランスを取り戻すために、特定のライフスタイルの介入と自然療法を奨励しています。

アーユルヴェーダの治療は、内部浄化プロセスから始まり、特別な食事療法、ハーブ療法、マッサージ療法、ヨガ、瞑想が続きます。

普遍的な相互接続性、体の体質(プラクリティ)、生命力(ドーシャ)の概念は、アーユルヴェーダ医学の主要な基礎です。

治療の目標は、不純物を取り除き、症状を減らし、病気への抵抗力を高め、心配を減らし、人生の調和を高めることによって人を助けます。

アーユルヴェーダの治療には、ハーブやオイルや一般的なスパイスなどの他の植物が広く使用されています。 


人それぞれ、3つのドーシャのタイプに分かれて、また、同じ人でも3つのドーシャのバランスがあるという表もあったりします。

バータ
ピッタ
カパ


自分がどのドーシャに当てはまるか?

というのは、ドーシャテストによって判明し、自分のドーシャがわかったら、自分なりに気をつけることや、食べるべき食べ物などなどがわかります。


自分の生命力はどこからきているのか?


VATAなのか、PITTAなのか、KAPHAなのか?

それがわかるようなチェックがあります。

次回以降に、それぞれ、VATA、PITTA、KAPHAについて記事にしていこうかと思ってます。