2021年10月3日

移住して油断していたら不用意な発言で大失敗

国際都市バンコク
Bangkok


油断が招く国際問題

日本人は油断すると平気で色々な誹謗中傷などをポロッと行ってしまうことが多いので、諸外国で移住して暮らすときには注意が必要かと思います。

日本みたいに、ほぼほぼ単一民族という国は少ないのです。日本が珍しい部類なのです。

バンコクでは、日本語だけで生活が完結する毎日を過ごしている人も多いです。

友達もほぼほぼ日本人で固まって行動し、子供は日本人学校でもちろん日本語だったりします。タイ人とはなかなかお友達がいなかったりする日本人が多いです。

ましては、欧米人などとはなかなかお友達になったりはしません。

バンコクの、特に駐在の日本人は、毎日の生活をほぼほぼ日本人だけの交流で完結できる生活をしているのです。

まるで日本に住んでいるのと同じような錯覚に陥り、バンコクを東京都バンコ区みたいに言っている人も居るくらいです。

タイ人との交流は、せいぜい、アヤさん、ドライバー、コンドミニアムのスタッフ程度です。もちろんタイ語も英語もできないので、交流といっても、挨拶程度で、あとは意味のないスマイルとかで過ごしていたりしている人が多いです。


交流するのは良いが

ただし、それではいけない、せっかく海外にいるのだから、こちらの人ともっと交流をしなきゃ。。みたいな意識高めのことを考える日本人も、当然のことながら一定数います。

タイ語教室でタイ人の先生と仲良くなったり、子供をインター校に通わせている親なら、子供のクラスメートのタイ人や外国人の親などなど、日本人以外の人との交流を持っている人もいます。

一度打ち解けあえば、外国人も仲良くなれます。そして彼ら、タイ人や外国人の立場で考えると、日本人で打ち解け合っている人ってなかなか貴重なので、結構よくしてくれたりして、さらに仲の良い関係になったりもするのです。

日本人駐在や、駐在妻の中には、留学経験もあったりする人とかもいますので、英語ができる人もいたりして、そうなると、タイ人や外国人と更に打ち解けたりするのです。

打ち解けると、慣れてきます。

慣れてくると、ついつい、日本にいるような錯覚に陥って、発言も無防備になったりするのです。ふとした瞬間です。

例えば、日本では、中国製品とかって粗悪品の代名詞ですよね。

わざわざ中国製品を使う日本人なんて、なかなか居ません。もちろん、電化製品やその他のデジタルデバイスとか、海外メーカーや日本メーカーの製品だけど、made in Chinaとかはあるでしょうけど、わざわざ中国やそして韓国の既製品を選んで買うなんていうことはなかなか無いですよね。

「あ、なんかこれ壊れた。やっぱり中国製だからな。。」

みたいな発言は、日本人だったら日本でしてしまいます。

ところが、海外では、気をつけた方が良いです。

なぜなら、タイ人とばっかり思っていた友人が、実は中国人の可能性もあるからです!

実は中国人だったら、もし日本人が中国の悪口を無防備で言っていたら、嫌な気持ちになりますよね。

タイ人には、人種的にピュアな中国人って、とても多いのです。

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[Exafit]メガマックスマッスル

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政治家もたくさん居る中国系タイ人

詳しくは、Wikipediaでも見れば載っていますが、タイには、中国系のタイ人がたくさんいるのです。

https://en.wikipedia.org/wiki/Thai_Chinese#Prime_Ministers_of_Chinese_descent

中国系タイ人は、元々中国大陸からタイに移り住んできた人です。

彼らは大体今、四世くらいの人が30歳代、40祭代が多く、彼らのおじいちゃんやおばあちゃんは、「昔中国語も喋れた」みたいな感じの人たちです。

中国系タイ人は、中国から来て、しかも中国系同士で結婚する人も多いので、実際には、人種的にそのまま、ピュアな中国人とも言える人が多いです。

ただ、もちろん、タイで生まれ育っているので、カルチャーがタイですので、顔も、仕草も、雰囲気も中国人中国人していないです。言われて、よく見ると、ああ、そういえば中国人ぽいねえ、と感じる程度です。

中国系が多くすむタイなので、タイ人にとっては中国は特別な存在です。

というか、中国は、彼らそのものだとも言える場合もあります。なぜなら、そのまま人種的にピュアな中国人なのですから。

もし、友人が、中国系タイ人とはつゆ知らず、「中国ダセー」みたいな感じで日本人がまるで日本にいて、日本人どうして話している時のように無防備でポロッと言ってしまうと、その友人はきっと微妙になりますよね。当たり前です。

バンコクは、まるで日本なので、もともと国際感覚に乏しい日本人にとっては、タイ人と仲良くなればなるほど、無防備な発言などに気を遣わなければならないのです。

バンコクには日本人がたくさんいて、日本のスーパーマーケットがあって、会社も日本企業で、食事も日本食なので、ついつい気が緩んでしまったりしますが、そんなバンコクであっても、「今は海外で暮らしているんだ」という気持ちをしっかりと持つ必要があるのです。

その感覚に乏しいと、失敗します。


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ちなみにですが、中華系タイ人の有名人が結構居まして、これもWikipediaですが、例えば、


21世紀の首相

  • タクシン・シナワット
  • サマック・スンダラヴェイ
  • インラック・シナワトラ
  • アピシット・ウェチャジバ
  • プラユット・チャンオチャ

タクシンは聞いたことあある方もいますね。インラックさんは妹さんでしたっけ。今のプラユット首相も中華系なんですね。


副大臣や主要な政治家もこれだけ居ます

  • ブーンチュ・ロジャナスティエン、銀行家、タイ副首相、財務大臣。
  • Chitchai Wannasathit、タイの首相代理。
  • パオサラザン、副首相兼内務大臣。
  • チャワラット・チャーンビラクル、タイ首相代理、副首相、社会開発・人間安全保障大臣、内務大臣。
  • アヌティン・チャーンビラクル、副首相兼公衆衛生大臣。


ビジネスマンはたくさん居ます。まあ、華僑というくらいですからね。超大企業のCPも、世界的に有名なレッドブルも、中華系タイ人が作った会社ですね。しかも、そのほとんどがファミリービジネス、つまり、同属企業です。つまり、家族みんなその会社の重役だったりします。

  • チン・ソポンパニック、銀行家、バンコク銀行とバンコク保険の創設者。
  • Chaleo Yoovidhya、RedBullのビリオネア発明者。
  • ビリオネアであり、タイで2番目に大きい生命保険会社であるThai LifeInsuranceの会長であるVanichChaiyawan氏。
  • ダニン・チャラワノン、ビリオネア、CPグループのシニアチェアマン。
  • クリット・ラタナラック、ビリオネア、バンコク放送テレビ会社の会長。
  • チャルーン・シリバダナバクディ、ビリオネアの実業家であり投資家。
  • チャルーム・ユーウィディア、ビリオネアのビジネスマン、そしてレッドブルの財産の相続人。
  • キングパワーのビリオネア創設者、オーナー、会長、ヴィチャイ・スリヴァダナプラ
  • Aiyawatt Srivaddhanaprabha、アジアで最年少の億万長者。
  • パントンテシナワット、ビリオネア。

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海外で暮らしていることを忘れちゃうと大変


このように、タイでは中国の影響がものすごく色濃いです。日本人はこの辺りを普段から認識しておいた方が良いかと思います。
不意に中国の悪口なんか言うと、よく無いと思いますよ。

個人的にですが、最近特に中国の影響を色濃く感じるのは、コロナのワクチンです。

タイにも、ファイザーやモデルナ、アストラゼネカのワクチンが入っております。同時に、シノバックやシノファームなど、中国製ワクチンが一定量入ってきています。中国製ワクチンの効き目がどうのこうのと言うこととは、あまり関係なく、中国製ワクチンが入ってきています。

まあ、政治家や財界にこれだけ中華系がいれば、中国製入ってきますよね。日本で暮らしていたら、まず中国製ワクチンはなかなか打つチャンスは無いですよね。

そんなことからも、タイと中国との関係が強いことが肌で感じ取れます。

日本人は海外に移住するときには、まずその国の成り立ちやカルチャーをある程度知る必要があります。

バンコクでは、なまじ日本人が多くて浸透しているので、英語もタイ語もできない駐在の人たちにとっては、ついつい日本にいるのと勘違いしてしまって、そのあたりの感覚に乏しくなってしまったりするのです。

実は、タイには、中国からだけではなくて、たくさんのインド系の人たちも住んでいますし、イスラム教徒もたくさん居ます。

友人にも、本当に顔、姿形が全くインド人なタイ人が居ます。顔はインド人でもタイ語しかしゃべれない友人です。

ロシア人、欧米人もたくさん居ますが、彼らはだいたい移住者で、タイ国籍ではないですね。特にホアヒンやパタヤなどにはロシア人が物凄く多いです。

あと、ハーフがものすごく多いです。欧米人はタイ国籍は少ないですが、タイと欧米のハーフの人たちはタイ国籍の人も居ます。まあ、パスポート複数持ってるかもですが。そして、特に女性は物凄く美人だったりして、有名人も多いです。

欧米人とのハーフ、日本人とのハーフもたくさん居ます。


ということで、バンコクの日本人は国際都市で暮らしているという自覚が、もう少し強めに持った方が良いかもしれません。

もちろん、国際感覚を持ち合わせている日本人もたくさん居ますが、海外にあまり今まで接点がなくて、たまたま会社の辞令でタイに赴任することになった、、、みたいな日本人も多いことは事実です。

そう言う方々は、この辺りを気をつけた方が良い場合もありますね。

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