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2024年6月23日日曜日

いかにしてマヒドン大学医学部はタイでNo.1になったのか?

タイの大学の医学部は、国内外で評価されており、いくつかの大学が特定の得意分野で高く評価されています。以下に、タイの主要な医学部とその得意分野について紹介します。



1. マヒドン大学(Mahidol University)

ランキング: タイのトップクラスの大学であり、特に医学部は高い評価を受けています。 得意分野:

  • 臨床医学
  • 公衆衛生
  • 熱帯医学(特にマヒドン大学の熱帯医学研究所は世界的に有名)
  • 医学研究

2. チュラロンコン大学(Chulalongkorn University)

ランキング: タイの最も古い大学であり、医学部も非常に評価が高いです。 得意分野:

  • 臨床医学
  • 基礎医学
  • がん研究
  • 公衆衛生

3. シリラート病院付属医学校(Siriraj Hospital, Faculty of Medicine, Mahidol University)

ランキング: マヒドン大学の一部として、国内外で高い評価を受けています。 得意分野:

  • 内科
  • 外科
  • 小児科
  • 緊急医療

4. タマサート大学(Thammasat University)

ランキング: タイの有名な大学で、医学部も高評価。 得意分野:

  • 総合医療
  • 地域医療
  • 健康科学

5. チェンマイ大学(Chiang Mai University)

ランキング: 北部タイに位置し、医学部は特に地域医療と結びついています。 得意分野:

  • 地域医療
  • 公衆衛生
  • 臨床研究

6. コンケン大学(Khon Kaen University)

ランキング: タイの東北地方の主要な大学で、医学部も評価されています。 得意分野:

  • 地域医療
  • 熱帯病研究
  • 公衆衛生

7. プリンス・オブ・ソンクラ大学(Prince of Songkla University)

ランキング: 南部タイの主要な大学であり、特に地域医療に重点を置いています。 得意分野:

  • 熱帯医学
  • 地域医療
  • 健康科学

タイの医学部は、それぞれの地域の健康問題に対応するための特色あるプログラムを提供しており、国内外での医療研究や教育で重要な役割を果たしています。


マヒドン大学の医学部がタイでランキング1位に選ばれる理由

1. 歴史と伝統

マヒドン大学の医学部は、タイで最も歴史のある医学部の一つであり、長い伝統と実績を持っています。1888年に設立され、タイの医療教育と医療サービスの発展に大きく貢献してきました。

2. 教育の質

マヒドン大学の医学部は、国際的に認知されたカリキュラムと教育プログラムを提供しています。学生は高度な医療技術と最新の知識を学ぶことができ、臨床実習や研究の機会も豊富です。

3. 優れた教員と研究

医学部には、多くの優れた教授陣が在籍しており、彼らは国際的な研究成果を持っています。大学は世界中の主要な研究機関と連携しており、共同研究プロジェクトや国際会議を通じて研究の最前線に立っています。

4. 高度な医療施設

マヒドン大学には、タイ国内外で評価の高い医療施設がいくつかあります。例えば、シリラート病院は東南アジア最大級の病院であり、高度な医療技術と設備を備えています。これにより、学生は最先端の医療環境で実習することができます。

5. 熱帯医学の専門性

マヒドン大学は熱帯医学の研究で世界的に有名です。熱帯病の研究や公衆衛生の向上に大きく貢献しており、特に東南アジア地域における疾病予防と治療の分野で重要な役割を果たしています。

6. 国際的な評価

マヒドン大学の医学部は、タイ国内だけでなく、国際的にも高く評価されています。世界大学ランキングでの高い評価や、国際的な認証を受けたプログラムがその証拠です。これにより、卒業生は国際的な医療の場でも活躍しています。

7. 社会貢献

大学は医療サービスの提供だけでなく、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。地域社会への医療支援や、公衆衛生の向上を目指した活動を通じて、大学の信頼性と評価を高めています。

これらの要因が組み合わさり、マヒドン大学の医学部がタイでトップの評価を受ける理由となっています。



マヒドン大学の熱帯病の研究と治療における功績

主な実績と先生

1. ドクター・パラン・ソンソンウォン(Dr. Praphan Phanuphak)

研究分野: HIV/AIDS 実績:

  • ドクター・パランは、HIV/AIDSの研究と治療におけるリーダー的存在です。彼の研究チームは、抗レトロウイルス療法の導入と普及に貢献し、多くの患者の生命を救いました。
  • 彼はまた、予防と教育のプログラムを通じてHIVの拡散を防ぐための重要な活動を行っています。

2. ドクター・スチャート・サクンパンチャナート(Dr. Suchitra Nimmannitya)

研究分野: デング熱 実績:

  • デング熱の研究において世界的に著名であり、病気の診断と管理における新しい手法を開発しました。
  • 彼の研究は、デング熱の理解を深め、特にタイと東南アジアにおけるデング熱対策に大きく貢献しました。

3. ドクター・サティエン・スリブンルエン(Dr. Suthat Chottanapund)

研究分野: マラリア 実績:

  • マラリアの研究で多くの重要な発見をしました。彼の研究は、マラリアの予防と治療において革新的なアプローチを提供しました。
  • 特に、耐性を持つマラリア寄生虫に対する治療法の開発に貢献しています。

その他の貢献

4. ドクター・スティア・ペンパクシン(Dr. Suwit Wibulpolprasert)

研究分野: 公衆衛生と政策 実績:

  • 公衆衛生の分野で多大な貢献をしています。彼の研究は、タイの公衆衛生政策の改善に直接影響を与えました。
  • 公衆衛生システムの強化や医療アクセスの向上に関する政策を推進しました。

マヒドン大学の熱帯医学研究所(Tropical Medicine Faculty of Mahidol University)は、これらの専門家たちの貢献によって、熱帯病の研究と治療において世界的にリーダーシップを発揮しています。これにより、タイ国内外での疾病対策と公衆衛生の向上に大きく寄与しています。



2024年6月18日火曜日

ファミリービジネスのファミリーになりたかった

タイのファミリービジネスグループは、国の経済基盤を支え、多くの分野でリーダーシップを発揮しています。これらの企業は、伝統を尊重しつつも、革新と拡大を続けることで、持続的な成長を実現しています。タイの未来を築くこれらの企業の動向に注目しましょう。

タイの主要ファミリービジネスグループ

タイの経済は、多くのファミリービジネスが支えています。これらの企業は国内外で大きな影響力を持ち、タイの成長と発展に寄与しています。ここでは、タイの主要なファミリービジネスグループをご紹介します。

そしてもちろん、ファミリーの誰かがグループの会社の社長だったりするのです。

巨万の富を得ています。

よくわからないけど、新規参入も難しいのです。

ああ、ファミリービジネスのファミリーになりたかった青春。

1. チャロン・ポカパン・グループ (CPグループ)

みなさん、知っている人は知っている、知らない人は知ったこっちゃない、CPです。
セブンイレブンも、マクロもCPな訳です。
携帯キャリアのtrueも、自動車のMGもCPです!
個人的には、不動産のMQDCの手掛けている複合施設などが、とても気になります。


 チャロン・ポカパン・グループは、チャラワノント家によって設立され、タイ最大のコングロマリットの一つです。農業、リテール、通信、製薬など多岐にわたる事業を展開しています。CPグループは、タイ国内で7-ElevenコンビニエンスストアやMakroホールセールセンターを運営しています​ (SPEEDA)​。




2. セントラル・グループ

なにしろまあ、センタン!ですよね。セントラルです。
しかしすごいファミリービジネスですよね。

セントラル・グループは、チラティワット家が所有するタイ最大の小売業者です。デパート、ショッピングモール、ホテル、レストランを運営し、4,996店舗以上のネットワークを持っています。同グループは国内外での拡大を続けています​ (SPEEDA)​​ (Deloitte United States)​。

3. タイ・ビバレッジ (ThaiBev)

シリワタナパクディ家によって支配されるThaiBevは、タイを代表する飲料メーカーです。アルコール飲料やノンアルコール飲料を幅広く生産・販売しており、特に有名なのはChangビールです。グループの事業は、不動産やホスピタリティにも拡大しています​ (Deloitte United States)​。

4. マイナー・インターナショナル

ウィリアム・ハイネッケによって設立されたマイナー・インターナショナルは、ホスピタリティとレストラン業界で大きな役割を果たしています。同グループは、アナンタラ、アヴァニ、マイナーフードグループなどのブランドでホテル、リゾート、レストランを運営しています​ (SPEEDA)​。

5. サイアム・セメント・グループ (SCG)

サイアム・セメント・グループは、ラーマ6世によって設立され、現在はラタナラク家によって運営されています。東南アジア最大の工業コングロマリットの一つであり、セメント、建築材料、化学品、包装などの分野で事業を展開しています​ (SPEEDA)​。

6. タイサハグループ

タイサハグループは、繊維、製薬、食品、輸送など多岐にわたる事業を持つファミリービジネスです。このグループは、国内外での事業拡大を続けており、タイの経済に大きな影響を与えています。特に繊維業界では、世界的なプレーヤーとして知られています。

7. シンハ・コーポレーション

シンハ・コーポレーションは、ブンロート・ブリュワリーによって運営されるビールメーカーで、シンハビールはタイで非常に有名です。シンハ・コーポレーションはブンヤジャーク家によって所有されており、飲料業界で重要な地位を占めています​ (Deloitte United States)​。

8. キングパワー・インターナショナル・グループ

イングランドに愛されたオーナー。痛ましい事故で亡くなりましたのは、記憶から消えません。

キングパワー・グループは、観光業および免税店事業で知られています。設立者であるウィチャイ・スリワッタナプラパは、レスター・シティ・フットボールクラブのオーナーでもありました。キングパワーは、タイ国内外で観光客向けの免税店を運営しています​ (Deloitte United States)​。

2024年6月13日木曜日

タイの観光産業:新しい観光戦略とその影響

タイは、長年にわたり観光業が経済の重要な柱となっている国です。観光業はタイのGDPの大部分を占め、多くの雇用を生み出しています。しかし、近年のパンデミックや国際的な旅行制限により、観光産業は大きな打撃を受けました。これを受けて、タイ政府と観光庁は新しい観光戦略を打ち出し、観光業の復興を目指しています。この記事では、タイの新しい観光戦略、その背景、問題点、そして今後の展望について考察します。



新しい観光戦略の背景

パンデミック前、タイは年間約4,000万人の観光客を迎えていました。しかし、2020年以降、この数は劇的に減少し、多くの観光関連ビジネスが経済的に厳しい状況に直面しました。これに対して、タイ政府は観光業の回復と持続可能な成長を目指して新たな戦略を打ち出しました。


ワークケーションビザ:

リモートワーカーを対象にした長期滞在ビザを導入。これにより、タイはリモートワークの拠点として魅力的な場所となることを目指しています。


ラグジュアリー観光の推進:

高所得層をターゲットにした高級リゾートやスパの拡充。これにより、観光客一人当たりの支出を増加させることが狙いです。


地方観光の促進:

バンコクやプーケットだけでなく、地方の観光地を積極的にプロモーション。これにより、観光の恩恵が全国に広がることを目指しています。


問題点

新しい観光戦略にはいくつかの問題点も存在します。


インフラ整備:

地方観光地のインフラが十分でない場合、観光客の満足度が低下する可能性があります。道路や通信環境の整備が急務です。


環境保護:

観光客の増加に伴い、自然環境への影響が懸念されます。特に、海洋資源や森林の保護が課題となります。


社会的影響:

観光客の増加が地域社会に与える影響も無視できません。文化や生活様式の変化、物価の上昇など、地元住民の生活に対する影響が考えられます。


今後の展望

タイの新しい観光戦略が成功するかどうかは、いくつかの要因に依存しています。


政府の支援:

インフラ整備や環境保護への投資が持続的に行われることが必要です。また、観光関連の政策が一貫して実施されることが求められます。


国際的な旅行需要の回復:

ワクチン普及や旅行制限の緩和により、国際的な旅行需要が回復することが期待されます。特に中国やインドなどの近隣諸国からの観光客が増加することが予想されます。


観光客の多様化:

ワークケーションやラグジュアリー観光など、新しいタイプの観光客をうまく取り込むことができれば、観光産業の多角化と安定化が図れます。


タイの新しい観光戦略は、国の経済復興にとって重要なステップとなるでしょう。持続可能な観光業の発展を目指し、地域社会や環境に配慮した取り組みが求められます。観光業が再びタイの主要な収入源として機能するためには、多くの課題を克服し、柔軟かつ戦略的なアプローチが必要です。


タイのワーケーションビザ:詳細と問題点

タイ政府は、新しい観光戦略の一環として、リモートワーカーを対象とした「ワーケーションビザ(Workation Visa)」を導入しました。このビザは、リモートで仕事をしながらタイに長期間滞在することを希望する外国人に対して提供されるものです。以下に、具体的な内容と問題点を詳しく説明します。


ワーケーションビザの具体的な内容
ビザの種類と有効期限:

ワーケーションビザは通常1年間有効で、更新可能です。これにより、長期滞在を希望するリモートワーカーやデジタルノマドに対応しています。

申請条件


雇用証明:申請者は、自国の企業またはフリーランスとしてリモートワークをしていることを証明する必要があります。

収入要件:申請者は一定の月収を証明する必要があり、これは生活費を賄うための十分な収入を持っていることを示すものです。

健康保険:申請者は滞在期間中有効な健康保険に加入していることを証明する必要があります。

滞在地の選択:

ワーケーションビザを取得したリモートワーカーは、バンコク、チェンマイ、プーケットなどの主要都市だけでなく、地方のリゾート地や静かな場所にも滞在できます。

その他の特典:

ワーケーションビザ所有者は、タイ国内での銀行口座開設や車の購入など、一部の生活面での便宜が図られています。

ワーケーションビザの問題点

ビザの取得プロセス:

ビザ申請手続きが煩雑で時間がかかることがあります。特に、収入証明や健康保険の証明書の取得に手間取ることが多いです。

インフラとネットワーク環境:

xx都市部以外の地域では、インターネットの接続状況や速度が不十分な場合があります。リモートワーカーにとっては、安定したインターネット接続が不可欠です。

生活費の変動:

観光地や都市部では生活費が高くなる傾向があります。特に、リモートワーカーが集まるエリアでは、需要増加により家賃や物価が上昇する可能性があります。

法的および税務の不確実性:

長期滞在者に対する税務処理や法的なステータスが明確でない場合があり、リモートワーカーが税務問題に直面する可能性があります。

健康保険のカバー範囲:

一部の健康保険は、タイ国内での医療費を完全にはカバーしない場合があります。特に、地方の医療施設では質の高い医療を受けることが難しいことがあります。

今後の展望

ワーケーションビザの成功は、タイ政府の政策とインフラ整備に大きく依存しています。以下は、改善と成功に向けたポイントです:

プロセスの簡素化:

ビザ申請手続きを簡素化し、オンラインでの申請を促進することで、リモートワーカーにとってのハードルを低くすることができます。

インフラの整備:

地方のインフラ整備を強化し、高速インターネットアクセスを全国的に提供することが重要です。

税務と法的枠組みの明確化:

長期滞在者に対する税務処理や法的なステータスを明確にし、リモートワーカーが安心して滞在できる環境を整えることが求められます。

健康保険の拡充:

外国人向けの健康保険のカバー範囲を拡充し、地方でも質の高い医療を受けられるようにすることが必要です。

タイのワーケーションビザは、リモートワークの普及とともに、観光業の新たな柱として期待されています。課題を克服しつつ、持続可能な形での実施ができれば、多くのリモートワーカーにとって魅力的な滞在先となるでしょう。


タイのワーケーションビザは、特定のライフスタイルや職業に親和性が高く、以下のような人々に特に適しています。


1. デジタルノマド

特徴:

インターネット接続があればどこでも仕事ができる人々。

通常、フリーランスやリモートワークを行っており、定住場所を持たずに各地を転々とするライフスタイルを持つ。

親和性の理由:

タイは豊富な観光地、美しいビーチ、文化的な都市を提供しており、デジタルノマドにとって魅力的な環境。

生活費が比較的安く、快適な生活が可能。

2. リモートワーカー

特徴:

企業に雇用されているが、勤務場所は自由に選べる人々。

主にIT、マーケティング、クリエイティブな分野で働いていることが多い。

親和性の理由:

タイは、バンコク、チェンマイ、プーケットなどの都市で高速インターネットが利用可能。

多様なカフェやコワーキングスペースがあり、働きやすい環境が整っている。

3. 起業家・スタートアップ

特徴:

自分のビジネスを立ち上げたり、リモートで事業を運営する人々。

特にテクノロジーやデジタルビジネス分野で活動していることが多い。

親和性の理由:

タイは、起業家向けのインキュベーターやアクセラレーターが存在し、ネットワーキングの機会も豊富。

生活費の低さと高品質の生活環境がビジネスの立ち上げや運営に有利。

4. クリエイティブ・アーティスト

特徴:

=作家、デザイナー、音楽家、ビジュアルアーティストなど、クリエイティブな仕事をしている人々。

インスピレーションを求めて新しい環境を探索することが多い。

親和性の理由:

タイは、多様な文化、自然、歴史的な場所があり、創作活動において新しいインスピレーションを得るのに適している。

地元のアートシーンや国際的なアーティストとの交流が可能。

5. コンサルタント・講師

特徴:

特定の専門分野でのコンサルティングや教育を行う人々。

仕事の大部分がオンラインで完結することが多い。

親和性の理由:

タイの便利なアクセスと多様な文化的背景が、クライアントや受講者とのオンラインセッションに適している。

高速インターネットと安価な生活費により、業務を効率的に行える。

タイのワーケーションビザを活用する際の注意点

ビザの要件を満たす:

収入証明や雇用証明などの書類を準備する必要があります。

インフラの確認:

滞在先のインターネット接続状況を事前に確認することが重要です。

健康保険の手配:

滞在中の健康保険をしっかりとカバーすることが必要です。

税務問題の理解:

長期滞在に伴う税務上の義務を理解し、必要な手続きを行うことが大切です。

これらのポイントを踏まえ、タイでのワーケーションビザは、多くのリモートワーカーやデジタルノマドにとって魅力的な選択肢となるでしょう。

タイのワーケーションビザに関する施行時期については、具体的な日時の発表が必要ですが、以下は現在の状況と一般的な見込みについての情報です。

現在の状況

タイ政府と観光庁は、観光業の回復と促進を目的として、リモートワーカーやデジタルノマドを対象としたワーケーションビザの導入を検討しています。パンデミックの影響を受けて、観光産業の多様化と持続可能な観光の実現を目指しています。

施行時期の見込み

政策発表の段階:

現在、タイ政府はワーケーションビザの詳細な条件や要件を最終調整中です。公式な発表は2024年の中頃から後半にかけて行われると予想されています。

試験導入:

施行前に試験的な導入やパイロットプログラムが行われる可能性があります。これは、システムや手続きの問題点を洗い出し、改善するためです。

正式導入:

試験導入が成功し、必要な調整が完了次第、正式なワーケーションビザが発行される予定です。これは2024年後半から2025年初頭にかけてとなる可能性があります。

要因と予測

施行時期にはいくつかの要因が影響を与えます:

パンデミックの影響:

新型コロナウイルスの感染状況やワクチン接種の進捗が影響します。観光業の再開とリモートワーカーの受け入れ準備が整うことが前提です。

インフラ整備:

インフラの整備が進行中であり、特に地方のインターネット接続環境の改善が重要です。

法的整備:

ビザ制度に関する法的整備と国際的な協定が調整される必要があります。


タイのワーケーションビザの施行は、現在進行中の政策とインフラの整備状況次第ですが、2024年後半から2025年初頭にかけての正式導入が見込まれます。詳細な情報や正確な施行日については、タイ政府や観光庁からの公式発表を待つ必要があります。最新情報を得るためには、タイの公式観光サイトや関連するニュースを定期的にチェックすることが推奨されます。

2024年2月11日日曜日

ロックなシーロー運転手のお兄さんの一言 とは

バンコクでは駐妻の愛車、シーローの数がどんどん減っているのか。

ドンムアン空港近くの大きな市場
ドンムアン空港近くの巨大な市場。本文に関係ない。

あのダイハツの軽トラックを改造したのが良いのに。厳密に言えば、軽トラックではなくて、ハイジェットだと思うけど。そもそも、タイには日本でいう軽自動車って無いと思う。

タイに来た頃は、アパートを探すときの不動産物件の宣伝文句にも、「シーローがよく通る」とか書いてあったけど、もう、そういう文言も時代に合わなくなってくるのかも。

結構名物シーローみたいなのがあって、なんか、ごっついスピーカーを載せていたりとか、ドラえもんのキーホルダーがたくさんぶら下がっていたりとか、思い思いのデコレーションが楽しい。

いつも利用していると、顔とか覚えてくれていて、行く先とかも、察知してくれたりする、そんなシーローだった。

代わりに登場したのがMuvMi ムーブミーだけど、まあ、綺麗だし、電気で音も少ないし、とても便利だ。シーローみたいにやたら上機嫌な運転手とか、逆に不機嫌な運転手もいないし。

それにアプリなので、ぼられることもない。さらに、行く先を告げて、タイ語が通じなくて困るということも、アプリで行く先を設定するので、無いのだ。

行く先を告げなくても良いし、料金もいくらか考えることもないし、綺麗だし、機嫌の悪い運転手もいないし、乗り心地も良い。

しかも、距離にもよるけど、下手したらシーローよりも全然安い。

確か、MuvMiムーブミーが登場する頃に、シーロー協会みたいな団体と話し合いがあり、シーローより安くしないという約束だったような気がするけど。。そんなの、タイで守られるわけないよな、とも思ったり。

あと、アプリっていうけど、トゥクトゥクのアプリがあったのをご存知だろうか。しかも、初回無料だった。あのアプリは、まだあるのかな?

これだと、もう、シーローの時代がどんどん終わるのも無理もない。

なんか、ロックバンドのボーカルみたいな顔したお兄さんを覚えていたのだが、この前、トンロー周辺を歩いていたら、バイクタクシーのオレンジのベストを着て、バイタク乗り場でぼーっとしていた。お兄さんも覚えていて、話をしたら、

「シーロー、マイダーイ。」

AIで生成したイメージ画像。実際のシーローとは形が違う。


やっぱりシーローは廃れて、バイタクに転身したとのことだった。

ムーブミーは歓迎なんだけど、かといってシーローが廃れるのもなあ、と、思う。

それに、そもそもファミリーでの駐在も激減しているので、需要そのものも減っている前提があることも、忘れてはならない。

ファミリー駐在が減り、その代わりに単身駐在や、さらに現地採用は増えているみたいな事を誰かが言っていたが、そうだとしたら、なおさらムーブミーの方が良いだろう。

ただ、個人的には、バンコクのトンロー、プロンポンの住宅街には、シーローが合っていると思う。理由はない。フィーリング。

結局、全部、コロナのせい。

2023年10月30日月曜日

意外とまともに育つ? 我儘し放題のタイの子供



まあこれが変な話、その我儘し放題のタイの子供って、結構まともに育っていると思う。もちろん、これも筆者がタイで見てきた7年間の自分調べではあるけど。

まず、タイの子供で、富裕層と、そうでない層に分けて考えてみる。

そもそも、富裕層も、そうでない層も、流石に高校生くらいになれば、落ち着かなくて床に寝転んでしまうとか、大音量を周囲に漏らしながらパブリックの場でスマホに見入るなんてことはないのだ。

それはもちろん、我儘し放題の我慢の利かない子供であったとしても、成長すれば、それなりに大人になる。当たり前だけど。

その上で、富裕層とそうでは無い層の子供を考えてみる。


富裕層

富裕層と言っても、とてつもなく富裕層と普通の富裕層に分けられると思うけど、そもそも、普通の富裕層と言っても、日本人から見たら、めっちゃ金持ちの部類に入る。通常、タイの普通の金持ちは、日本の金持ちの上の方よりも金持ちである。

大体、ビジネスをしていて、しかも会社がいくつかあり、親戚が勤めているという感じである。タイは基本的にファミリービジネス大国である。つまり、会社をいくつか、家族で経営しているのだ。

タイのファミリービジネスといえば、まず思いつくのはCPである。まあ、そんな、とてつもなく金持ちではなくても、大体富裕層はファミリー経営だ。

そのファミリー経営が故に、トラブルもあったりするのだけど、それはまた別途記事にできればと思う。

とりあえず、富裕層の我儘子供の行く末は、適当に大学を出て、自分の親が経営する会社に勤めることになるだろう。会社が無い親でも、適当にコネでどこかの会社に入るということになる。東南アジアあるあるだけど、タイはものすごいコネ社会である。まあそれは想像できるだろう。

というわけで、我儘だろうと、なんだろうと、到底日本では相手にされれないような子供でも、ティーンエイジャーになれば落ち着いて、その後親のコネでとにかく就職には困らないという行く末である。


富裕では無い層

これももちろん、筆者が7年間で見てきた人々についてであるので、タイの全ての人々を表すものではない。とても主観的なことではある。

まあとにかく、例えば、超我儘であっても、前述の通り、高校くらいになれば落ち着く。で、適当に働くことになる。

タイの若い人たちは結構、明るく働いていて、幸福感は高いと思う。

コロナでバンコク経済がボロボロになった時でも、若い人は田舎に帰って、田畑やフルーツ畑で働けるのだ。いつでも働ける。

贅沢も考えないし、日本みたいに不安を煽るような情報も少ないので、明るく楽しそうである。将来のことなんて、不安はあまりない。

この、将来の不安のなさは、ある意味タイ人の特技ではないだろうか?

関係ないかもしれないけど、例えば、貧乏でホームレスになっちゃったとしても、1年中暑いので、日本みたいに凍死することは無い。

少しでも田舎に行けば、例えば、空き地にバナナやココナツの木が生えている。マンゴーやタマリンドも誰のかわからないような広大な土地に生えているのだ。

バンコクでは店でバナナを売っているけど、田舎に行けば、バナナは誰かのうちに生えているのを貰って食べたりしている。バンコク郊外でも、バナナは特段、お金をもらうことなく人から人に行き渡ったりしているのだ。


将来への不安があんまり無い

もちろんこれは、筆者がそう思っているだけのことではある。ただ、7年間、タイの人々を見てきて、本当にそう思う。

安心か、不安かなんて、統計も見たことがないので何とも言えないけど、筆者の感覚だと、タイ人は、将来への不安が日本人に比べれば圧倒的に少なく、また、自己肯定感が日本人に比べると、とてつもなく高い。

つまり、幸せなのである。タイ人は、幸せだと思う。

それは、根底に、食糧への不安がないことからも来ているかと思う。

日本の28%に対して、タイの食料自給率はなんと156%!

タイ人の感覚の根底に、食べ物がなくなるという概念は無い。

タイ人の感覚の根底に、冬に備えるという概念は無い。

タイ人の感覚の根底に、食べ物を買うために働いてお金を得るという概念がないのではないだろうか?

つまり、タイ人の感覚の根底には、貧しくて死ぬという概念がないのかもしれない。将来を心配するとかいう感覚が、日本から見ると到底かけ離れている。

もちろん、タイ人も働かなければ、貧乏になり、貧乏になれば辛い。とはいえ、日本人みたいに将来が不安で鬱になるとか、そういう感覚は無さそうである。

実際に、時間があると昼寝するし、将来のことなんて、気にしていないと思う。自己肯定感や、幸福感は、日本人に比べれば格段上である。

富裕では無い層であったとしても、タイ人の幸福感は高いのだ。

2022年12月26日月曜日

まだまだ復活には遠いよ

ホアヒンはまだまだ寂しい
チャオレイシーフードのその先の通りは寂しい。店の明かりが虚しく灯っている。

チャオレイシーフードレストランのその先はあまり行かないのだけど、結構バーや店がある。ステーキ屋とか、結構、良い店がある。その先には、海に突き出したフィッシングピアという桟橋があり、通常はたくさんの屋台が出て賑わうらしいけど、全くそんな気配も無かった。

それでも半年前に行った時よりは人が多い気はするのだけど、これは完全復活にはまだまだという気がするわ。

それはホアヒンだけではなくて、多分、タイ全土がそうなのだろう。たとえば、バンコクにしても、だいぶ渋滞も出てきたし、欧米人中心に観光客と思われる人も沢山いるけど、まだまだ、コロナまえの雰囲気は取り戻していない。

一体、いつになったら、コロナまえの状況になるのだろうか。

ホアヒンの通りも、店はやっていても、お客さんが全然入っていなかったり、もう廃業したレストランもものすごく多い。

一度廃業すれば、たとえ今後観光客が増えてきたからといって、すぐに復活できるものでもない。

コロナにはだいぶやられたなあ、と思うばかり。