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2022年5月7日土曜日

海外で「ああ、それって日本人だけだよね〜」という幾つかの事

何が特殊か?これは海外にいてという前提から始まる。



  • 日本人は日本の会社で勤めている。
  • 日本人は決まった場所に住んでいる。
  • 日本人は現地の人とコミュニケーションを取らない。
  • 日本人の子供は海外に居ても、いずれ進むであろう日本の中学や高校の準備を海外でも優先している。
  • そもそも就活で企業が欲しがるグローバル人材って何?


もう気づいた方が良い。どれだけ日本人社会が特殊で歪んでいるのかを。ただ、最初に断っておくと自分も日本人なので、日本は大好きである。ただ、今までアメリカとタイにしか住んだことはないけど、日本人だけがかなり特殊であることが言えるのは間違いない。これは別に、アメリカにいるときにアメリカ人と日本人を比べて、あるいはタイにいる今、タイ人と日本人と比べて、、という訳ではない。アメリカにいた時に、アメリカにいたヨーロッパ人や日本以外のアジア人、今タイに居て、タイにいるヨーロッパ人や日本人以外のアジア人と比べて、日本人が特殊であるということを言っている。日本人というよりも、日本人社会といった方が適切だろうか。

スマリッジ

日本人は日本の会社で勤めている。

例えば、アメリカでも、タイでも、その場で出会った日本人は、日本の会社に勤めている場合が多い。日本の会社でなかったとしても、元々日本でその会社にいて、そして転勤してきたというケースになるかと思う。どういうことかといえば、例えば、タイにいる日本人は、大体日本企業のタイ法人に勤めている場合がほとんどである。元々日本でその会社にいて、タイに駐在してきたケースと、タイに来て、タイの現地で就職するケースに別れる。どちらのケースにしても、タイにいる日本人は、日系企業に勤めている場合がほとんどである。あとは留学生だろうか。


日本人が日系企業に勤めていることの、何が特殊なのか?

そう問われてみたら、確かに何もおかしいことは一つもない。別にいいじゃん。

日本人が、タイで日系企業に勤めているのは、自然なことである。しかし、考えてみよう。例えば、タイにいるアメリカ人がアメリカ企業で働いている人ばかりだろうか? タイにいるロシア人がロシア企業で働いている人ばかりだろうか? タイにいる中国人が中国系企業で働いている人ばかりだろうか?
もちろん、答えはノーである。では、アメリカ人もロシア人も中国人も、はたまた韓国人もタイには沢山移住者がいるが、何をしているのだろうか? それは、もう、様々である。インターナショナルスクールの教員、タイ企業のビジネスディベロップメント、あるいは現地で起業、などなど、多種多様過ぎて、例の上げようもない。

  • タイに居る日本人は、ほぼほぼ日系企業で働いている人ばかり。
  • タイに居るその他の外国人は、多種多様すぎる。


つまり、日本人だけが、特徴的と言える。


例えば、タイにあるグローバル企業に、たまたま就職して、日本と全く関連のない仕事をしている日本人は、なかなか居ないだろう。それに引き換え、タイにあるグローバル企業に、たまたま就職して、アメリカと全く関連のない仕事をしているアメリカ人は、きっと居るだろう。

つまり日本人だけが、いつまで経っても、どこに行っても、「日本」、「日本人」という呪縛から逃れられない生活を送っているのだ。

もちろん、日本企業がそもそも多いという背景もあるかもしれない。そうであったとしても、その企業のタイ法人に大挙して日本人駐在が来るというカルチャーが、既に特殊であるのだ。

これも前述のロジックで言えば、例えばMicrosoft Thailandに、アメリカ人が大挙して就業しているだろうか? もちろんNOである。きっとエキスパット数人で、あとは大多数がタイ人のグローバル人材で成り立っているのだろうと思う。つまり、日本企業は、どこに行っても日本人で成り立たせようとしているのだ。この時点で特殊になる。

もう、色々な意味で、色々なケースで、「そういうのは日本だけ」という事が多すぎるのだ。別に悪いことでもないと思う。しかしながら、あまりにも時代に乗り遅れてしまっているのである。もう日本の成長は実際に1990年代で止まり、そこから30年そのままなのだ。

今50歳の日本企業に勤める人の新卒初任給と、約30歳下の今まさに新卒の新卒初任給はほとんど同じである。

日本人の平均給与は、30年ほぼ変わっていない。400万円台である。ちなみに、OECDの資料では既に韓国にも抜かされている。


駐在を選ばずに海外に脱出せよ

別に、悪いとは思わない。日本人がそれで幸せならば。日本人がそう言う日本社会に満足ならば。ただ、やはり、活発でスマートで頭の良さそうな人は、どんどん海外に出てしまっているのが日本の現状である。
もう、駐在でもなんでもなく、どうにかして日本脱出したいという感じの人が増えているだろう。駐在とは、もはや、ドメスティックそのものであり、グローバルでもなんでもないということに、気づいちゃっている人が増えた。

しかも若い人ばかり。なぜなら税金は高くなる一方だし、頑張って収入が良くなると、色々な補助金や助成金も出ないし。未来志向の政治家が選挙に出ても、投票に行くのは爺さん婆さんばかりなので、むしろ改革をしない政治家の方が当選しやすい国になっているからである。爺さん婆さんにとっては、日本の未来なんかあまり興味なく、年金がいくらもらえるかとか、自分を優遇してくれれば良いと思っているだろうから、改革なんかいらない。若い人の税金が高くなったとしても、別に構わないだろう。

少し脱線したけど、では、このタイにおける、日本人だけが特徴的な社会を構築している事が、界隈にどんな影響を及ぼしてくるのだろうか?


駐在日本人は決まった場所に住んでいる

また繰り返しになるけど、悪いとは言っていない。むしろ良いかも。平和に暮らしたい人もいるし。決まった場所とは、トンロー、プロンポン、アソークエリアである。なぜそのエリアなのか、それは便利だからと言うこともあるが、隠れた理由としては、日本人学校のスクールバスエリアなのである。

スクールバスエリアに広がる日本人対応アパートメントが、どんどんと広がるようになってきた。街全体が、日本人フレンドリーになったのは、駐在員のおかげ。その結果、別に子供がいなくても、日本人の現地採用の人でも、独身の駐在の人でも、日本語などにフレンドリーな街の、日本語フレンドリーな物件に住むようになる。まあ、とにかく、日本人100%物件の誕生である。


不動産屋との関係

日本人向けの日本人による不動産仲介業者がタイには沢山ある。タイ人友人に聞くと、それらの日本人向け不動産仲介業者は、実はタイ現地の地元の不動産業者を通していると言うことも聞いた事があるが、定かではない。そうなると、マージン商売ということになるのだろうか。いずれにしても、日本人学校スクールバスゾーンのアパートの管理会社は、日本人向け不動産屋とのホットラインが無数にある。空室状況など、常にupdateしている関係が構築されている。いろいろ大人の事情もあると思う。

なぜコンドミニアムではなくてアパートなのか。

日本人向け不動産仲介御者が日本人に勧める物件というのは、実は限られている。例えば、同じように日本人学校スクールバスゾーンにある物件でも、なぜか紹介されない物件がある。実は、その紹介されない物件は、アパートではなく、コンドミニアムなのである。アパートは、管理会社が一棟まるまる管理しているので、事務手続きも非常にスムーズ。また、日本人が入居後に出てくる色々な問題も、一括管理してくれている。したがって、不動産仲介業者は、入居後のクレームを軽減できるのだ。一方でコンドミニアムは、その部屋のオーナーとの契約になる。その部屋のオーナーが例えば欧米人だったら、英語が必須になるし、そもそもタイ国内に居るとも限らず、連絡も大変だったりすることもある。タイ人オーナーだったりしても、タイ人は本当に色々な方がいるし、すごい金持ちでヒエラルキの上の方の人だと、クレームなんか受け付けない、なんて事態も起こりかねない。

要するに、コンドミニアムは日本人にとって面倒なのである。

オーナーとのコミュニケーションが英語というだけで、リアルなハードルと、精神的なハードルが立ちはだかる。

面倒臭い、そういうの、誰かにやってもらいたい。

というのが、日本人の本音になる。したがって、日本人入居率100%を誇る物件の隣に、日本人はほぼゼロで欧米人やインド人だらけのコンドミニアムが建っていたりするのだ。
ただ、もし、オーナーと直接やり取りをできる自信があるなら、不動産屋を介さずに、日本人もコンドミニアムを契約して借りたら良いのではないかと思う。
家賃も同じロケーションにも関わらず、コンドミニアムは安くなっている。安いというか、適正な価格になっている。なぜなら、日本人学校ゾーンのアパートは、日本企業が家賃を払うと知っているために、家賃を高く設定しているからである。隣同士で比べると、差が出てくる。コミュニケーションや契約等々の壁をクリアできるなら、日本人もコンドミニアムに住んだ方が良いかもしれない。とはいえ、結局会社が出すし。。。ということになり、みんなアパートを借りることになるのだ。
レジーナクリニック

勧めないコンドミニアムも、webの見栄えのために載せるのかな???

ではそんな日本人向け不動産仲介業者のリストには、コンドミニアムは載っていないかというと、実は載っている。ホームページで検索できるようになっているが、しっかりとコンドミニアムも載っているのだ。載っていても、顧客に勧めることはない。なぜ載っているのかといえば、データの充実のためだと思う。網羅してます。。みたいなことを言いたいのかもしれない。

スクールバスエリアのアパートが値段を下げない理由

その他の外国人はまず住まない。理由は高いから。そしてそもそも、空きがない。スクールバスエリアに建っているアパートは、つまり、日本人駐在員が住むだろうという予測のもとに成り立っている。日本人駐在員の場合は、家賃補助が会社から支給されているため、駐在員にとっては値引きする必要もない。したがって、アパート側も、家賃を下げる必要もない。そうなると、日本人学校スクールバスエリアには、日本人以外の諸外国人は住まなくなる。そしてますます、日本人だけのコミュニティが形成されるのだ。日本人向けの店や、サービスもこのエリアに集中するのだ。ますます日本人率が濃くなる相乗効果になっている。

ただ、独身の駐在では無く現地採用と呼ばれる人たちは、別にスクールバスエリアに住む必要もないので結構あちこちに散らばっている。最近はコロナ禍で日本人ファミリー駐在が減ったのか、最近、もろ日本人エリアのど真ん中のアパートにも空きができて、便利さを求める外国人がポツポツ住み始めたという事例も無くはない。さらにコロナ禍で日本人駐在員、特に家族帯同の駐在員が減ったのか、日本人学校スクールバスゾーンのアパートにも空室が目立つようになってきた。今後、アパート側が家賃を下げて空室を埋めようとするのか、それともコロナが終わるまでキープするのか? そのせめぎ合いになっていると思う。

ちょっと長くなっちゃったので、下記は次回以降に投稿します。

  • 日本人は現地の人とコミュニケーションを取らない。
  • 日本人の子供は海外に居ても、いずれ進むであろう日本の中学や高校の準備を海外でも優先している。
  • そもそも就活で企業が欲しがるグローバル人材って何?

2022年3月18日金曜日

日本人だけが全く違う理由

最近そういう人もだいぶ減ったとは思うけど、それでもなお、日本人の多くは無意識に所属している企業に自己のアイデンティティを求めている。

確かにだいぶ減ってはきた。ただ、まだまだマジョリティといえば、所属企業あっての自分ということろをどこかしら持っているのだ。

例えば、アメリカにいた時に、出会ったアメリカ人が自分のことを人に紹介するときに、「2人の子供の父親であり、夫であり、根っからのニューヨーカーで、ジャズを愛している。メッツファン。」などなどと説明する人が多かった。

しかしながら多分日本人はもし自分のことを紹介する時に、「夫である」とか、「父親である」とか言うだろうか? まあ、言わない。

その代わりに、なんと言うかといえば、「東芝の鈴木です」とか、「伊藤忠の高橋です。」とか、そう言う会社名を冠につけたりすることが多いと思う。

良いとか悪いとかではなく、事実である。自分の存在に、努めている会社というのが大きく関わっている。これが日本人なのである。

日本人がそういう人々であるということを前提にすると、海外にいる日本人がほぼほぼ遅かれ早かれ全員が日本に帰る民族であるということが納得できる。

なぜなら所属企業の駐在で海外に来ているからである。もちろん、タイはそれでも自分の意志できて、現地採用によって働いているという人も多いは多い。ただ、もうマジョリティは駐在である。駐在ということは、いずれ海外勤務は解けて、日本に帰るということになるのだ。だから、海外にいる日本人は会社単位で動く。友人関係も、会社単位。

アメリカにいた時も、タイにいる今も、出会う日本人はみんな日本ありきだ。

U-NEXT

1外国から来たその他大勢の人になれない日本人

その点、例えば、日本以外の海外から来ている人は、日本人とは全く違う。それぞれ理由があって来ているのだけど、会社が行けと言ったから来ているなんていう人にはお目にかかったことがない。

日本もアメリカから見れば、1つの海外の国である。アメリカにはもちろん、いろいろな国から来た人が集まっている。ただ、日本人以外は、みんなアメリカに永住しようと思って来ている。永住まで考えていなくても、たまたま好きで、自分の意思で好き好んで来ているのだ。

例えばアメリカに居た時に、周りの韓国人がそうだった。会社が行けと言ったから来た、なんていう韓国人は、アメリカにはほぼ居なかった。

では、みんなどうしていたかといえば、例えば、アカデミアで職を探したり。大学の先生をやっていたり。キムチ工場を経営している人もいた。ネイルサロンはすごく巨大な組織で、随所で韓国人が働いていた。

とにかく、アメリカにた時の周囲の韓国人は、自分自身の選択としてアメリカに来て、そしてアメリカで死ぬまで生きていくという覚悟がある。覚悟というか、ただ韓国に帰りたくないだけなのか、それはわからないけど、とにかく、日本人がアメリカに来ている理由と全然違うのである。

それは韓国人だけではなくて、他の国からアメリカに来ている人は、だいたい自分の意志で勝手に来て、どうにかしてアメリカで生きていきたい、、という人がほとんどだった。日本人だけは、だいたい3年か5年くらい経つと日本に帰国するのだ。ほぼ全員が。


まず日本人であること。次に会社名。自分のことはそれが全て

逆にいえば、日本にいる外国人も、自分の意志で勝手に日本に来て、好きで日本で暮らしているのだと思う。

例えば、日本に居るアメリカ人が、「会社の転勤で日本に来た」という人なんて、居ない。少なくとも僕の周りにはいなかった。

もちろん、全くゼロではなかったけど。例えば、企業のエキスパットみたいな人は、会社から送られて来て日本に居ただろうけど、ごく少数である。

実際、もう15年くらい前の話だけど、日本で某医療機器フォーチュンNo.1の日本法人社長がアメリカから赴任してきて、色々と交流したけど、しかもその奥さんが僕と同じ会社に採用されたりして、それは面白かったけど、もちろん2人はアメリカに帰って行った。少数派の1例である。そんな人も、居なくはないけど、ほとんどの人が、自分の意志で海外にいるのだ。

日本人だけが、会社の事例で海外にいる人が多いのだ。最近は日本人でも自分の意志で海外にいる人が多くなったとは言え、それでも会社がありきなのだ。

人生、会社ありきなのだ。例えば、辞令で帰国しなければならなくなったとしても、別に残りたければ、その会社を辞めて、アメリカに残れば良い。

という、理屈になるけど、それをする日本人はほぼほぼ居ない。日本人は、海外で、日本人ということを全面に出しながら生活する。1外国人という立ち位置ではなくて、もう、「日本人」ということをまず冠につけたがる。

日本人ということをまず冠につけることによって、自分自身の個性をそこまで出さなくてもよくなるとでも思っているのだろうか?

語るほどの、見せるほどの個性もないから、その代わりに「日本人」と言っておけば、とりあえずその場は凌げるみたいな考えがきっと蔓延っているのだろう。

まず、日本人。

次に、会社。

このアインデンティティが日本人のマジョリティである。

会社ありきでただ海外に来ているだけである状態の日本人ほど、結構言うことだけは立派だったりするから、面白い。

ただ単に会社の駐在で送られて来ただけなのに、まるで自ら開拓してその地に移り住んだのだ!みたいな武勇伝にトランスフォームしちゃうアホが多すぎて、笑える。

実際は、会社が斡旋した家に住んで、会社が雇ったドライバーがいて車があって、東南アジアならメイドさんもいたりして、子供の学校の費用は会社持ち。。。のような状態であるのだ。

他の国から買って来ている人、あるいは同じ日本人でも、自分で勝手に来ている人とは全然違うのである。

ただ、1つの会社で、1つの海外の国に何十人も送るみたいなのは、多分日本だけかもしれない。中小企業では、例えば1人駐在なんかもあるけど。そろそろ、そういうなんというか、海外駐在みたいなのは昭和の香りがぷんぷんする文化なのでやめた方が良いのではないだろうか。1人駐在員がいれば、あとは現地の人を採用すべきだと思う。

2021年12月18日土曜日

独特としか思えないタイの日本人社会

海辺のテーブル
https://flic.kr/p/QR3oZM
なんだか最近、ブログの表紙の写真が、小さくなってしまっています。原因不明です。不明というか、究明をしていません。めんどくさくて笑

なので、このままで行きます。

後々、勝手に治らなければ、テンプレート変えようかなとも思っています。


タイにある日本

タイに住んでいる日本人は6万人とも7万人とも言われています。ほとんどが、駐在や現地採用という、日系の企業に勤めている人たちです。グローバルカンパニーに勤めていて、たまたまタイに辞令が出たという人も中には居ますが、ものすごく少数です。あと、起業した方はそれよりは少し多いです。それとリタイアしているロングステイの人々です。

駐在にしろ、現地採用にしろ、圧倒的マジョリティの日系企業関連の人々は、バンコクまたはシーラチャに固まっています。

日本人コミュニティには、日本語で全て暮らしていけるような社会が出来上がっています。衣食住全てです。

ですので、何をするにも、まず大前提に「日本人」というステイタスが前提にあります。これはタイ独特かもしれません。

例えば、バンコクよりも日本人が多いロスアンゼルスであれば、何も日本人という前提があったとしても、現地の人はただ「それで?」としかなりません。もちろん、現地で日本人向けのサービスを展開しているビジネスもたくさんありますが、バンコクみたいに日本語で全て完結するということではないかと思います。

それだけ、タイの中の日本というのは、独特です。病院も、スーパーマーケットも、不動産も、旅行に行くのも、食事に行くのも全て日本語で完結できる仕組みが、タイにはあるのです。欧米人とも違うし、タイ在住の外国人は、「日本人」と、「日本以外の外国人」というように分けても良いかもしれません。

さて、この、タイにおける日本人社会で何が起きているでしょうか?

僕はいつも、斜めから見ています。もしかして嫌なヤツ? かもしれません。笑

これは僕の経歴に理由があるかと思います。新卒で入社した会社を10年で辞めて、勝手にアメリカに行きました。会社とかではなく、自分で勝手に手続きして、勝手に行ったのです。そこでは州立大学に入学しました。それも、交換留学制度とかではなく、勝手に手続きました。

帰国後日本では、外国人比率が80%を超える環境の会社で仕事をしておりました。日本ですけど、外国人の方が多い組織でずっと仕事をしました。10年くらいやって、社長も経験しました。部下もオーナーもみんな外国人でした。アメリカ人を面接で何人も落としたりしました。

バンコクに来たのも、駐在でもなく、現地採用でもありません。アメリカ人がバンコクに作った会社の立ち上げとして来たのです。ですので、何から何まで、アメリカ人向けのサービスを経験しても、日本人向けのサービスはバンコクであまり経験しておりません。

何が言いたいかといえば、僕はタイに住む日本人ですけど、感覚は、タイに住む欧米人です。自慢でもなんでもありません。むしろ、駐在の日本人の方が羨ましく思います。なぜなら、バンコクで、日本人向けサービスほど至れり尽くせりの環境は無いからです。

例えば、家賃です、それに子供の学費です。僕は、会社からもちろん、一切の補助なんか出ません。自分で稼いでいるので、そもそも、自分のお金を使わなければなりません。

そのためにか、どうかわかりませんが、非常にシビヤな目で物事を観察しなければならなくなりました。

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駐在でも無いのに。。

バンコク初めて来た時には、右も左もわからず、サポートしてくれる人も居ないので、とりあえず、検索したら日系の不動産屋さんが出てきて、その会社のおせわになりました。最初の住まいは、トンローで、7万バーツの家賃でした。周りが日本人ばかりなので、多分、こんなもんなんだろうと、思っていました。

それが、間違いのもとでした。すっかりと、資金が減っていきました。

後々、多くの日本人の駐在で家族で来ている人は、会社から家賃の補助がほぼ全額出ているということを知りました。「マジか」と思いました。僕みたいに自腹で7万バーツの家賃払っている人、居ないよな。と、感じるよいうになり、契約満了で引っ越しました。

アヤさんサービスを利用していて、辞めてもらうときに退職金なるものを請求されました。訳のわからない制度だと思いました。なんじゃそりゃ? なんでメイドサービスに退職金払わないといけないのか? 意味不明でした。 

多分ですけど、昔々、日本の大手企業がタイ市場を開拓し始めた頃に来た駐在員は、会社の中でも偉い人で、そういう人にメイドがついて、さらにさらに、いつのまにか普通の平社員の日本人向けにも、アヤさんが良いビジネスとなって定着したのかと思います。

駐在員も、特段スキルも高い人ではありません。英語もできない人もたくさんいますし、タイ語ももっと難しいです。要するに、普通のサラリーマンが、タイに来たという感じの人が多いです。日本人の平均年収は、400万円くらいらしいですけど、まあ、普通にそこそこの会社に勤めていて、30歳代とかなら、500万円から700万円がアベレージかと思います。駐在すると、聞くところによると、諸々込み込みで倍くらいにはなるらしく、突然、1000万円以上の収入になり、さらに家賃も子供の学費もタダ、ドライバー付きの車、メイドさん。。みたいな慣れない生活にはしゃいでしまって、多分、最初にお金持ちになっちゃったと勘違いした誰かがアヤさんに退職金を払ったのかと思います。

僕はその辺りを斜めに見ていて、そもそも、メイドさん必要? と思っていたのです。とはいえ、なんか家事とかやってくれるなら奥さんも楽だし、タイではみんな使っているのなら、ちょっと利用してみようか。。と思って、アヤさんサービスを利用しました。そのアヤさんは中年のおばさん。すごく良い人でしたが、タイ人あるあるで、子供にハグしたりします。それだけならまだ良いですが。。。

出禁になったというアヤさん

ある日、そのアヤさんに相談されました。実は、ウチは週に3回、午前中だけ来てもらっていたのですが、別の時間に、別の日本人のご家庭に行っていて、そのご家庭での出来事についてです。実は、そのご家庭には赤ちゃんがいまして、目が離せない状況で、それもあって、そのご家庭ではアヤさんを頼んでいたのかと思います。ある日、そのアヤさんが、そのご家庭の奥さんにものすごく怒られて、もう2度と行けない状況、つまり出入り禁止状態になったとのことでした。

何をしたの?と、聞いたら、子供にキスをしたらしいです。

まあ、赤ちゃんの面倒も見てるし、あれかなあ、、、と思いながらも、でも日本人ならしないよなあ。。。とか、色々考えながら、よくよく聞いたら、チークキスみたいなハグの延長ではなく、口にしたらしいです。

ドヒャー! と、思いました。僕の奥さんは、そもそも実のおばあちゃんにさえ、そんなことをさせません。バイキンとか入るし。

それでどうなったの?

と、聞いたら、奥さんにその現場たまたま目撃されたらしく、突然、その奥さんが逆上した後に延々と泣き始めたということでした。

ただただ奥さんが泣いているだけで、そのアヤさんは意味がわからずにいましたが、とりあえず、そこのご家庭にはもう行けないということは悟ったそうです。

。。。

朧げながら、真価に気づき始める

そうこうしているうちに、僕もだんだんバンコクのことがわかるようになり、仲の良いタイ人友人もできて、色々とアドバイスをもらえるようになり、とにかく、その、バンコクの日本人が密集している地域を脱出しました。その時にアヤさんも解約しました。ちょうどコロナ禍ですし、コロナで財政状況が悪くなったので、という理由をつけました。払いたく無いけど、退職金なるものも支払いしました。

そして、日本人のほぼいない郊外に引っ越しました。

奥さんは、実はアヤさんが居なくなって、スッキリしていると言っています。調子に乗ってアヤさんを利用したものの、途中からなんかやだなーと思っていたらしいです。というのも、子供がインフルエンザを移されたりしたことが、2回くらいあったからです。それに、だんだん慣れてくると、タイ人あるあるですけど、ものすごく手抜きになるのです。僕も奥さんも、怒ったりしないので、これもタイ人あるあるで、大人でも、怒られないと仕事も手抜きになるのです。逆にいうと、怒ると仕事します。笑 

まあ、ですけど、相手も大人ですし、いちいち怒るのも、、、という思いで、そのままでした。そうこうしているうちに、全く仕事しなくなり、LINEでいつも誰かと喋りながら、適当に掃除していた感じです。

細かい話、ダイニングのテーブルも、トイレの床も同じ布巾で掃除したりしているので、それも、最初の頃は注意して、別に分けてもらっていましたが(当たり前ですが)、だんだん慣れてきて、こちらからも何も言われないし、怒られないということがわかると、すぐになーなーになります。

そのうちに、奥さんは、それがストレスになり、怒るのも嫌だし、お金払ってストレスなんて、本末転倒だと思い始めました。さらに、そもそも、僕らは、そんなメイドを雇うなんていう身分だろうか? という、素朴な疑問も持ち始めました。

タイに来て、200平米のコンドに住んで、ちょっと浮き足立っていたこともあるのです。たまたま最初に住んだ今度は、築年数は古く、その代わり、広々としていました。そのうちにコロナになり、実際に僕の商売も打撃を受け始めていたし、それもあって、思い切り郊外に引っ越したのです。

引っ越した先は、全く日本人の居ない(実際少しは居る)、そしてどちらか言えば、欧米人の多い地域です。欧米人が多いというのは、特別ではなく、バンコクでは、中心から少し離れた、家賃の安い地域には、欧米人が多いです。

そして、広さもそこそこの(ていうか広くない。狭くは無いけど。)物件に、今までの家賃の半分以下で借りることにしたのです。

住めば住むほど地に足がついている感じがします。

日本人学校に行っている子たちは、バスのエリアから離れているので、そもそも郊外に住むのは難しいです。さらに、日系企業のお父さんは、朝、子供を日本人学校に連れて行くのも、仕事があって難しいです。そういうこともあって、スクンビットエリアに固まっています。

ところが、幸いというかなんというか、僕は駐在では無いし、子供は日本人学校では無いので、朝は僕が送り迎えできるので、そういうこともあり、引っ越しができました。

ただ、ここでよく考えてみました。

これって、タイに家族で移住して来ている、日本以外の人々にとっては、当たり前のことなのです。自分たちで好きなところに住んで、自分でどうにかするって、当たり前です。

そういうこともあり、タイの日本人コミュニティは、独特な進化を遂げるのです。これからも多分そうです。

2021年10月5日火曜日

タイ生活を楽しみに期待して来たら、こうなった。

by Norman Peagam
by Norman Peagam

◼️タイには、期待しているものは、何も無かった


結論言いますね。

タイに来るなら、期待して来ない方が、良いです。

何も、やけっぱちになっているわけではありませんし、開き直っているわけでも、悟りを開いたわけでも何でもありません。

期待して来ない方が、ゆくゆく幸せになります。

ポジティブな意味で、タイに来る時には、期待して来ない方が良いと思っています。それはこれから説明します。



◼️当初は、日本人を頼ってしまった。頼りすぎた。

「うまい寿司屋ありますよ。」
「大丈夫ですよ、なんでも揃ってますよ。」
「あそこに行けば、***が出来ますよ。」
「あの辺には、***が売っていますよ。」

僕がタイに初めてきたとき、タイの現地法人の日本人社長に言われたことです。僕は駐在ではないし、現地採用でもありません。

なんというか、説明しにくいのですが、日本でやっていたビジネスをタイにも広げたという感じです。それは仲間と一緒にです。

したがって、僕よりも先に、タイで先にリーガルエンティティを作っていた日本人たちが、居るにはいましたが、ほぼ何も揃っていない状態で、僕はタイに来ました。

従いまして、全部自分でやるしかなかったのです

とはいえ、先にタイに来ている日本人が居るわけですから、その人たちを頼ることになるし、色々と聞くことになります。

その時点ですでに大きな間違いをしておりました。

海外に赴任するということは、てっきり、先に来ている日本人が色々と面倒を見てくれるものかと思っていました。

ですので、ほとんど何の情報も仕入れずにタイに来てしまったのです。今思えば、あの時は馬鹿だったなあ、、、と、思うことの連続をしでかしていました。

◼️「タイには日本人に必要なものがなんでもある」は、ウソ。

よくタイになれている日本人は、新しくタイに来る日本人に言います。
「生活はしやすいですよ。日本のものはなんでもありますし、食事にも困らないです。」

これは嘘です。

厳密に言えば、確かに、あるにはありますが、日本と同じは言い過ぎなのです。確かに、レストランにしても、何件かは日本と遜色ないようなクオリティの店もあります。ただ、高いお金を出せばの話です。

それか、または、もしかしたら、自分のハードルが高すぎたのかもしれません。なぜなら、先に来ている日本人から、「必要なものは何でもある」と聞いていたので、日本と同じようなことを期待していたのかもしれません。

◼️ポイントは、タイに来る前から、それを聞いてしまった事が、不幸でした。

なぜなら、全くタイを知らないままで、その予備知識だけでタイに来てしまったからです。

そっか、タイには、日本と同様な生活ができるんだ。

そう思って、タイに来たことを、今となっては強く覚えています。


先に来ていた日本人が僕に言いたかったのは、意訳すると、
「海外にしては、日本のものが何でもある」
という意味かと思います。ただ、今思えばです。

その頃、最初から「タイにしては、だよ!」と、聞いていれば、ハードルは最初から下がっていたのかもしれません。

結果的に、最初にタイに来た時の、自分のタイに対するハードルが高かったので、来た当初からの生活は全てにおいてストレスの連続でした。

  • シャワーのお湯は出ない
  • 日本人は助けてくれそうで、助けてくれない
  • エアコンが見たことも無いような大型の機械で、音がうるさくて寝れない
  • バイクタクシーに怖くて乗れず、タイ語もわからず、長距離を歩いて帰宅
  • デリバリーの仕方もわからず、コンビニから、重たい水を持って歩いて帰宅
  • 会社の人に騙されて、家賃補助が出ると聞いていたが、出ないことが、引っ越してから判明
  • 調子に乗って、8万バーツ以上するトンローのアパートを借りて、金欠に
  • 部屋に蟻の行列が出て、奥さんが失神しそうになる
  • 19階なのに、部屋の中にちんちょ(ヤモリ)が出て、奥さんが失神
  • 何もかもうまくいかない

こんな毎日で、1年くらいした時には、ストレスマックスになっていました。しかもその頃、コロナ前ではありましたが、会社の業績も悪化し、完全歩合制みたいな種類の仕事をしている、僕の成績も悪化の一途をたどり、地獄のようでした。

思えばあの頃は、奥さんとは喧嘩ばかりになり、、、。

そんな中、何とかやって来れたのは、タイ人に助けられたからかと思っています。

アパートには管理オフィスがあり、そこにはタイ人の方が働いていました。住人は100%日本人でしたが、誰1人としてそのタイ人の方と話したりする人はいませんでした。挨拶さえしない人がほとんどだったのです。

僕はアメリカに住んでいた事があり、そのころは現地のアメリカ人に助けられた経験があります。僕にとっては、現地の人に話すというのは、当たり前のことです。

僕は、オフィスのタイ人には覚え始めたタイ語で積極的に話しかけました。

別に何かを助けて欲しいとか思っていたわけでもなく、僕にとっては当然の行動でした。

そうこうしているうちに、そのタイ人の方、おねえさん、おじさん、年配のおじさん、若い男の人という構成でしたが、僕と、僕の家族にとても良くしてくれるようになりました。

そこから、そのタイ人から、色々と情報を得られるようになり、便利な生活も送れるように変わってきたのです。

タイ人のオフィスの方達は、本当に親身になって、僕の困ったことを聞いてくれて、助けてくれました。

本当にお世話になったと思っていて、感謝しています。

そのアパートの他の日本人たちは、100%普通の企業の駐在なので、生活に関する情報は、多分会社からいくらでも得る事ができていたでしょうし、お手伝いさんも、ドライバーもいる人ばかりでした。

僕は少し違いました。

アメリカ人が日本で作った会社の関連会社をタイに作り、そこで働いていると言った感じで、仕事も、会社の雰囲気も限りなく外資なのですが、厳密に言えば日本で作った会社なので、日本の会社となります。

少し、複雑でした。

◼️日本企業でもなければ、駐在でもなければ、現地採用でもない。

仕事内容も、一応、従業員ではありますが、ほぼ全員が個人事業主のようなスタイルで、一人一人がお金を稼いて、稼げないと続かなくなるというような仕組みだったのです。

ですのでタイに来てからも、仕事の大変さは変わらず、しかもストレスマックスで、業績にも影響して行ったのです。

誰かが、「美味しい」と言っていた日本食の店に行っても、僕にとっては違和感がありました。なぜなら、無意識にハードルが日本と同じになっていたからかと思います。そりゃ、日本に比べれば、劣るのです。

なんか、全部、嘘だな。


と、思って、本当に、タイの1年目、あるいは2年目くらいまでは、僕の中で黒歴史でした。

タイのことが、正直どんどん嫌いになって来たのでした。

その後、ビジネスには波があり、良い時もあれば良く無い時もあるみたいなことを繰り返しました。

メンタルもどん底に陥りそうになりましたが、救いは、奥さんと子供がタイで楽しそうにしていることでした。

ああ、奥さんと子供はハッピーみたいだな。。。だったら、僕ももう少しタイで踏ん張ろうと思ったのです。

それから今までに数回引っ越しをして、今住んでいる物件は、タイに来てから4軒目です。そして、家賃は最初の物件の半分以下です。

さぞかしボロい物件に引っ越したのかと思うかもしれませんが、実はそうでもありません。

きれいだし、駅には近いし、プールもジムもついているアパートです。しかも、最初に住んでいた物件は、築25年以上の建物でしたが、今住んでいる物件は、7、8年で比較的きれいで新しいです。

最初の、べらぼうに高い物件よりも新しくて、便利です。

実は、日本人の多く住む中心地から、だいぶ離れたところに引っ越したのです。

今住んでいるアパートには、日本人は居ません。周囲にも、美味しい日本料理の店は、ありません。もちろん、通りでは日本人は見かけません。

別に、日本人を避けてここまで来たわけではありません。

結果的に、そうなったのです。

美味しい日本食レストランは遠くなりましたが、それでも、幸せです。

タイのストリート料理がたくさんある通りが近くにあります。タイに来た頃は、無理でしたが、今では屋台で食べたりすることに全く抵抗がなくなりました

最初の頃は外食して日本料理レストランで、ランチでも安くて300バーツで、色々と注文すると500バーツくらいになり、それを毎回毎回払っていましたが、今屋台でカオマンガイやクイッティアオなどのタイ料理を食べれば、40バーツです。7分の1です。信じられません。

◼️家賃は半分で、食費はもう、半分以下です。


さらに、たまに用事があって、中心地の方に行った時に、せっかくだからということで、以前にたまに行っていた、その頃の自分にとっては、「まあまあだな」と思っていた日本食レストランにいくことがあります。

その時は、まあまあでしたが、今では神です。

日本食がとてもありがたく、とても美味しく感じるのです!!!

「ああ、バンコクでこんなに美味しい日本食が食べられるなんて、幸せだ!」
と、感じる事ができるようになりました。

そして、色々と情報を得たし、タイ語もできるようになったので、旅行も、日本人が行かないような、安くて面白くて安全な場所とかに行けるようになりました。

自分のような、駐在でもなく現地採用でもなく、個人事業主の延長みたいな仕事なので、ほぼほぼ自分だけを頼りにやってきたのです。

その、自分だけが頼りというスタンスが、ここまで成長できたのかと思っております。

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中国人民元

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◼️タイに来る時には、ハードルは下げた方が良いです。


バンコクなら、できる事なら、中心地から少し離れた郊外に引っ越した方が良いです。

とはいえ、最初はどうしても、日本人の多い中心地に住むということは、仕方がないかと思います。

2年くらいして、タイに慣れてきたら、絶対に日本人の少ない郊外がおすすめです。

色々と心配なことはあるかと思います。例えば病院とか。でも、それも全部体当たりでやっていくしかないのです。体当たりで、自分で覚えていくしかありません。

そのほうが、実りあるタイでの暮らしになるかと思います。


2021年10月4日月曜日

【駐在】メンタルの爆落ちを防ぎたい

メンタル爆落ちの駐在員、駐在妻が頻出


タイでの駐在中は、メンタルヘルスに気を使うことは、とても重要です。たくさんの人が駐在中にメンタルバランスを崩し、本人も気づかないうちに鬱状態や適応障害を発症する事があります。

気をつけなければなりません。

時が緩やかに流れている、このタイで暮らしているにも関わらず、メンタル爆落ちの日本人が続出しております。この現象はもう、在タイ日本人の間では、ずっと昔から続いていることで、当然、コロナなんか関係なく、数年前からあることです。

当然のことながら、このコロナの20ヶ月以上においては、普段メンタルに関してそれほど心配の無かったような人々までが、鬱状態や適応障害に陥っているケースが頻発しております。

これは日本人に限ったことではなく、欧米から移住している人々には一定数あることと聞いております。

ときには、不幸な事件も起こったりします。

よくあるのは、地上から吹き抜けになっているショッピングモールとか、あるいはコンドミニアムやアパートの高層階などなどです。

リゾート地のショッピングモールでの事件で多いのは、タイに移り住んでいる欧米人によるものです。

タイに移住している欧米人は、様々な人たちがいますので、一概に鬱状態とも言えないかもしれません。

日本人に関しては、つい先月、エカマイソイ12でも、日本人の不幸な事件がございました。この記事では詳しくは触れないことにしますので、ググってみてください。

また、3年くらい前には、子育て中の母親が。。。。

この事件は、大きくは、報道されませんでしたが、日本人なら誰でも知っています。当然、当時の在タイ日本人にとってはあまりにも衝撃でした。

原因は、その人本人にしかわかりません。

推測しても、全く無駄なことです。

ただ、こちらのローカルの新聞では、推測の段階でのことを、まるで断定したかのような論調で流したりしています。その時の、ローカルの新聞の記事は、覚えています。

その記事はさておき、今まで見聞きしてきた日本人の実態を総合すると、こんな感じになるのかなあと思います。


駐在妻の場合

  • 夫の帰宅が毎日深夜から明け方で、全く会話がない。
    • これは、タイあるあるです。今はコロナで夜間外出禁止ですし、店でお酒も出せないので起こり得ませんが、コロナ前は、バンコクで日本人駐在員といえば、夜はもう帰ってこないと言う人はザラです。
    • バンコクはご承知の通り、夜はいくらでも遊ぶところがありますので、また、駐在中は、ついつい日本とは違ったカルチャーなので、ハメを外してしまう人々もたくさん居ます。
    • 例えば、日本本国から出張で上司などがくると、空港に迎えに行って、そのまま休日ものゴルフも平日のランチも夜も、ずっとつきっきりでアテンドしなければならなかったりします。
    • 奥さんにとっては、家でただ子育てをしているだけで、ご主人と全く話す機会がなかったりします。
    • 海外では本当に孤独感が増してきたりするのです。
  • 夫はバンコクを拠点に、ASEANをフル出張なので、物理的に家に居ない。
    • 実際問題、家にご主人がいないケースです。ベトナムやインドネシアの拠点として、タイのバンコクに赴任しているようなケースもあります。月曜日から金曜日まで、フル出張で、アセアン近隣諸国を行ったり来たりしている人がいます。
    • 奥さんは、バンコクに子供と残されて、ほぼ母子家庭です。これではメンタルもきついですよね。
  • 本人は、タイ語も英語も喋れ無いので、話す人がいない。
    • 何度か言っていますが、タイ語も英語もできない人は、そもそも話し相手がいないし、とても辛い状況に置かれます。
    • タイ語、英語ができたとしても、子育てもあるし、そんなに行動を共にできるような人がいるわけではありません。相談する人も居ません。
  • 日本人の知り合いには、あまりシリアスな困り事とかを相談できない。
    • 日本人がいるだろう、と、思うかもしれませんが、これは日本人の良く無いところでもあるのですが、日本人同士って、結構相談が苦手です。自分が本当に困っていると言うことは、なかなか言えない人が多いです。
  • 2人の子育てが忙しく、子供に熱が出ても、一方の子を置いて病院に行けない。
    • まだ子供が小さくてしかも2人とかいると、実際問題として大変です。ほぼ全ての子供が風邪をひきますので、熱なんか出たときには、病院に行くことだけでも大変なことになります。その状態で、若いお母さん1人でハンドリンしなければならないのは、本当に大変なことです。そんな状況にも関わらず、旦那さんが外で飲んで歩いたりしていると、もはや、夫婦関係はとてもシリアスな問題に発展したりします。


夫(駐在本人)の場合

  • 現地法人の中身は日本本社よりもドメスティック。
    • 海外現地法人への赴任って、聞こえは良いです。まるでグローバルな環境で仕事をしているビジネスマンになっちゃったみたいに思うかもしれません。実際は、海外現地法人では、何も決められない会社が結構多いです。一個一個、日本の本社に報告して、何かを決定するときには、会議をしなければならないという雰囲気が多いのです。そうなると現地法人の社長という日本人が、いちいち日本本社にお伺いを立てながら物事を進める形になり、グローバルでもなんでもありません。さらに、その現地法人の社長以下の従業員にとっては、本当にただの頭数を揃えた人たちみたいな位置付けになっちゃったりしていることが多いです。最も重要な仕事は、本社から来る人を空港に迎えに行き、ランチも夜もアテンドして、休日にゴルフに行くことだったりします。逆に日本に居る時の方が、自由だったりします。なぜなら、流石に休日の強制アテンドなんか、日本では無いからです。タイでは、日本から来る側にとっては、「せっかく来たから」みたいな理由で、なんでもありみたいになっちゃうのです。これが、日本に居るよりもドメスティックな環境が、海外にあるという理由です。
  • ゴルフ、飲み会は強制的に参加。
    • 日本に居るときには、結構自由参加でも許されたりしましたが、これがタイにいると、そうでもありません。何かこう、非日常的な毎日を送っている感がみんなの中に、漠然とあって、「せっかくタイにいるんだから、行こうよ!」みたいな上司の呼びかけに、半ば強制的に参加することになるのです。
    • とは言え、本当に参加したくなければ、不参加でもいいっちゃいいのですが、これが他に、特段重要な役目もあるわけでもなく、駐在員の存在意義といえば、美味しい店や楽しい店を案内できることくらいになってしまっていることもあったりします。この、なんというか、使えない人、要らない人みたいなレッテルを貼られたくない一心で、日本から来た偉い人をアテンドしたりする悲しい駐在員も存在します。
  • 関係ない部署の人のアテンドまでしなければならない。
    • 存在意義が、アテンドになっっちゃっている人は、その存在意義の幅を広げるために、関係ない部署の人のアテンドにまで進んで協力したりするのです。「彼はよく知っている。彼が居ないと、始まらないな。」みたいなポジションになって嬉しくなっちゃっている駐在員です。これは悲しいことです。身体も持ちません。
  • 辞令でタイに来たが、そもそも英語もできない。
    • そもそも、海外志向でもなんでもなかった人が沢山タイで駐在しています。そもそも希望もしていないし、特に英語ができるわけではないという人です。こういう人は、タイでどんどんストレスを溜めていきます。最初のうちは、物珍しいことばかりの連続でエキサイティングですが、だんだんと慣れてくると、ストレスの方が大きくなってきたりするのです。ある日、ある時点からストレスの方が逆転してくると、その後ずっと日本に帰国できないでただ駐在しているのはほぼ地獄です。
  • とはいえ、夜のバンコクは楽しい事がたくさんあり、誘惑に負けてしまう。
    • とは言え、タイ人は美人ばかり。日本人は良いお客さんです。元々、そういうことが好きな日本人ももちろん沢山いるので、そういう人はタイでは誘惑がありすぎます。気をつけていても、どんどんと堕ちていくのです。何人もそういう人を見ています。後々、取り返しのつかにことになったりします。なぜかといえば、そもそも、遊んだことの無いような人が結構多くて、変な風にハマっていってしまう人が多いからです。タイ駐在って、例えば製造拠点などの工場、それに伴う品質関連の部署なんかが多く、あまり営業部門の人が居なかったりします。製造部門や品質部門の人って、そもそも豪快な遊びとかって、日本でも縁が無かった人が多く、どうやってこなせば良いのか分からずに、ハマっていってしまうパターンに陥る人が多いのです。
  • 大企業の場合、タイへの駐在はどちらかというと、出世から外れちゃっている事も。
    • そもそも大企業の場合、タイ拠点もありますけど、華々しいのはやはり欧米だったりします。そういう大企業は、むしろタイってそこまで期待されている人が行く場所ではなかったりするのです。そもそも、タイ駐在の辞令そのものに、最初から不満がある人にとっては、このタイでの毎日は、とてもストレスフルになってしまうか、あるいは、楽しくて開き直って弾けちゃうかどちらかです。どちらにしても、悪いことになります。
  • 家では、奥さんのストレスがすごくて、帰りたくない。
    • 前述の、駐在妻の置かれている状況のように、家には、ストレスMaxの奥さんが待ち受けております。帰宅するや否や、全てのストレスをサンドバックのように叩きつけられる毎日。これでは、きれいなタイ人の誘惑に尚更負けてしまったりする悪循環、負のスパイラルに陥っていくのです。


解決策

主に、夫側、つまり、駐在本人が解決すべきかと思います。

「解決策なんか、ねえよ。」「そんなことが出来たら、苦労しねえんだよ。」というようなツッコミが聞こえてきますが、ただ、出来ます。そんなこと、できるんです。簡単なことです。これが出来ずにいるか、家庭が崩壊するのか、選びましょう。

  • 寝る
    • とにかく、早く帰って寝ましょう。これは奥さんもそうです。もちろん、子育てがあって大変かもしれませんが、夫が早く帰宅すれば、出来ますよね。とにかく寝ましょう。夫も、奥さんも、とにかく寝るのです。
  • 外で運動する
    • 散歩で良いです。公園でも良いです。ショッピングモールの中を歩くだけでも良いのです。ベビーカーを押してなら、ショッピングモールの中が良いかもしれません。歩きましょう。コンドミニアムにはジムもついていると思いますが、それでも良いです。とにかく、運動するのです。
  • 食べる
    • 食べましょう。肉、野菜とバランスの取れた食事をしましょう。子育てが大変なら、スーパーのオンラインもあるし、また、タイ人が利用している野菜の通販もあります。Freshketと言いますが。最近は、Topsも、Freshketも、配送が1週間待ちとかありますが、コロナも落ち着いてきているので、少しは緩和されているかと思います。とにかく、食べましょう。自炊が良いのですが、難しければ、フードパンダ、グラブ、LINEマンでデリバリーでも良いかと思います。
  • 受け入れる、期待しない。
    • これは結構、個人的に一番大切なことかもしれません。タイでの生活を切り抜けるには、受け入れること、そして期待しないことです。この意味は、タイでの生活が長くなればなるほど、わかるかと思います。受け入れましょう。なぜなら、日本ではないのですから、日本と同じようには事が進まないのは当たり前のことなのです。アメージングタイランド!!
  • 相談する。
    • 日本人は見栄っ張りです。リア充ツールで見栄をはります。ただ、一度、日本人の知り合いに、心から相談してみたらいかがでしょうか? 結構驚くかもしれませんが、同時に、意外にも親身に相談に乗ってくれたりすると思います。なぜなら、その人だって、駐在妻として悩み事を抱えているからです。親身になってくれるはずなのです。切り出すことが、ポイントかと思います。もしかしたら、本当に友達になれるかもしれません。
  • 夫婦で楽しい時間を過ごす。
    • これはとにかく、夫側の協力が不可欠です。協力というか、夫次第とも言えるかと思います。早く帰って、家事を手伝いましょう。夫は、駐在中は、お皿を洗ったり、トイレ掃除をしましょう。アヤさんなんかに頼っていてはダメです。上司には、もう、正直にいったら良いかと思います。「早く帰ります。飲みには行きません!」「アテンドも無理です!」こんな感じで、言いましょう。それが無理なら、もう、そんな会社、辞めましょう。

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■衰えに抗えるサプリとは?

少しずつ体の衰えを感じていました。スポーツをやっているとそういうのを顕著に感じるんです。持久力が減ったり、ケガをしやすくなったりと少し落ち込んでいました。

でも、まだあきらめたくない、つまり俗にいう年齢に負けたくないというやつです。そして、ガッツリもう一回筋肉を付け直して、輝きたい、そう思ったんです。

そこで、今まではBCAA(分岐アミノ酸)だけをサプリで摂っていましたが、それプラスで、男性ホルモンのテストステロンを刺激して、心身ともに健康になりながら鍛えられるサプリを摂ろうと思ったのです。

元々、筋肉系のサプリは詳しくて幾つかすでに候補がありました。そして、テストステロンを増やして筋肉を増やすサプリに的を絞りました。理由としては、テストステロンは、筋力増強、性欲、やる気などの精神面もサポートすることを知っていたからです。


■ファーミアマッスルを注文しようと思った矢先に・・・

丁度、テストステロンを刺激することで筋力サポートをするファーミアマッスルを注文しようと思ったとき、メガマックスマッスルの存在を知ったのです。あのファーミアマッスル配合の成分に加え、今まで摂っていたBCAAのほか、クレアチンなどの筋力サポート成分も網羅しているではないですか。まさに自分自身が求めていた成分が同時に配合されているサプリでした。

早速、メガマックスマッスルを注文することに決めました。心身ともに健康になりながら、トレーニングやスポーツに励んでいこうと思ったのです。

メガマックスマッスルを摂り始めてからまず気づいたのは、衰えに対するストレスが減少してきたということです。肉体的な衰えを感じ始めてから、ストレスは増える一方でしたが、徐々に自信がみなぎってきたのです。

そして筋肉への効果は徐々に顕著にわかるようになりました。BCAAだけを使用していたときよりもはるかに筋肉の成長が早くなりました。そして、なにより私にとって感動的だったのが持久力がかなり回復したことでした。まさに年齢に抗える結果となったのです。


■衰えに抗う精神でトレーニングやスポーツに励む!

もちろん、これからも1日1日歳を取っていくわけだし、筋力や持久力も衰えていくことは間違いありません。それでも、自分の現時点で持つポテンシャルを最大限に引き出していきたいと思っています。

メガマックスマッスルは、そうした思いを実現する最強のパートナー。これからも共に闘っていきます。




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2021年9月28日火曜日

防げない駐在中の勘違い

誰でも陥る勘違い😱



日本人が多いからと言って、そこは日本ではない。

バンコクが日本人にとってあまりにも心地よくて、海外に居るということを忘れてしまい、ついつい日本のカルチャーを当てはめてしまう人が居ます。これは勘違いですので、気をつけた方が良いかと思います。

いや、気をつけていても、多分防げないです。気をつけようとするよりも、ある程度は勘違いを想定済みで行動を考えた方が良いかもしれません。

似ている感覚とすれば、リバウンドまでを想定したダイエット、、でしょうか?? リバウンドは良くないものの、防げないので、ある程度想定した上でダイエットをするみたいな?

勘違いも、ある程度想定しないと、防ごうと思っていたら苦しくなります。

駐在の方が勘違いしてしまう理由は、会社も日本企業だからかと思います。日本企業で働いているので上司も日本人で、大きな会社で複数の駐在、または現地採用の日本人が居るような企業あれば同僚も日本人。

街を歩けば、日本人だらけで、お昼ご飯は日本食。こんな環境であれば、勘違いしてしまうのも当然かと思います。

しかしながら、どんなに大きな会社でも、日本人だけではタイでの現地法人は成り立ちません。タイ人スタッフがたくさん働いっているかと思います。

タイに進出している日本企業で働くタイ人は、基本的にサポート業務が多いです。


勘違い日本人が抱くタイ人への固定観念

ここでまた勘違いになりますが、駐在の日本人が、タイ人に対してサポートする人々というイメージを抱いてしまうことです。

駐在の日本人の方々が目にするタイ人は、会社にいるサポートスタッフ、専属のドライバー、自宅のコンドミニアムの警備員、アヤさんと呼ばれるメイドさんなどなどかと思います。つまり全て日本人のために働いている人々というイメージが植え付けられてしまうのです。

タイ人でも例えば欧米の大学を卒業して、バンコクにあるグローバル企業で働いている人もたくさんいます。バンコクにあるグローバル企業とは、わかりやすい例で言えば、Google、ジョンソンアンドジョンソン、Microsoftなどなどでしょうか。タイにあるグローバル企業には、日本人はほぼほぼ居ません。

タイ人のウェブエンジニアもいれば、プログラマーも居れば、マーケターもグローバル企業では働いています。

こういう優秀な部類のタイ人とは、日本人駐在員は接点がないかと思います。これが日本人駐在員が抱く、タイ人へのイメージの勘違いの元です。

英語もタイ語もできない日本人駐在員よりも、よほど優秀なタイ人層がいるのですが、日本人駐在員はそのようなタイ人層とは、接点がないのです。ですので、駐在の日本人の方々の多くはタイ人=サポートスタッフと勘違いしてしまっています。

そのような方々は海外で勤務していても、全くグローバルな人材とは言えないかと思います。


グローバルどころか、日本国内よりもドメスティック

もう一つの勘違いは、これはタイに限らないのですが、海外現地法人の日本企業の中の組織は、本国である日本よりもドメスティックな雰囲気になりがちということです。

この雰囲気が生じる例としては、現地法人に日本人社長が居て、部下に日本人駐在員が数人いるような環境などかと思います。

場所だけは海外にあるけど、全くグローバルなカルチャーは育ちません。全くグローバルという環境ではないのです。

むしろ、決まった人同士の関係が濃くなる一方で、日本に居た方がまだ自由がある感じになっています。

日本よりも日本的な環境が、海外現地法人には生まれます。むしろ日本の方が風通しが良いです。

また、このような海外現地法人ですが、特にタイを例に取ると、日本企業のカルチャーをタイ人にも押し付ける傾向にあります。

大体の場合は、タイ人スタッフからは上から目線と批判されるのですが、日本企業のタイ人はそれにいつも従っています。

従うというか、意見してもしょうがないという感情かもしれません。

この感情が原因なのか、文化的な側面なのかは分かりませんが、タイ人の特徴でもあるのですが、言われたことにしか反応しないという場合も多く、これが日本人駐在員のストレスになったりするケースも非常に多いです。

わかりやすく例えるなら、例えば、レストランでお客さんがお皿を下げて欲しいとスタッフにお願いするとします。

スタッフは、そのお皿を下げに行きますが、そこで、日本みたいに「他に空いているお皿がありましたら、お下げします。」みたいな踏み込みはありません。

例えば、お茶がフリーの店で、お茶のおかわりが欲しい時に、スタッフにお茶のおかわりをお願いした時も同じです。頼んだ人のお茶はリフィルしますが、そのグループの他のお客さんの分まではケアしません。

これが、タイでのあるあるです。レストランを例に取りましたが、普通の企業の仕事においても、こういう感じが蔓延しております。仕事が進もうと、滞ろうと、タイ人には関係ないという感じが、カルチャーなのです。これは、覚えておかなければなりません。

タイ人は、言われていないことまで気を遣ってやるような文化は無く、日本人としては当然と期待していると、ことどく裏切られます。このカルチャーギャップも勘違いを生む元です。

もちろん、中には、優秀なタイ人も居るかもしれませんが、そういう対人は、日本企業ではなくて、タイの大手企業かあるいはグローバル企業で起業で就業しているかと思います。


ハニートラップはこうして起こる

日本人駐在員は対人美人女性のハニートラップにも気をつけた方が良いです。

タイ人女性は美人が多いです。

欧米人や日本人、韓国人が好きなタイ人女性もたくさん居ます。

カルチャーなのか、どうなのかはわかりませんが、タイ人女性の中には、ぐいぐい誘って来る人が居ます。その男性に奥さんがいたりしても、関係ありません。

もちろん、経済的な理由で、欧米人や日本人に取り入ろうとするのかもしれませんが、とにかく美人なので、日本人はついついちょっかいを出してしまったりします。

タイ人女性の全てがそういう方ではありませんが、日本人や欧米人に奥さんがいることなんて、あまり気にしません。とにかくアグレッシブに誘ってきたりするのです。タイあるあるです。

こうして、日本人、欧米人で、特に自分の国でモテた経験などのない男性ほど、タイでハニートラップにかかってしまいます。

同じ会社で毎日毎日会っていると、あるいは通っている店で毎回会っていると、感覚が麻痺してきて、まいっか、みたいになってくるのです。

これがタイのリセット感

この、「ま、いっか!」って、結構タイでのキーワードでないだろうか? と感じています。

タイに住んでいると、この「ま、いっか」みたいな空気感が漂っています。これがタイです。

この、なんというか、「リセット感」が、タイで生活していると、マジックのようにいつの間にか身につくのです。

この空気は、大きな勘違いをもたらします。

よほど自分を律しないと、この勘違いに流されます。

タイを支配する。浮気しても、まいっか、みたいな空気感。全く悪いとも思わず、女性がどんどん近づいてくる。駐在の奥さんは、何が起こっているのかなんて、全く気づきません。

結局最終的に本当に誘うのは、いつも男の方です。この空気感にコントロールを失った、男がいつもタイ人女性を誘ってしまうのです。


バーツマジック

駐在員の奥さん、よくいう「駐妻」はタイにいる間に金銭感覚が崩壊するケースがありますので気をつけた方が良いです。

日本のサラリーマンで例えば600万円の年収だったら、タイに駐在に来ると込み込みで1000万円を超えることは結構あるケースです。手当諸々が付くからです。

一気に給料が高くなっちゃった気分になります。

タイでは駐在妻は基本的にワークパーミットもないですし、働くことはできません。

タイ語も英語もできない人たちがほとんどですし、仮にタイ語や英語ができたとしても、現地の人々と交流なんていうのはなかなか非現実的です。

そうなると、どうなるかというと、毎日のように決まった日本人とつるむことになります。家事もアヤさんがやってくれたりしているからです。

日本人駐在妻同士でいつもつるんでランチをみんなで食べにいくと、軽く1食500バーツとかになっちゃったりする時もあります。

この金銭感覚は、だんだん麻痺してきます。ネイル行って、美容院行って、買い物行くのですが、これがどんどんエスカレートします。

せっかくタイにいるので、エステや、脱毛などと広がっていくのです。日本に居たときの、年収600万円の金銭感覚からどんどんかけ離れていくのです。

しかしながら、後で気付くのですが、500バーツのランチって、バーツ円が3.3だとしたら、1650円です。

これがバーツマジックです。この勘違いは、どんどん麻痺してきて、どんどん浪費するようになってきます。

こんな浪費しないで働きたいと思っても、Bビザでも持ってなければ、働くことはできません。最初の数ヶ月は、ああ、タイは楽しい、最高だ!と、満喫できるかもしれませんが、これが1年2年経つと苦痛になってきます。

ちょっとした苦痛ならまだ良いかもしれませんが、これが旦那さんの帰りが遅かったり、怪しい行動に感づいたりすると、どんどん孤独になってきます。そこにもし小さい子供の子育てが大変だったりすると、孤独だけでは済まなくなり、夫婦の危機というか、とてもシリアスな問題に発展しかねません。

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前述にも通じるところではありますが、タイでの生活は、夫も妻も、勘違いにだけは陥らないようにしなければ、後で取り返しのつかないようなシリアスな問題に発展しかねないので、注意が必要かと思います。

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