人生変えるコロナ
webでできるけどwebでは良くない
2022年7月にエンデミックに移行する
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日本人で日本円で給料をもらっている人は、今後世界でますます辛い立場になる。このままでは。
例えば、日本人の平均年収はこちらのサイトでは https://doda.jp/guide/heikin/age/
30代 437万円
40代 502万円
とのこと。バーツに直すと、今、この時点(2022年4月8日)で、1バーツは3.71円とのことなので、下記のようになる。
30代 437万円 = 1179116バーツ → 月給98230バーツ
40代 502万円 = 1354500バーツ → 月給112875バーツ
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いずれにしても、タイバーツに換算すると10万バーツ前後の給与が、日本においての、日本人の平均と同じくらいという計算になる。
この給与水準で例えば、バンコクで家族で住む場合、家族向けの物件の家賃は大体安くて月々5万バーツ。子供が居た場合、1人につき日本人学校の学費は初年度は入学金含めて30万バーツで、2年目からは大体1年間に15万バーツくらいになる。
つまり、家賃と学費で、初年度は90万バーツかかる。
こんなにかかったら、日本円を稼いでいる限りは、とてもじゃないけど、タイでは生きていけない。物価が安くて住みやすいなんていうのは、遥か昔の話である。
ただ、独り身なら良い。
ていうか、独り身でないと、無理。
日本企業の駐在は、家賃も学費も会社負担になるので、日本企業にしがみつけば、やっていける。
しかしながら、日本企業の駐在ではなく、自分から海外に住もうと思った場合は、もう、日本円で稼ぐのではなく、外貨で収入を得なければならない。
駐在ではなく、現地採用の日本人の給与は大体6万バーツから10万バーツくらい。独り身なら、住む物件も家族向けである必要はないので、日本人学校のスクールバス路線内ということも考えなくて良いから、少しローカルに移れば、贅沢しなければワンルームで1万バーツあるいはそれ以下の家賃で綺麗なプール付きのアパートを借りることも可能である。
ただ、独り身なら。
もし、家族で、駐在ではなく、バンコクに住んで子供を育てるなら、共働き必須。それでも、若い家族は、大体6万バーツの給与をもらっても、やっていけない。
よほど、自分で何かビジネスをして稼ぐとか、あるいは現地採用でも、日本企業ではなく、タイのグローバル企業で就業すれば少しは上かもしれないけど、現地採用でなおかつ日本と関係ないグローバル企業にタイで就業できる日本人がどれだけいるだろうか?
問題は、日本企業の給与はとにかく安すぎることである。そして日本人の給与が安すぎる、さらに日本の物価が安すぎるのだ。
日本に住む外国人が、物価の安さを実感するのが、今まさに、日本で起こっている出来事である。
タイ人でさえ、この前、日本のスタバは安いと、言っていた。
このまま日本にいて日本円を稼いでいると、どんどん貧乏になる。
タイの野良猫はある意味幸せである。冬がないし、暖かいし、食べ物がたくさんあるからだ。
日本の野良猫は非常に厳しい環境に置かれている。まず、冬は寒く、街は整備されているので野良猫は食べ物が少ない。さらにやたらと餌をやると色々な方面から非難されるので、日本の野良猫は餌が少ない。地域猫という仕組みやTNRなど、色々と猫にとっては面倒な仕組みが存在する。
別に、TNRとかそういうのに反対しているわけではない。結果的に不幸な野良猫を増やさないことにつながっていることも理解している。日本は、社会で野良猫を守っているのだ。なので、日本でやたらと野良猫に餌をやったりしているおばさんとかおじさんを見かけると、「無責任な人だな」とか、「あの人前から変わってるもんな」とか、「色々何も知らない人なんだろうな」みたいな、兎角ネガティブな印象を周囲に与えることになる。実際、日本でやたらと餌をやっている人を見ると、自分もそう思う。
ところが、タイでは、そういうのは無い。
まず、みんなが餌をやる。タイ人は、色々と深く考えていない。猫を見れば、「あーかわいい」みたいな感じで、感情のままに餌をやる。
考えてみると、良く無いのかもしれない。
タイとは言え、猫が増えれば、不幸な猫も増える。それに、餌もちゃんとしたキャットフードなら良いけど、人間の食べ残しなんかをやたらと与えると、肝臓や腎臓にダメージが。日本だったらそう考えるだろう。しかしながら、タイでは、そういうことまで考える人は、まず居ないだろう。だから猫がそこら中にいる。
アパートとかコンドミニアムがあるとすると、そこには警備員の小屋とかがあると思うけど、その裏とかに必ず猫が居る。しかも首輪をしていたりする。誰かが首輪をつけているのだ。
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タイの猫は、幸せなのである。
バンコクは海外の都市レベルで言えば、ロスアンゼルスに次いで日本人の多い都市である。色々な資料をググると、バンコク在住の邦人数は58000人くらいとのことである。そのバンコクにおいても、トンローエリア、プロンポンエリア、アソークエリアに日本人は集中している。特に子連れで駐在しているようなファミリー世帯は、ほぼほぼこの地域に集中するのである。当然のことながら、この地域のアパートやコンドミニアムは日本人居住率が高く、中には日本人100%という物件も少なくない。考えてみると、すごいことだ。海外の都市で、アパート丸々1棟の住人が全て日本人だなんて。しかも、そういう物件がたくさんある。日本人向けの食品を扱うフジスーパーが4店舗あり、日本食のレストランがたくさん林立しているのも、この辺りである。
誰かが言っていた。東京都バンコ区、、、。
朝は、大型アパートの駐車場に、日本人学校が借り切っているモントリ社のスクールバスが陣取り、日本人学校に通うことどもたちは、どんどんスクールバスに乗り込む。このスクールバスというのがまた、色々な物語を生むのである。例えば、誰かが寝坊で遅れれば、その子を待たなければならず、母親としては他の母親に対してすごく迷惑になるので、朝7時前からヒヤヒヤしたり。上級生と下級生で席順が色々と違っていたり。1台のバスで、数件のアパートを回るので、その回る順番がどうのこうのとか、とにかくお母さん達の話題が絶えない。
朝のトンロー通りやスクンビット通りは、このモントリ社の大小のバスを何台も見ることになる。トンローエリアの築30年近くある古いアパートは、床面積が250平米とか時には300平米を超える物件もあったりして、3ベッドルームでなおかつアヤさんと呼ばれるメイドさんの部屋なんかもあったりする。実は物件そのものはすごくボロいのだけど、築年数が古い物件はとにかく部屋が広い。そして大型のアパートだと、このモントリ社のバスの大型車が陣取ることになる。大きさとしては、社員旅行の観光バスの大きさである。ただでさえ狭くて渋滞がひどいスクンビットエリアの道路のあちこちに、モントリ社のロゴマークのバスが走る光景は、スクンビットの朝の風物詩と言えるだろう。
昼は、駐妻と呼ばれる駐在の夫を持つ奥様たちが集い、ランチ会なる催しをしながら、1食500バーツするようなランチを囲んだりして、その後カフェでおしゃべりをして、日がな1日喋り倒したり。小さい子供がいるお母さんは、アパート内の未就学児を遊ばせる公園のような施設で、日がな1日を過ごしたり。また、アパートには大体スイミングプールがあるのだが、そこにスイミングのコーチを呼んで、子供にスイミングを教えたりしたりしながら、駐妻の暮らしを楽しんだりしているのである。
レストランも、スーパーマーケットも、美容院もネイルサロンも、マッサージも、とにかく、全ての店において、日本人客というものを意識しているのだ。
色々統計をみると、日本人の数はそれほど減っていないように見えるのだが、感覚的には間違いなく減っている。もしかしたら、単身で来る人は増えていて、ファミリーは減っているのかもしれない。バンコクの日本人ファミリーが、どんどん日本に帰国している。そして家族で新しく来るという人をあまり見かけない。ファミリーの中でも、例えばお父さんだけ残って、お母さんと子供は帰国したり、あるいはその逆もあったりで、とにかくバンコクの日本人ファミリーの数は減っている。
コロナ禍で日本人は減り、店はロックダウンを余儀なくされ、とにかく客が激減して潰れる店が頻出した。本当に、店がどんどん潰れていくのを目の当たりに見た。そんな中でも、歯を食いしばって生き残った店もある。特に日本人が多い地域の日本人向けの店は、大体、タイ人顧客をターゲットにシフトしてきている様子が散見される。あるチェーン店の居酒屋は、特にランチタイムなどは、ほぼほぼタイ人で埋まっている。日本人を意識した焼肉屋もラーメン屋も、半分以上の客が現在ではタイ人である。それはそれで、別に悪いことではない。タイ人が大半だからといって、日本人にとっては影響ない。
半数以上がタイ人客で埋まっている日本料理のレストランに日本人が入って行ったとしても、別に全く問題もない。これが例えば、半数以上が中国人だとしたら、少し影響はある。考えただけで半数以上が中国人客の店に入ってはいけるだろうけど、そこでゆっくり寛げるかと言ったら難しいと思う。それだけ、タイは親日国であるし、タイ人はみんな穏やかで優しいから、心配ないのだ。それに、日本食の店の価格帯は、タイ人の行くタイ料理の店の価格帯に比べれば、何倍も高いので、日本食レストランに居るタイ人はある程度お金のある層なのだと思う。まあ、とは言え、日本人客の方が単価は高いだろうし、満員にするのも日本人客だろうから、対人客にシフトしながらも日本人を待っていることには変わりないと思う。
そして日本人率100%を誇らしげに謳い上げていたアパートやコンドミニアムに、空き家が目立つようになってきた。理由は簡単である。日本人客が帰国したからである。トンロープロンポンエリアといえば、とても便利な街。もちろん日本人にとってもとても便利な街である。ということは、別に誰かのファミリーが帰国したとしても、次々と次の住人で埋まるのではないだろうか? 中にはウェイティングリストになっていて、空きが出ないなんていうアパートも結構あるのに、なぜ空き家なのだろうか?
日本人が減っても、便利な街に変わりないので、日本人以外の外国人がそこを借りてもよさそうなものであるのだが、なぜ空き家になってしまうのだろうか?
理由は簡単でとてもシンプル。
家賃が高いからである。
日本人以外の外国人は、そんな高い家賃のアパートはなかなか借りない。
では、なぜ、高い家賃なのに、日本人は入居するのか?
これも理由は簡単で、とてもシンプル。
会社負担だから、日本人が入居できるのである。
で、ここでまた疑問が。
では、空き家が多いにもかかわらず、日本人以外の住人が入らないのは家賃が高いからという理由であれば、なぜ家賃を下げないのか? という疑問が湧いてくる。
開けているより、家賃を下げてでも稼働させた方が良くないか?
これは少し理由は複雑で、まず、空き家になりがちな時代になったからといって、家賃を下げると、すでに入居している人たちの家賃も下げなければならなくなったりする。これが複雑である。
もう一つ、家賃を下げない理由がある。
日本人がもしかしたら、以前みたいな数に戻るのでは? という淡い期待がある。そもそも、トンロー、プロンポンにアパートを持っているようなオーナーは、裕福な人ばかり。別に少し稼動しないくらい、平気なのである。コロナ禍を一時の惨事と考えた場合、やたらと家賃を下げてしまうと、日本人の数が戻ってきた時に、また値上げはできない。
もし日本人が戻って来れば、明かにウェイティングリストができるくらいに人気の物件には変わりないわけである。
しかも、こんなファミリー物件に住むような日本人は、ほぼ100%が駐在である、会社から家賃補助が出ているということは、実はアパート側も理解しているのだ。
だから、日本人が戻ってくるのなら、それまであと一踏ん張りといったところで、家賃をやたらと下げないのである。アパート側は、理解どころか、理解も理解、そのアパート20年30年といった歴史に刻まれていることの1つに、どの企業がいくら家賃補助を出すのかという、会社名や金額までのデータが存在しているのだ。これはそのアパートに蓄積されたものである。
とにかく、今はコロナ禍。でももうすぐパンデミックからエンデミックに変えるらしい。つまり、コロナ陽性でも普通の風邪扱いにするとのこと。それはすでに、タイ政府は7月よ予定している。タイに来る駐在が増えれば、またすぐに潤うわけである。アパートの経営者は、殊に年末までには、日本人がどんどん増えるというような目論みがあるのだ。
だから、日本人街のアパート経営は、空き家があっても強気なのである。ひたすら、日本人ファミリー数の復活を待っているだ。
ただしこればかりは神様じゃあるまいし、誰も予測できるものではない。もし、このまま、バンコクに日本人が増えなかったら??
そのタイミングをいつを持って判断するのか? これは非常に難しい。
もし、何らかの判断で、もう新たな日本人ファミリーをターゲットとして期待することはできない! と、なった時には、トンロー、プロンポン、アソーク周辺のアパートの家賃は、まるで雪崩れ現象のように下がるのではないだろうか。
そうならないように、そうなる前に日本人が増えることを切に願っているのだろう。そして、その日が近い将来であることを想定して、空き家にも耐えているのだ。
さて、会社払いの日本人をターゲットにした家賃設定のアパートは、どこまで耐えられるだろうか?
なんんて、もう、コロナ禍できっと湿気ってるだろうな。きっとお客を探すのも大変だろう。ただ、金とかは上がってるし、外貨も上がってる。日本円だけが落ちている。日本はもう、給与も低いし、どうなるんだろう?
そんなん中、マンゴー投資の電話があった。
ところで、マンゴーは値崩れしている。航空便の減少で輸出量が減り、全て国内に流通する。その結果、タイ国内で供給過多になり、どんどん値崩れしている。去年は、バンコクのあちらこちらで、農家や市場から来るトラックに満載のマンゴーが投げ売り状態で売られていた。本当に投げ売り状態で、トラックを見ると、キロ20バーツとか。もう、タダよりマシだから、持ってってくれ、と、言わんばかりの値段だった。農家にとっては、マンゴーを売れば売るほど赤字になり、非常に苦しい状況になったのだ。大規模農家では、そこで働くワーカーに、最低でも1日300バーツは支払わなければならず、コストだけが膨らむとのことだ。マンゴーに限らず、タイ産のトロピカルフルーツが同様の問題に直面している。
先日、タイに住む欧米人から電話があった。あまり詳しく言うと特定されてしまうので、欧米人としておこう。彼は、タイに住んで、ビジネスをしている。そのビジネスとは、マンゴーの投資事業である。ターゲットはタイに住む外国人だと思う。マンゴーの畑の権利を買って、収穫物の売上に対して、一定の%がリターンされると言う仕組みである。これは結構前からあって、フルーツの畑を購入して、そのリターンを得ると言うようなものだ。
例えば、ワーカーが10人いたとする。彼ら給与は日給300バーツで計算すると1年間でざっとざっと100万バーツであるので、100万バーツを投資する。農家はそれを人件費に充てる。収穫物の売上に対し、15%くらいをリターンするという仕組みである。そうすれば、年間15万バーツのリターンであり、これは結構良い投資である。ところがこれだけ輸出案件が減って、マンゴーが値崩れすると、このリターンができなくなるだろう。これも全て、コロナの影響である。さあ、今年のマンゴーはどうなるか? 去年みたいに値崩れするのか? ちなみにとある欧米人からの電話は非常にアグレッシブだったが、マンゴーのオーナー関連のビジネスは日本人向けにも存在する。それはただ、マンゴーが貰える、みたいな、投資というよりはもっとマイルドなものである。
タイ人は本当に美人が多い。しかもエキゾチック。普通の人が、普通に美人なのだ。特にイサーン地方出身の女性は、日焼けしていて、笑顔がとてもチャーミング。結構白人には、この日焼けの肌の女性が人気があるようである。ちなみに筆者は、肌の色とか、出身地とかで何かを言いたいわけでもなんでもないので、念のためにお断りしておく。それから、日本人に人気なのは、チェンマイとか、あとはもしかしたら南部の方の色白のタイ人かもしれない。自分は男性なので、男性目線でしか語れないので、タイ人で人気の男性というのはよくわからないので、悪しからず。もう一度念のために断っておくけど、このブログでは容姿などで人をどうこう言うつもりは全くない。
で、イサーン娘と結婚したファラン(白人)が結構タイでビジネスを始めることが多い。元々、お金持ちでリタイアしてタイに来ている人もいれば、本国でも泣かず飛ばずで、何か夢を求めて東南アジアに渡ってきた欧米人も居るだろう。人生は、常に、何かを変えなければならない。安定した生活を送り始めた時点で、後退が始まるのだ。そんな感じでタイに渡ってきた、白人、そしてイサーンを代表するタイ人と結婚した白人男性。自分に電話があったのは、まさに、そういう欧米人だった。話すと、とても典型的なイギリス英語だ。今時こんなはっきりしたイギリス英語を話す人がいるかな?と言うくらいだった。日本で言えば、こってこての大阪弁か、かなり強いズーズー弁を話す人って、少ないと思うけど、この人のイギリス英語は、まさにこってこてだった。
ちなみにこのコテコテのイギリス人からの電話の後、色々と検討したけど、一定の興味は出てきた。投資額も、段階的に組める。リターンも、まあまあ、良いと思った。数年前に、タイで株式を購入して、そこそこうまくいったので、なんとなく、全く根拠もないけど、このマンゴー投資もうまくいくのでは? という。期待もあった。全く根拠はない。
そこで、タイ人友人にこの話をしてみた。彼は農作物から作る加工品の工場を持っていて、結構タイのフルーツ事情には詳しい人物である。そうしたら、結論として、辞めておけと言われた。なぜならこの先の見えないパンデミックの価格状況、それに農作物は天候にも左右されて、毎年毎年安定しているかどうかもわからないからとのこと。もちろん、リスクを承知で投資するのは良いことだし、もしかしたら、すごく良いかもしれない。これはもう誰にも予想できないことなのだ。したがって、もし、本当にお金があって、銀行に置いておく以外手をつけない、と言うような金額が100万バーツくらいあったら、やっても良いけど、残念ながら、そこまで余裕は無いので、断念することにしたのだ。もちろん、少額で試しにやってみても良いかもしれないけど、そう言うのって、なんだか時間の無駄な気がするので、やめておくことにした。
日本の家族に送るマンゴーがある。日系のスーパーでも申し込めるしネットで検索しても出てくる。これだけタイに居ると、マンゴーがあまりにも身近な存在すぎて、一瞬日本人でもマンゴー食べてるよね、、みたいな錯覚に陥るけど、日本では本当に珍しい食べ物である。もちろん最近宮崎とか、他の地域でもマンゴーがあるみたいではあるけど、珍しいには変わりない。それに宮崎のマンゴーは詳しくないけど、見ると赤いので、どちらか言えば、マハチャノックなどの種類に近いのでは? タイによくあるナンドクマイでは無いと思う。
タイに在住の日本人がよく日本の実家にマンゴーを贈答で送ったりするのだけど、そのマンゴーは実は、日本の農家みたいに、一個一個カバーをかけたりして、マンゴーの皮をとてもきれいに保っているものである。実際にタイで普通に流通しているのは、マンゴーの皮に黒い点々があったりして、ものすごくきれいではない。ただ、味は変わらない。で、どんなにきれいなマンゴーでも、置いておくと皮に黒いスポットが現れて、これが出てくると、甘くなり食べごろになるということである。日本人は、例えばトンローの入り口にあるマンゴー専門店のメイワリーなんかに行っても、皮がきれいなマンゴーを求めがちだけど、実際は少し黒い方が甘いのだ。ただ、また種類が違うのだけど、緑のままのマンゴーを見たことあると思う。あれはあれで、酸っぱいけど、美味しい。あれは緑のままで、色がつくわけではく、そのまま切って食べるのである。
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マンゴーを日本に送ると、受け取った側では、それは珍しい贈り物である。5キロくらいでだいたい15個くらいはあるので、近所に住んでいる親戚にも分けたりするのだ。それはそれで、親戚が集まる良い理由になるのである。そういう意味でも、マンゴーを日本に送るのは、良いことかと思う。
タイにはインーナショナルスクールが160校くらいある。一時的に10校くらい減ったというデータもあるものの、コロナがエンデミックになることは決定しているので、今年、来年以降にまた増えると思う。
タイのインターナショナルスクールはバンコク中心にその数が集中しているが、意外と地方の都市にも点在している。また、チェンマイなどのバンコク以外の都市にももちろん多い。
バンコクのインターナショナルスクールで、特に日本人の多い、プロンポン、アソーク、トンローから通える範囲にある学校には、日本人生徒も散見される。
日本人が自分の子供をインターナショナルスクールに入れる動機としては、だいたい下記に大別されると思う。
・せっかくタイに来たし、体験させたい
タイに駐在する事になって、初めてインター校を意識した親がこの部類だと思う。普通のサラリーマンが子供をインター校に入れるなんて、日本ではまずない。タイに駐在すれば、給料は人によって2倍になる人もいる。そして駐在の場合は、子供の日本人学校の授業料に相当する金額の補助が出る場合が多い。インター校は日本人学校よりは授業料は高いので、駐在の場合はその差額分を自己負担する事になる。その差額分は、安くはないだろうけど、手が出ないわけでは無い。親としては、「せっかくだから、インターを体験させようか。」と言う気分にもなるわけである。
・インターに入れたくてタイに来た
本当に少数だけど、ゼロではない。子供の教育に関心があり、自分(親)も海外経験があったりする。日本でインターは授業料の面でも、なんとなくお呼びでない。タイなら、現実味がある。ただこの場合は、仕事も全部自分で探さなければならない。もちろん、たまたま自分の勤めている会社にタイ勤務の機会があって、それを希望してタイに行ける、、なんてこともあるかもしれないけど、確実ではない。確実なのは、自らタイに、家族で移住することである。給与面では相当苦労する事になるので、よほど経済的に何らかの強みがなければ、実現できるものではない。
従って、大部分のケースが、前者である。
日本で普通に働いていた。少しは英語できるけど、別に得意ではない。
タイに赴任する事になった。
インター校があることを知った。興味が出た。
英語わからないけど、とりあえず辞書ひいたり誰かの助けを借りたりして、子供をインター校に入学させる事にした。
結論から言うと、自分の子供をインターに入れたければ、自分(親)自身も英語ができた方が良い。そうでなければ、突然英語だけの世界に放り込まれた子供がただかわいそうである。子供が、急に英語ができるわけもない。学校はもちろん、すべて英語である。
ところが、同じクラスに数人の日本人がいると、子供たちは日本人同士て日本語ばかり話す事になる。例えば、クラスに20人生徒が居て、そのうちの5人が日本人というケースも結構あるそうすると、その5人でずっと日本語で喋っているのである。他の15人からしたら、迷惑でしかない。インター校の先生はだいたい白人の欧米人が多い。先生も、日本人生徒に、学校で日本語を喋らないように注意するものの、子供にとってはそもそも英語ができないので仕方がない。
宿題が出ると、日本人の親同士てLINEで連絡しまくり、確認しまくる。「宿題、これだよね?」「明日までだよね。」みたいな感じで、日本人同士でずっとつるむ事になる。
親にとっては、子供の良い英語の勉強の機会と思うかもしないけど、実際は全く英語が身につかない。理由は前述の通り、日本人の子供だけで日本語で喋っているからである。それに、そもそも「英語の勉強になる」という概念そのものが実は間違っていて、インター校は英語を勉強する場所ではなく、英語で勉強する場所なのである。この概念がそもそも間違っているので、他の国から来ている生徒には、日本語を喋りまくっているグループはただ迷惑でしかない。
これも想像するに容易い。インター校で、日本人グループの中で、日本人同士の子供たちの間でいじめが発生する。内容は、英語ができるとかできないとか、どこの何を食べたとかいう自慢話をしたい子供から発生する。親も親なら子供も子供という感じで、そういうわがままな子供がマウント取ったりしていると、その延長でイジメに発展したりする。
JKかよ、と思う。いい歳越えてお母さんたちが、日本人同士でいくつかのグループ化がされる。こうやって書いていても、くだらなすぎてイラッとくるくらい。じゃあ書くなよ、と自分でツッコミ入れたくなる。しかもみんな英語とかできない。もちろん、他の国から来ている人々にっては、知る由もない。またこのお母さんでマウント取る人がいつも居て、それが非常に問題。だいたいが、エステに行ったとか、どこで高級なランチに行ったとか、旅行でどこに行ったとか、そんな話ばかりである。
インター校は様々なイベントがある。結構仮装したりすることも多かったりして、これがまた日本人にとっては、LINEが飛び交う。「仮装って、これでいいんだよね。」「帽子とか売ってるところ知ってる?」「あたし行くから、買っておこうか?」「あの先生、なんて言ってたの?」みたいなやりとりが、日本人グループラインでやり取りされるのである。そして極め付けは、イベント時の観客席の取り合いが問題化する。
例えばクリスマスイベントや、タイ独特のロイクラトンやソンクランといった催しで、生徒が舞台で色々と見せ物をしたりする。下級生は歌や踊りなどなど、色々である。だいたい大きな校庭や体育館でやるのだが、保護者席というか、保護者用の観客席があったりする。これは日本でもどこでも同じである。バンコクのインター校でも、同じように保護者席があるのだが、この席の最前列をいつも日本人が、確保するのである。色々ハンカチとかエコバッグのようなものとか、どうでも良いものを、早く到着した人が椅子の上に置いて、すべて確保する。後から来た日本人の親に、「◯◯さん! こっちこっち。席取ったわよ〜!」と大声で日本語で叫ぶ。目を覆いたくなる光景だが、結果として、最前列が全部日本人。当然、日本人以外の保護者の客は、「なんだあれ?」みたいに思う。さらに子供たちの演技中にも立ち上がり、写真をバチバチ撮りまくり、キャーキャー声援する。後ろの席の視界の邪魔をしてもお構い無し。もう、ザ日本人丸出しなのである。他の国の人々にとっては、異様な光景ではあるが、何かクレームをつけるほどのことでもないので、横目に見ながらそのままスルーすることがほとんどである。従って、この光景は終わることはない。迷惑というか、異常。
インター校でももちろん三者面談、あるいは親の面談というものがある。つまり、子供の担任の先生である欧米人と面談する事になるのだ。これがまた日本人の親には厄介である。英語ができないからだ。もちろん英語ができる人もいる。そういう人は、英語ができない親から頼られたりする。ある程度は英語もできるという親は、そのまま面談する。部分的にわからないことが有ったとしても、ヘラヘラして笑顔を見せて終わるという感じである。ただし全く英語がわからない親は、通訳を誰かに頼んだりするのだ。これがまた、厄介である。先生もいちいち通訳を挟んでの面談はやりにくい。そこまでしてインターに入れる事ないのに。。と、思う。
まあとにかく、日本人の親はとにかくつるむ。あるいは、全く口も聞かないか、どちらかになる。そうすると、それが前述のJKグループみたいになるのである。つるむといっても、学校のこととか、教育のこととかそういうトピックはほとんどなくて、人の噂話とか、ネイルとかエステとか、ランチとか飲食店とかのことに終始している。そして、例えば英語もできて自分も海外の大学出て外資で働いているみたいな親もたまにいて、そういう親は、このJKグループからはなるべく距離を置いたりしている。これがまた変な亀裂に発展したりするのだ。
日本人がインター校で問題を起こすなら、インターはなるべく日本人を取らなければ良いと思うかもしれない。もちろん、国籍とかで篩にかけるのは差別に繋がるので、例えば、英語力の問題で、試験か何かを実施して英語力に基準などを設定すれば、フェアーである。ところが、インター校でなぜそれをしないのか? それは問題を起こす日本人であったとしても、インター校はプライベート、私立、そう、生徒はお客さんだからである。経営上、日本人にもどんどん入学してもらいたいというのが、インター校の本音部分である。ただこれも、中級以下のインターや、あるいは幼稚園や下級生までのインターに限ることである。例えば、バンコクのインターと言ってもピンキリで、本当にピンからキリまであるのだ。前述のようにタイには160校ものインターナショナルスクールがあるのだ。ピンの方は、授業料もかなり高いし、別に篩などかけなくても、日本人が応募してくるというのは、ゼロではないだろうけど、稀である。しかも、そういうピンの方の学校に応募してくる子は、ある程度英語とかもできるだろうし。。で、多くの日本人は、それ以外のある程度金額的に手の届く学校に集中するのだ。ただ、流石に篩にかけるということまではしていないようである。それが、タイのサバイサバイな感じなのかと思う。子供も、ある程度大きくなると、どのみち日本に本帰国するケースが多いので、低学年を過ぎれば、日本人も少なくなるだろうという学校側の読みもあったりする。
最近の動きとして、コロナ禍で生徒数が減ったりしているインターは、今まで日本人があまり居なかったインター校でも、日本人生徒獲得に向けて舵を切った学校も点在する。それは、スクンビット周辺の日本人が多く住む地域からは、車で1時間くらい離れていたりするのだけど、大きな広告を高速道路から見えるところに、日本語で出したりしているのを見た。「日本人生徒、募集。 日本人向けサポート充実。」みたいな感じの広告が出ていた。その学校は今まではあまり日本人も居なかった学校である。個人的には、愚かな行動に出たな、、と、思う。他の国の生徒もたくさんいるのに、日本人向けサポートなんてすると、日本人が幅を利かせてろくなことにならない、、ということまでは、この学校は知らないのだろうな、と思った。
問題は、日本人が多すぎると、他の国の子たちが辞めちゃったりするのだ。前述の通り、固まって日本語ばかり喋っている団体がいつも居る環境になるからである。一方で、これがまた、日本人にとっても、なるべく日本人が居ないところに入れたいという親は、結構この日本人比率には敏感かもしれない。ただ、全く日本人が居ないのも、嫌だなと思っていたりする。日本人はどこまで行っても、日本人のことを意識しなければならないのだ。良くも悪くもである。
こんな、微妙なことをいつも考えているのが日本人である。大体の感覚で、25%を超えると、多いと思う。グループができて、色々と厄介なことが発生するからである。子供同士でもそうだし、親同士でも、勘違いした人たちが集まって、地獄絵図、カオス状態になるのは間違いない。そもそも、駐在妻という時点で日頃からストレスが溜まっているひとなどにとっては、尚更である。
日本人の中には、本当に、純粋にインターで子供を勉強させて、しかも高校まで在籍して、さらに海外の大学に進ませたいと思っている親もいる。そういう親にとっては、JKみたいなグループも厄介だし、子供同士のイジメとかも面倒だ。
ただ、心配は要らないと思う。なぜなら、そういう親の子供はある程度英語も事前に準備してきたりしている場合が多く、先生や、他の国の子供たちとも英語でコミュニケーションをとることが可能となっている場合が多いからだ。日本人グループと距離を置いても大丈夫である。
さらに、大丈夫な理由だが、だいたい、「せっかくだから」みたいな感じで、英語の勉強ついでにインターに入れている親は、まさか、自分の子を高校までインターに入れようとは考えていない。いずれは、日本で高校受験なりをする場合がほとんど。中学受験も視野に入れている親だったら、小学校4年か5年で日本に帰国を選ぶことになる。つまり、面倒で問題な日本人は、実はインター校には長居しないのだ。もちろん、中にはしっかりした家庭もあって、すごく良い親で、ただ、考えとして、日本での中学受験を考えているみたいな親は、去っていくのは寂しいかもしれないが、大半の勘違いした親子が去っていくのは、正直、学校にっては良いことなのである。実は、日本人を抱えるインター校も、「どうせ小学校高学年で日本に帰るだろう」という読みといか、目論見があったりするのだ。だから、問題を起こしてもある程度めくじらを立てずに、スルーしていく。ある意味、良いお客さんである。
また、小学校高学年で去るというのは、日本での準備もさることながら、実際問題、リアリティとして、英語での授業についていけなくなることも多いのだ。前述のように、英語を勉強する場所ではなくて、英語で勉強する場所である。算数も、サイエンスも、その他のアクティビティも全て英語であり、また英語のリーディングやライティングなども、小学校高学年やミドルスクールになると複雑になり、子供がマジでついていけなくなるケースがある。算数の文章題とか、マジで意味がわからない、という事象が発生する。リーディングと言っても、小学校高学年になれば、欧米のカリキュラムなわけだから、本当に細かい字で分厚い英語の本を読むことになる。これも、日本語ばっかり使ってきた子供たちには、酷なことである。そして成績が悪くなると、プライドの高い親にとっても、インター校そのものの魅力が減ってくるのである。。。そうこうしている内に、現実路線として、自然にインター校を去っていくのだ。
さて、そういう理由で本帰国して、日本で中学や高校に進学したりするわけであるが、日本に帰国した子供は、「帰国子女」となる。全く海外なんて意識もしたこともなく、たまたま仕事の関係でタイに赴任したという親にとっては、自分の子供が「帰国子女」なんて、特にマウント取りたい系の親にとってはさぞかし鼻が高いことだろう。私立の中学や高校には、帰国子女枠なる制度があり、そういう親に限って、自分の子供が「帰国子女」であることを前面にアピールしながら手続きをとる光景が、目に浮かぶ。ただ、ここでもまた恥をかくのが、実際、タイでもずっと日本人とばかり連んできた結果、帰国子女ではあっても、英語ができるわけでもない。もしタイ語ができたら、それはそれでものすごく価値もあると思うけど、タイ語も当然できない。帰国子女なんて言って、マウント取ってると、実際、日本にそのまま居て、普通に英語を一生懸命勉強してきた子供の方が、英語力が遥かに上だったりするのである。そのような現実を目の当たりした時に、きっとこういう親はショックを受けることになるだろう。ただ、マウントをとりたがる親は、こんな事ではへこたれないだろう。。
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ストレスを抱えている方へ 成分:トウチュウカソウ(冬虫夏草)菌糸体粉末(Cs-4) シイタケエキス(椎茸提取物) アガリクスエキス(姫茸提取物) |
海外で暮らす人はその国では外国人。当たり前だけど。いろいろな国出身の人が、暮らしている、それが外国人ということになる。
「外国人」の分け方がある。1つしかない。
例えば、タイで暮らす人は、イギリス人もフランス人もナイジェリア人も韓国人もオーストラリア人も日本人も、すべて、タイ以外のあらゆる国籍の人は、外国人である。
ただ、その全ての外国人の中で、日本人だけいつも違う。
日本人は、日系企業で働いている。。。。別にそれは問題ないけど、例えばタイにいるイギリス人はタイのイギリス系企業で働いているだろうか? タイにいる韓国人はタイの韓国系企業で働いているだろうか? タイにいるフランス人はタイのフランス系企業で????? 日本人だけが、日系企業で働いている。もちろん、全てという訳ではないけど、ほとんどの日本人は、日系企業で働いているのだ。
日本人は駐在が多い。。。。これも別に問題ないけど、前述と同じ理屈で、例えばタイにいるアメリカ人がアメリカ企業の駐在だろうか? タイにいるドイツ人がドイツ企業の駐在だろうか? タイにいるブラジル人がブラジル企業の駐在だろうか? そんな人はいない。 つまり、日本人だけが、こんなにも駐在が多いのだ。これは、タイだけではなくて、他の海外の国でも同じだと思う。
タイにいる日本人は、日本企業の駐在、あるいは日本企業での現地の採用で働いている人が多い。駐在の人は、日本にいる時に、タイ勤務の辞令が出てタイに来たのだろう。そして、会社からまた日本帰国の辞令が出れば日本に帰国するのだろう。会社ありきである。
タイに居るインド人が、今勤めている会社ありきでインドに帰るだろうか? タイに居るアメリカ人が、今勤めている会社ありきで、アメリカに帰るだろうか? もちろん、みんな自分で、自分で選んでタイに来ているので、そもそも、自分の国の会社にも勤めているケースは少ないわけで、そんな、辞令で帰国するなんて、ゼロである。
つまり、外国人は、日本人とそれ以外というグループに分けられる。
日本人だけが、独自の生活パターンを、海外においても保有している。つまり、日本人は、海外に居ても、日本の仕組みを持ち込んで、日本の都合で生きているのだ。
むしろ、海外にいることによって、日本よりも日本が色濃く出るのである。下手に海外駐在なんかするよりは、日本にいる方がよほど精神衛生上良いと思う人も多い。
それが別に悪いと言っている訳ではなく、日本人というのは、日本の都合で生きていると言いたいのだ。
従って、いつも「日本人」というアイデンティティが念頭にある。これも別に悪いことでは無いけど、そういうのは日本人だけ。
外国人の自己紹介にも、それが現れる。
日本人だけが、まず会社名をいう人が多い。例えば、三菱電機の高橋ですみたいな。
この高橋さんのアイデンティティって、三菱電機なのだ。日本人のアイデンティティは、真っ先に日本人、そして会社名が先に来るのである。
日本人って、1外国人になれない。日本人だけが、まず、日本から来たと主張する。
日本人は、人生も、会社ありきで左右される。
本当にそれで良いの?
日本人よ。。
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まず屋台で注文すると、ビニール手袋をした手でフルーツをとって、なんかブリキみたいなシャベルの先みたいな形状の板の上で、器用にカットしてくれる。カットしたフルーツは手で触ること無く、そのままビニール袋に入れてくれる。 |
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家の近くや職場の近くでフルーツが欲しければ、ストリートの屋台で買えば良い。暑いタイで体調を整えるには、果物は不可欠。しかも美味しくて安い。いつも同じ屋台で買うと、屋台の人が覚えてくれていて、買いやすくなるだろう。タイ人はよく人のことを覚えてくれる。 |
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タイでの生活に慣れてくると、フルーツ屋台から、どんどん違う屋台に進出する。笑。これは、焼き鳥。甘辛い味で、美味しい。さらにこれを食べながら、コンビニで買ったタイのビール、チャンやシンハを飲んでたりすると、もうかなりタイ通ということになる。 |
いつも朝からつるんだりしているタイ人たちが居るのだけど、今日は朝から彼らのペースにはまってなんとも消化の悪い1日となった。彼らは全然悪くなくて、結局自分が悪いのだけど、それにしても、彼らの1日の過ごし方は、衝撃というか、ちょっと真似できない。少なくとも、自分には無理だ。でも、過ごしてしまった。
今日1日の終わりに当たって、なんとか意味を持たせようと思ったりして、一生懸命前向きに考えようと思ったりしているのだ。それがせめてもの、自分の1日を無駄にはしなかったぞ、という自己暗示にもなるからである。
貧乏性なのか、なんなのか、全く生産性のない1日を過ごすということは、少し耐え難い。読者の方々も、想像できるだろうか? 例えば、朝の始まりに、今日これから始まる1日が実はすごく無駄に過ごすことになると考えた時に、そのまままるで運命のように無駄な1日に突入するだろうか? もちろん、そういうことは避けるかと思う。なるべく避けるだろう。そして、なるべく有意義な時間を求めて行動するだろう。
もちろん、毎日毎日、これから過ごすであろう毎日が、全て有意義ということではないだろう。例えば、「今日は何もしたくない」と、あらかじめ決めているのであれば、その日は何の生産性のない1日であったとしても、心はハッピーであろう。
自分は貧乏性だと思う。だから、ぼーっとしていると、損した気分になる。損した気分が自分を掻き立てて、何かをしようとするが、問題はスマートではないので、ただトライして、エラーして終わりというまでがセッツ、、である。とても悲しい。悲しき自分。
地獄とは、フィジカルではなくて、メンタルである。
何もしない日があっても良い。それを望むならば。
しかしながら、今日も1日がんばろう!と、思っている朝だとしたら????
その後の行動が全く生産性がなかったとしたら、それはもう、地獄の時間が流れることになるだろう。今日はそんな地獄にも似た1日を体験した。
地獄と言っても、何か物理的にというか、フィジカルに、痛いとか、苦しいとかということは全くない。むしろ、メンタルの面で、とても苦しかった。
ここで、富裕層と言っても、タイの富裕層と言ったら、想像を絶するような富裕なので、そこまでではないと思う。とはいえ、彼らは、日本人が考える「金持ちの人々」という概念よりは、はるかに金持ちである。
感覚的にいうと、金の有る無しが、1から100までだとすると、日本人は平均値50から、上下にばらつきがあり、1番下は多分30で、1番上は多分65みたいな感じではないだろうか。たくさんの人が中間地点にいるのだ。そりゃもちろん、とてつもなく金持ちも存在はする。しかしながら、とてつもなく貧困な人は、少ししかいないと思う。
これを、タイに当てはめると、50付近には誰もいなくて、70以上から10%の塊がある。下は、30までは誰もいなくて、20以下に残りの90%が居るというイメージだ。あくまでもイメージだけど。
つまり、タイの貧困層はとことん貧困で、しかも人口も多い。
タイの富裕層は、とてつもなく富裕で、人口は少ない。その少ない中にも「すごく金持ち」な人が1番下であり、「想像不可能な金持ち」が上の方にいるというイメージである。
想像不可能な金持ちって、例えば、というか実在した人で言うと、イギリスのプレミアリーグのオーナーが居た。キングパワーというタイの会社のオーナーでもある、ビチャイ・スリバダナプラブハを例にとる。
実は彼は2018年にヘリコプターの事故で亡くなった。
1958年、中国系の両親のもとタイ王国に生まれる。1989年に免税店のキングパワーを設立し、財をなした。2010年にプレミアリーグ所属のサッカーチームであるレスター・シティを買収。継続的な投資によってクラブを発展させ、2015-16シーズンにクラブは創設以来初のリーグ優勝を成し遂げた。
2018年10月27日、自身所有のヘリコプターがレスター・シティの本拠地キング・パワー・スタジアム近くの駐車場に墜落[1]し、同機に搭乗しており死亡したことがクラブにより翌日発表された。60歳没。(ウィキペディア)
資産は、3700億円とか言われている。自分のサッカーチーム、自分のスタジアムがあり、ヘリで行ったり来たりしていた。イギリス国民にとても愛されていたらしい。
金持ちという概念をわかりやすくするために、ビチャイ氏を例としてあげたけど、とにかく日本人の概念からは外れていることは間違いない。
いつもつるんでいるタイ人友人は、そこまでではないものの、日本人的な感覚で言えば、ものすごい金持ちである。間違いなく、日本人の金持ちよりは金持ちである。
ただ、性格もあるのか、質素な生活をしている。そしていつも金のことを言っていて、ちょっとケチな感じのする人である。
親の世代から受け継いだ土地、家、そして金を持っている。親から受け継いだ金で、自分である製造業を起こして、ビジネスをしている。工場や設備もあるけど、借金とかそういうのは無縁だ。
実を言えば、本当はそんなビジネスなんかする必要もないのである。なぜなら、十分なカネが既にあるからである。親から受け継いだカネではあるけど。
ただ、彼にとっての問題は、毎日毎日暇なのである。もちろん、ビジネスは動いているけど、大半は人に任せているし、自分ではやることはあまりない。
で、自分みたいな仲良しを見つけると、まず朝ご飯から始まって、ぐるぐるバンコク周辺をあちこちに移動する。それで1日が終わるという、衝撃的な生活をしているのだ。
しかも話すことといえば、本当にくだらないことばかり。
別に彼は悪い人間ではない。むしろ、良い人だ。なぜなら、自分のことを色々と誘ってくれる。そして、奥さんも子供もいる。今日は、奥さんも一緒になって、あっち行ったりこっちに行ったりした。そしてくだらない話をたくさんした。
途中で、この生産性のない1日にゾッとしそうになった。
であれば、自分は途中で、バイバイすればよかったじゃん、と強く思う。しかしながら、ついつい流されてしまうことがある。いつもは意志の強い人を演じているけど、時々変なところで、レイジーなボタンが押されてしまう日がある。
今日はまさに、レイジーな日だった。ただし、レイジーと言っても、生産性の無い1日は過ごしたくない。例えば、自分が行きたいと思っていて行っていない店とか、街とかが結構ある。そういうところに行くというのが、レイジーな日の自分の定番である。レイジーではあるけど、無駄に過ごしたくは無いのだ。
で、今日はそのタイ人金持ちの雰囲気になんとなく飲まれて、なんとなく追随してしまった。用もなくモールに行き、要もなくホームプロに行った。
大手のスポーツジムで、子供のためのスポーツクラスがあるというので、その情報を聞きに行った。
ベイトンというタイ南部のチキンで有名な地域があるのだが、そのベイトンの鶏を使ったカオマンガイの店があるというので、そこに行った。金持ちでも、食べ物は安いものが好きなのだ。
たい焼きクロワッサンとかいう、昔はエンポリにもあったらしいけど、今は少し外れた、家賃の安そうな施設にしか入っていない食べ物屋があるのだけど、そのたい焼きクロワッサンを買った。たい焼きクロワッサンに関する全ての会話が、耐えられないくらい暇だった。例えば、日本ではたい焼きは美味いのか? とか、クロワッサン生地のたい焼きは日本にはあるのか? とか。などなどである。
BLACKPINKの話をした。なぜなら、メンバーのLISAが今ちょうど休みでタイに帰ってきている。休みだからというのもあるけど、ちょうど隔離もなしでタイに入国できるようになったので、このタイミングで帰ってきたのであろう。そのLISAが昨日訪れたムーガタの店に、前に行った話とか。
その延長でK-POPの話とか。その延長で、アイドル全体の話とか。K-POPが流行る前は、全部日本のカルチャーがメジャーだったとか。
あるモールの入り口にTao Binの自動販売機があり、それは今とても話題になったりしていたので、その株式の話とか。で、その株はギャンブルだからやめた方が良いとか言われたり。
まー、とにかく、そんな話をして、日がな1日終わってしまったのである。
今日の朝、目覚めた時から考えると、想像をしない1日を過ごしてしまった。
きっとこんな日もある。
そして、その人はいい人だから、その人のせいにしてはいけない、と自問自答している。
そして、きっと良い1日だったに違いないと、自分に言い聞かせている。今日のこの日を、どのように捉えれば、どのような解釈をすれば、良かった! ということになるのか、まだ答えは出ていない。
🔸
寝るまでに、答えを見つけたい。
答えを出さずに、いつまでも、居られない。。
「アクセントがまだ少しおかしいですから、それを早く修正してくださいね。では今日のクラスはこれで終わりにします。」
プライベートのレッスンが終了して、ちょうどお昼の時間になった。ジョージ・フレッチャーは、些か不貞腐れながら、日本語クラスを後にした。日本語しかできないくせに威張り散らしている日本語教師がとにかく気に入らなかった。一歩外に出ると、マンハッタンの強い陽射しに一瞬目を瞑った。
ランチタイムであるしお腹は空いている。いつもの場所に向かうと、いつもの様に、デイビッド・タカハシが独り、どっしりという雰囲気で、狭いベーグルショップのカラフルなベンチに腰掛けながらロックスサンドを頬張っているのが見えた。ジョージはデイビッドの方にトボトボと歩み寄って行った。
例年になく雪の多かったニューヨーク、アメリカ東部も、春の気配が日に日に増してきていた。ビルとビルの間の隙間に溶け残った雪が、ビル間から大通りに吹き抜ける、マンハッタン独特のビル風を冷やしていた。
「ヘーイ!」と声をかけながら、ジョージはデイビッドに軽く肘でタッチすると、先に食べ始めているデイビッドを横目に、メニューが目に飛び込んできた。いつもの店なので、メニューはほぼ知ってはいるが、日本語がぎっしりのメニューに今初めて気づいた。
「おいおい、日本語メニューしか置かなくなったのか?この店は。」
口の中に入ったロックスサンドを少し急ぎめでもぐもぐして、飲み込みながら、デビッドは口を手で押さえながら、徐に答えようとした。
「あのね、もう、トレンドが日本語なんだよね…。NYもLAも、日本語のメニューしか置かなくなったみたいだよ。」
尚ももぐもぐしながら、そのうちに全米でレストランのメニューは日本語だけになるかもしれないというような、恐ろしい予想をデイビッドが誇らしげに言ったのが聞こえた。
日本語が主流になったのは、この3年くらいの出来事である。グローバルのマーケットにおいて、日本企業が、売上高上位を100位まで独占した結果、日本はついに英語でのミーティングを全て日本語に切り替えた。
なぜなら、英語人材不足による理由である。それまでの英語中心の世界では、日本企業もグローバルではとにかく英語力のある人材を獲得することが必須事項になっていた。もちろん、英語が得意な人材は結構居るが、まだまだ苦手とする人口の方が圧倒的に多いことは事実である。
特にソフトウェアやハードウェア、ネットワークのエンジニアにとっては、英語力を必要以上に求めて、スキルのある人材を見落とすことは、企業としてマイナスであることを誰かが提唱してきた。
そもそも、日本企業が世界のビジネスのほとんどを供給しているこの状況を考えれば、日本人が敢えて英語を勉強する必要もなく、むしろ、海外で日本企業と取引をしたい国の人に日本語を身につけてもらった方が、ビジネスの加速が数倍も早いことに、日本国は気づいたのだ。
我々が英語を習得しなくても、我々の製品やサービスを欲している人が、日本語を勉強すれば良いのだ。時の政府は、戦後史に残るような大胆な決定を下した。
この決定で何が起こったかといえば、当初反発も示していた欧米をはじめとする外資系企業も、結局は、日本企業とのやりとりが必須であるが故に、日本語での対応を検討し始めた。世界の企業人は、日本語を勉強し始めたのである。
全米、いや、世界での日本語熱は高まるばかりである。ニューヨークやロスアンゼルスのレストランでは、とうとう英語メニューを撤廃する動きも出てきている。それがそれがトレンドに載るということなのだ。
「もうねえ。日本語は避けて通れないからさ。」
デイビッドが不貞腐れているジョージに話しかけた。
「気持ちはわかるけど、ちょっと踏ん張った方が良いよね。今、日本語の勉強を踏ん張らないと、5年後10年後の給与にかなり響くぜ。」
不貞腐れているジョージを不憫に思い、デイビッドはそれでも優しく諭すように、ジョージに言った。
確かに、アメリカ人にとって、いや、世界中の国の人にとって、日本語の習得は難しい。
しかしながら、日本国、そして日本企業が一斉に基本言語を英語から日本語にシフトしてしまったために、アメリカ含め海外の人々はビジネスをするためには日本語がどうしても必要な状況になったのだった。
グローバルのビジネスは、日本企業との関係構築をしなければ、何も進まない。
アメリカの過激な大統領候補は、日本は敗戦の腹いせを経済で復習しようとしていると言い、日本に対してネガティブキャンペーンを張っていた。
「今行ってる日本語会話、ダメだね。なんか、ビジネスライクだから。」
ジョージは、今習っている日本人の日本語教師がとにかく好きではなかったのだ。そんなに嫌なら、金出してまで行く必要はないと、自分でもわかっていた。が、とにかく勉強しなければならないことには変わりなく、いちいち教師を変えるのもなんとなく面倒だった。
「もっと可愛い、セクシーな日本人の日本語教師、紹介するよ。やる気出るだろ。」
デイビッドは、友人の日本語教師、ヨリコ・ワタナベのフォトをジョージに見せながら、さらに続けた。
「まあとにかく、彼女もアメリカ育ち。英語もできるし、日本語教育法ではマスター持ってるから。それに、もう、この写真見れば、説明いらないだろ。」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
日本企業が、日本語に舵を切り始めたのは5年前。その前は、日本の義務教育では英語が必須だったが、もう今は撤廃されている。
グローバルの売上の100位までを独占している日本企業が、一斉に日本語に舵を切った途端、日本人は英語を勉強する必要がなくなったからである。日本政府が、英語の必修を撤廃したのは、3年前のことである。
「何しろ、世の中の言語がみんな日本語に変わりつつあるからな。英語勉強したって、せいぜい、英語圏のおねいちゃんとデートできるくらいしかメリット無いよね、今となっては。」
ランチの帰り道も、ジョージの脳裏には、デイビッドから言われたことがリフレインしていた。ふと、ジョージはヨリコ・ワタナベのWhatsAppをタップした。
それにしても、日英バイリンガルのデイビッドはとにかく楽しそうである。そして給与も上がった。特に日本語を話す時点で、相当数の機会が増えたのだ。
今となっては、バイリンガルである必要もあまりない。日本語さえできれば、それで良いのだ。英語が話せることに関しては、特段、良いこともなかった。
言語学が好きで、英語に興味のある人は、英語を勉強するだろうが、全ての人が英語に取り憑かれる必要は、もうないのだ。
時代は変わったものである。
アメリカもヨーロッパも、アジア圏も、ビジネスでは全て日本語が、今となっては常識である。フィリピンやネパールでは、公用語を日本語に変えることがすでに決定し、来年から施行されることになっている。
ロックフェラーセンターの前を通りかかると、夥しい人々の群れがけたたましく叫んでいた。よくあるデモ行進だろうと、ジョージは思ったが、少し毛色が違う。
「日本語、反対!」
「言語差別 反対!」
叫んでいるのは、日本語でのビジネスに反対する団体であった。彼らの主張は、ビジネスで日本語を使うことは、言語による差別にあたるというものだった。
へー。言語差別ねえ。
よく見ると、彼らは国際司法裁判所に、提訴しているらしい。
「みんな、よくそんな暇あるよな。そんな暇あったら、日本語勉強しちまった方がよくねえか?」
と、心の中で呟きながら、5番街を南へと歩いて行った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ジョージは、道を聞いてきた日本人に言い返した。その日本人は、日本語でジョージに話しかけて、道を聞いたのだ。
そもそも道を聞かれるときに日本語を使われることは、アメリカではよくあることだった。英語ができない日本人がとにかくたくさんアメリカに居て、日本語だけで生活をしている。さらに、アメリカそのものが、日本語がすでにトレンドになっていて、教養のある人なら簡単な日本語の会話もできるという状況になっていたので、日本語で突然話しかけられるというのは普通のことだった。
ジョージは、なぜ、その日本人に対して怒鳴り散らしたのかは、わからない。普段なら、そんなことはしないのだ。
日本人は、オロオロして、その場から逃げていった。
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花粉症に。日本では「アレグラ」です。 |