2022年4月23日土曜日

アヤさんサービスを止める事になった事件

タイに来て、在タイ日本人と同様に、ウチもアヤさんサービスを利用したが、2年ほどで打ち切る事にしたので、その理由を書いていく。

全体的にまとめれば、

「異国にいても浮かれずに地に足を着けて生きていこう!」

と思うことにしたからである。ただそれだけでは、なんのことだかわからないので、具体的な理由を書いていきたい。そこに至る直接的な細かい原因や、引き金はいろいろとあった。

別にアヤさんサービスを否定するわけでも無いけど、とにかくウチには合わなかった。きっと、そんな家庭もあるはず。

|そもそも何故アヤさんサービスを利用しようと思ったのか? 

その前に、アヤさんとはメイドさんのことで、まあ、お手伝いさんの事を言う。掃除洗濯、家事をしてくれるのだ。専門性によって子供の世話もしてくれたりする人も居る。ナニーさんとか。

で、アヤさんサービスを利用するに至ったきっかけは、考えてみたら、ただなんとなくである。なんとなく、在タイの日本人は、特にファミリーできている世帯はみんな使っているし、だったらウチも使ってみようかな、というノリである。その程度だ。世の中には、なんとなく始めてみる、ということは、結構あると思う。アヤさんもその一つだ。

もちろん日本にいる時にはそんなの使ったことない。単発ではあるけどお掃除サービスとかを検討したことはあるけど、結局ほんとに使うまでには至らなかった。

せっかくタイに来たし、タイの生活にもこれからどんどん慣れていかなければならないし、ということで、アヤさんサービスを利用した。

掃除洗濯をしてくれるなら、奥さんも楽になるだろう。日本ではそんなのないけど、せっかくタイに来たし、何事も経験だ! みたいなノリでサービスを利用しようと思ったのだ。

|アヤさんの仕事に感動する

実際にアヤさんサービスがスタートして、アヤさんが来る事になった。タイ人のおばちゃんである。子供好きらしく、うちの子の面倒もよくみてくれた。とはいえ、もう小学生なので、そこまで面倒もいらないし、ナニーとして雇ったわけでもない。子供の世話のサービスはオプションとして依頼はしていない。ただ、子供好きらしい。タイ人あるあるである。そのアヤさんは自分の子は、もう成人していて、田舎で学校の先生をしているとのこと。アヤさんはとても優しそうな、良い方だった。

そして、何より、アヤさんの仕事に、感動した。当然のことだけど今までそんな、自分の家にメイドが来るなんて、全くなかったし、考えもしなかったことなので、全く無知の世界ではあった。

タイではみんな利用しているし、きっとタイ人のおばちゃんが来て、掃除とか洗濯とかしてくれるんだろうなあ、くらいにしか思っていなかったのだ。ところがどっこい、その仕事ぶりはとても感動した。

・洗濯物のたたみ方

タイ人のおばちゃんといっても、色々とアヤさんについての研修を受けてきているのだろう。洗濯物のたたみ方が、すごい。パンツもきっちりと、まるで売り物みたいに畳んであって、収納されている。ただ、これはだいぶ後から奥さんが言っていたが、洗濯洗剤と柔軟剤の減りがやたらと早かったらしい。何か使い方を間違っていた可能性もある。まあ、とはいえ、洗濯物に関しては、すごく満足をした。

・ベッドメイキング

ベッドも同様に、まるでホテルのような仕上がりで感動した。シーツもピチッとしていて、布団、というかコンフォートもビシッと畳んであるのだ。これも素人仕事ではないことはわかる。タイ人おばちゃんのアヤさんと言っても、色々とトレーニングの跡が伺えるのだ。

・扇風機の羽根まで

タイに来ると、扇風機は必需品である。もちろん、暑いタイ。だいたいみんな家具とか家電とかが備え付けのアパートを借りるので、エアコンももちろん、最初から備え付けではある。ところが、日本にあるようなエアコンと違って(最近そういうのも出てきてはいるけど、聞いたこともない怪しいメーカーではあるけど。。。)、とにかく、騒音とか電力消費が半端ない。最初タイに来た時には、このエアコンの轟音でストレスになったりした。ただ、暑いから消すわけにもいかずに、そのままつけているのだ。これはものすごいフラストレーションだった。で、エアコンを消して、あるいは弱くして(またこの調節もうまくいかなかったりすることは多いのだが)、扇風機を活用する。最初借りた部屋は、なんと300平米あったので、扇風機が複数台必要だった。

ところで、スクンビットエリアの古い物件ほど、ボロいけど、広い。また、少し離れた築浅のコンドミニアムやアパートは、狭くなる傾向にある。タイに来たときは、古くてボロいけど、広い物件を借りて住んだのだ。そのアパート丸々1棟、日本人居住率100%だった。ただしファミリー向け物件で、みんな子連れの家族なので間違いなく駐在だろうから、家賃を会社補助なく自腹で払っていたのはおそらくウチだけだっただろう。ちなみに7万バーツプラス電気代水道代合わせると82000バーツくらいになっていた。

で、この扇風機の話だけど、数ヶ月もすると埃っぽいバンコクを象徴するかのように、扇風機の羽根にものすごい埃がこびりつくのである。で、アヤさんがその扇風機を全部分解して、埃を隅々まで取ってくれたのである。この仕事振りには驚くばかりであった。

・ソファーを全部動かして部屋の隅々まで掃除

ソファーの後ろの壁との間やソファーの下の床との隙間にゴミや埃が溜まる。自分達だけなら、もちろん、時々はそういうところも掃除はするけど、毎回ではない。アヤさんは、毎回毎回、ソファーを移動させて、後ろや下まで掃除してくれるのだ。それだけではなく、テレビの後ろとか、そういうところまで掃除してくれる。これは本当にプロという感じがするし、アヤさんサービスを頼んでよかったなあ。。と、思う瞬間でもあるのだ。


|徐々にだらけてくる

ところがところが、そんな素晴らしいプロフェッショナルなアヤさんも、どんどんとだらけてくる。全てのアヤさんがだらけてくるわけでは、もちろんないだろうけど。

アヤさんがだらける理由だけど、そもそも、そういうものだと思った方が良い。つまり、みんなだらけるものなのだ。

みんなだらけるのに、どうして長続きしてだらけない人もいるかというと、主人が怖いから。これは本当に、まるで小学生レベルの話だけど、実際にそうなのだ。そして、ウチでお願いしていたアヤさんがだらけた理由は、ウチが怖くないからだ。主が怖くないと、だらける。

どんな風にだらけるのか?

・いつも電話

まあ、とにかく、いつも電話をしながら仕事をしている。タイでは仕事しながら電話するのは普通である。タクシー運転手やバスの運転手も。店の店員とかも、いつも電話している。しかもビデオ電話。Facebookメッセンジャーや、LINE電話である。もちろん、プライベートの電話である。タイ人友人に聞いたけど、タイ語がわからない日本人の前では、平気で日本人主人の悪口や、他の仕事の話などをしているとのこと。まあ、それだけ舐められている。ていうか、この舐められているという概念そのものを無くした方が良いと思う。元々、そんなに働きたくない人たちだったりするのだから。


・モップは適当

だらけてくると、モップかけが、ただただ床をなぞっているだけになってくる。力も入れずに、モップ掛け前の掃除機すらかけずにただ部屋の床を撫でているのだ。しかも電話をしながらである。こちらも日本人だし、いちいちそういうのにダメ出ししたりするのも嫌なので、見て見ぬふりをしてきた。ただ明らかに、採用当初とは違うのだ。本人も、バレているのはわかっていると思うが、その辺、主人である我々から何も言われないのを良いことに、平然としているのである。


・クイックルは置かない方が良い

モップもそうだけど、ウチにはたまたまクイックルがあった。アヤさん頼む前に、クイックルワイパーでで掃除したりしていたのだ。このクイックルワイパーが、また曲者で、アヤさんがずっとクイックルワイパーで床を撫でていた。埃をとるわけでもなく、まるで塗り絵のように、床の隅から隅まで、帰るまでの時間を使って、行ったり来たりしているだけで、全く汚れなど落ちないし、掃除にもなっていない。しかもまた電話しながらである。なんでそんなに電話することがあるのかもよくわからないけど。たまたまクイックルがあったので、モップより軽いし、水使わなくても済むから、きっとそれが良くなったのだろう。当然のことながら、ソファーを動かして掃除するとか、扇風機の羽根を掃除するとか、かつての面影は微塵もなくなっている。本人も気づいているだろうけど、これも、やはり、主人であるウチらから怒られないから、なーなーになっているのだろう。全てのアヤさんがこんな風にならないかと思うけど、あやさんを頼む予定がある家は、クイックルは置かない方が良いと思う。


・余計な部屋はない方が良い

タイに来た当初、もちろん、コロナ前。その頃は、コロナで世の中がこんな風になるなんて、予想すらしていなかった。もちろん、日本に行ったり来たりを数ヶ月に1度はしていたし、また、日本から親や友達が訪ねてくるなんていうこともしょっ中だった。日本からだけではなく、海外にいる友達がタイを訪れるなんていうことも頻繁だった。ウチにはアメリカに住んでいる友人が良く訪れた。そこで、当初は、実は3ベッドルームを借りていたのだ。そもそも2ベッドルームでOKなので、サードベッドルームは、お客さん用であった。コロナ前は、親が来たり、友達が訪ねてきたりと、それはそれで重宝した部屋だった。で、そのサードベッドルームを普段使わないことを良いことに、アヤさんが入り浸り始めた。洗濯物を畳むときに、ベッドにどかっと腰を下ろしして、もちろんデフォルトの電話をしながら、ゆっくりゆっくりと洗濯物1枚1枚に時間をかけて畳むのだ。それから、その他の作業中も、なるべく主人である我々の目につかないように、サードベットルームに居る時間がいつもよりとても長くなった。物件は昔のタイのつくりなので、実はアヤさん部屋という、納戸のような部屋があり、簡易ベッドに簡易トイレなんかもそのアヤさん部屋にはあるのだが、そこはとても居心地も悪く、そもそもそこに居たら仕事していないことになる。その点、サードベッドルームは、一応仕事している体になっていると思っているのだろう。とにかくずっとその部屋で、なるべく主人から見えないポジション取りをしたりしているのだ。なんだかせこい。せこいというか、もう基準が怒られるか怒られないかだから、仕方がない。


・ウチのお菓子をバカぐい

冷蔵庫の中のウチのお菓子を、アヤさんが爆食いしていた。もちろん、アヤさんにも休憩時間があり、その時間はキッチンの隅で自由にしていて良いのだが、ウチのお菓子を、特にフジスーパーで買った日本のお菓子をバカ喰いしていたのだ。まあ、もちろん、お菓子食べて良いよ、とは事前に言ってはあった。言ってあったものの、爆喰して良いとは言ってなかった。当たり前だけど。まあ、これも、全てに言えるのだが、怒られないと、だんだんと舐めてかかってくる典型である。本当に、怒られないということがわかると、エスカレートするのだ。怒られないから良いと言う概念なのだ。


・ソファーはもう動かさない

ここまで読んでもう想像できると思うけど、もう、かつての、当初のソファーまで全部動かして、クッションも全部ひっくり返して掃除をするような、あんな感じの面影はない。同一人物である。でも、タイに数年住んで、6年目に突入した今思えば、タイ人ってそういう人多いよね、とは思える。
当時はタイに来て日も浅かったので、このあやさんの行動パターンが、一般的なタイ人の習性かどうかはわからなかった。もちろん、全てのタイ人がこんな感じではないだろうし、日本人だって似たような人は居るだろう。ただ、タイ人の国民性を知る良いきっかけにはなったのだ。

・扇風機はもう掃除しない

ソファーを掃除しなくなったことに関連するけど、もちろん、扇風機を分解して羽根を掃除するなんていうこともなくなった。ソファー、扇風機で、あとは推して知るべしだと思うが、もう、ありとあらゆることがテキトーになったのだ。これ多分、流石に自分でも気づいては居ると思うけど、もう箍が外れて、自分でもコントロールできなくなったのだろう。


|ついに事件勃発

そんな、すっかりとなーなーになったアヤさんだが、それでも、なんとか平和に毎日が過ぎた。当初の驚くような仕事はもう皆無ではあるけど、手抜きであれとりあえず水場の掃除だけでもしてくれるので、割高ではあるけど、なんとなく我慢していたのだと思う。なんか注意するのもめんどくさいし。ただ、その頃は、我慢すれば良いと思っていたのだが、あとあとになれば、なんで我慢なんかしてたんだろう? と思うようになる日が来たりした。
まあ、とはいえ、普通の日本人にとって、雇っているアヤさんをクビにするとか、多分できなくはないが、なかなか実際問題、面倒である。時が来るまで、放っておくことになった。それに漠然とではあるけど、当時引っ越しを予定していて、今度引っ越す時には、良いタイミングなのでそのアヤさんは、アヤさん会社に言ってやめようと思っていた。

事件は、そんな矢先の出来事だった。しかも複数の事件が、同時多発的に次々と勃発したのである。

・【事件1】金貸してくれと言われた事件!

突然、15万バーツを貸して欲しいと言ってきた。何やら、親が入院したとのこと。気の毒ではあるけれど、本当かどうかもわからないし、そんなの知ったことではない。流石にそこまで舐められては困る。金は貸せないと即答した。
これってタイあるあるらしい。カネをせびられるのは結構あることらしい。そして、大概嘘らしい。とはいえ、もし本当だったら、そしてお金に本当に困っているのなら。。。みたいな、カモカモめっちゃ良い人日本人が発動しそうになる。さらに、お金を貸さなかったから病気が悪化したとかそう言うこと言われても、嫌だなあとか、色々と頭をよぎる。本当に日本人ってどこまでお人好しなのか? 

ただ、ここは毅然とした態度をとった。しかしながら、何か、そのあと色々な事件が起きそうな気配がしたのである。

・【事件2】自分の子供についての相談を持ちかけられる事件!

イサーン地方で教員になった自分の娘が、彼氏の子を孕んだとか。いやー、知らんわ~。それでどうしたいのか? 今の旦那には相談できないらしい。これもタイあるあるだけど、子供はお母さんが育てて、父親はいつの間にか居なくなったりすることがめっちゃ多い。男は、何か面倒になると、居なくなるらしい。そんな感じで、母親と子供という形の家族がものすごく多い。そしてお父さんの居所はわからない。 
で、ウチのアヤさんも、自分の娘の本当の父親はもうどこかに居なくなって連絡は取れないとの事。今の旦那との間には子供はいない。今の旦那と出会ったのも最近で、子供の存在は知っているものの、あまりそのことを話さないらしい。なので、今の旦那に相談しても無駄ということだ。子供を妊娠したなら、おめでとうと言っておいた。そしてその会話が続かないように、なるべく避けて過ごした。

・【事件3】頼んでないウチの子の爪を切り、子供深爪する事件!

それは全くこちらが見ていないところで起こった。タイ人はとにかく子供が大好き。これは一般的な話だけど、いや、もしかしたら、僕の周りだけの話かもしれないけど、子供が好きだけど、教育には熱心ではない。つまり、子供はペットみたいな扱いである。とにかく猫可愛がり。教育とか、食育とか、そういうの一切なし。そして人の子も可愛がる。まあ、悪いことではないかもしれない。だからと言って、すごく良いことでもない。
ウチの子の爪切りをしてくれたらしく、もちろん、そんなの頼んでない。善意だとは思うけど。ウチの子も、別に断ることもなかったけど、良い気分はしなかったらしい。そして、深爪になり、痛いと言っている。なんか、嫌な感じである。段々と、嫌な感じになりつつあった。

・【事件4】いつもインフルを持ってくる事件!

コロナ前の話。その当時は、まさかこんなコロナの時代が来るとは思っても見なかった頃。コロナはないけど、もちろん、普通の風邪や、インフルエンザはあった。日本ではインフルエンザは冬場の季節的なものだと思うけど、冬が無いタイは、1年中インフルエンザがある。もちろん、季節関係なく、流行りはある。その、インフルエンザが流行っている頃、必ずアヤさんが我が家にインフルエンザを持ち込んで、子供が感染していた。それもそのはず、アヤさんはしょっちゅう夜はお友達とご飯を食べていて、いつも風邪をひいていたりした。我が家に来ては、マスクなしで咳をゴホゴホしていた。そしていつも子供にハグしたりしていたのだ。これでいつも子供がインフルになった。まあ、もちろん、アヤさんが原因かというのは、証明できないが、もう状況的に明らかだった。マスクもしないで咳がゴホゴホ、そのしばらく後に子供とか、奥さんがインフルになったので。。

・【事件5】ウチに「住まわせてくれ」と言ってきた事件!

何もこのブログでアヤさんの悪口を羅列したいわけではない。もちろん、在タイの方々のブログや、聞いた話などでは本当に素晴らしいアヤさんも居るとのこと。だから、この記事が全体的なことを言っているわけではない。ただ、ウチが経験したことを書いているだけ。もしかしたら、レアケースなのかもしれない。
で、アヤさんだけど、ウチに住みたいと言い出してきた。もちろん秒速で断ったけど。
ただ、かといって、このアヤさんも滅茶苦茶なことを言ってるわけでもない。実は、タイには裕福な家にはアヤさんが住んでいたりする。流石に、在タイ日本人の家でアヤさんが同居している家庭は、聞いたことがないけど。もしかしたら居るのか? 知らんけど。
そういう文化なので、しかも、ウチが住んでいたコンドミニアムには、アヤさん部屋があったので、そこに寝泊まりしたいと考えていたらしい。アヤさん部屋は、テクニカリー、カギも別で入口も別、しかもトイレもあるので、その住人とスペースを共有することなく暮らしていけるといえば、暮らしていける。しかもそのカルチャーもある。そして、アヤさんは、当初、電車とか、運河を行き来する船で通ってきていた。あまりにも遠いので、最近、バンコクのトンロー、プロンポン地区に部屋を借りていたらしい。当然、家賃もかかるので、いっそのこと、ウチに住みたいと思ったのだろう。流石にそれにはNGを出した。

・【事件6】ペットボトルのゴミを外から拾ってきてウチに集め始めた事件!

ある日、納戸のようなそのアヤさん部屋が、ペットボトルだらけになっていた。透明の大きなビニール袋に入っているものの、そのペットボトルはどこかのゴミを拾って集めた感じであった。「またなんか始めたな。」と、思った。それにしても、汚いし、そもそもそのゴミ袋を持って、アパートのエレベーターに乗っている事自体、やめて欲しいと思った。何やら、そのアパートの他の部屋のアヤさんとかとチームを組んでそのプロジェクトをやっているらしかった。ペットボトルは、コーラの液体とかの残渣?が微妙に残ったりしているし、なんだか汚らしい。とにかくやめてもらうようにお願いして、なんとかやめてもらった。ちなみに、そのペットボトルを集めている理由だけど、どこかに持っていくとお金がもらえるらしいとのことだった。そして、そのアパートの他の部屋のアヤさんとかとチームを組んで、いろいろ協力していたらしい。蟻とかもくるし、すぐにやめてもらった。。

・【事件7】モップを洗ってバスタブが真っ黒事件!

モップを洗ったり、雑巾を洗ったりする専用のシンクは、掃除用具が置いてある所にしっかりと備え付けてある。そこで汚れたモップをかを洗うのである。当たり前だけど。

前述したように、アヤさんは普段使っていないサードベッドルームにとにかく籠るようになっていた。ドアを閉めて、そこでいつも電話をしている。ツインベッドの上にはいつも洗濯物が山になっていて、まるで時間を埋めるかのように、ゆっくり、ゆっくりと畳んでいた。急ぐとか、そういうことは全くなかった。そして、サードベッドルームにもバスルームがあり、バスタブもしっかりとついている。そういう物件だった。もちろん、そのバスタブは大きくて、大人が浸かっても全然OKなサイズである。
普段、籠っているし、うちも全く注意もしないので、本当になーなーになっていた。ある日、サードベッドルームに用があり、中に入ると、アヤさんがなんと、バスタブに水を溜めて、汚れたモップをジャブジャブ洗っていた!! 
専用シンクは、掃除用具の方にあるし、いちいちそこまで行くのが面倒だったようだ。
サードベッドルームにこもって1日過ごす予定をしているので、その部屋についているバスタブがアヤさんにとっては便利だったのだろう。

それは衝撃だった。裸で浸かって疲れを癒すバスタブの中が、真っ黒な汚水でいっぱい。思わず、声をあらげて注意した。


アヤさんにとっては、初めて怒られたので、相当びっくりしたらしく、すごく慌てていた。その後、だいたい10日くらいは、真面目にせっせと仕事いていたみたいだけど、時期にまたなーなーな態度に戻った。

・【番外編】子供にキスしたらしい!

まあでも、あんまり事件事件書いていると、読んでいて良い気分しないと思う。なんか、悪意ばっかり書いても、仕方がないかとも思う。別に、アヤさんに悪意は無い。ただ、ウチは性格的に厳しくも言えないし、扱うのがとても苦手だったとしか言いようがないだろう。

良い顔していると、どんどんつけ上がり、怒らないとどんどん浅はかな行動がエスカレートしていく。ポイントは、やはり、怒ることだ。ただ、お互いに良い大人。怒るって言ったって、ウチには無理。つまり、ウチらみたいな日本人には、タイ人の中のヒエラルキに組み込んでいって、そこに入っていくことって、無理なんだ。
で、このアヤさんだけど、実は週3日の午前中はウチに来ていて、その他の時間はそれぞれ別のお宅に行っていた。

別のお宅での、出来事をある日相談されたけど、よくよく聞くと、そのうちの子供にキスをして、お母さんがもう泣いて、ただ泣いているだけで口を聞いてくれなくなって困っているとのこと。家にも入れてくれないし、クビとも言われていないし、ということらしい。そして、怒られるわけでもなくただただ泣いているので、何が悲しいのか良くわからないとのことだった。ウチにはそのお母さんの気持ちは良くわかった。タイ人は、怒りの感情なら何故怒らないのかがわからなかったのかと。そして泣いているから何か悲しい事があるのだろうと…。まるで他人事。自分の行動が関与している意識は無いようだ。

キスって、どんなキスよ? と、思った。
そのお宅は日本人のお宅で、普段はお母さんと赤ちゃんが家にいるらしい。旦那は、仕事に出ているし、出張も多くてそもそも家に帰宅しないことも多いとか。
で、そのキスって、どういうこと? と聞いてみた。ほっぺにチュみたいなの?と。そうしたら、口にキスしたらしい。それを、お母さんに見られて、もうそれはそれはショックを受けたとのことだ。

自分の赤ちゃんが、タイ人アヤさんに口にキスされた。。。

若い日本人お母さんには想像を絶することだったのだろう、そのお母さんにとっては。しかも、旦那は居ないのだろう、近くに。まあ、そのアヤさんの子供への猫可愛がりを見ていれば想像はできる。ただ口へのキスって………。


アヤさん、どうして良いのか、困っていた。このまま、そのお宅にしれーっといつも通りに、何事もなかったかのように通うべきなのか、それとも、もう行かないほうが良いのか。。。??


ぶっちゃけ、そんなの知らん。と思った。
行くのも良くないし、行かないのも良くないだろう。どうしようもないとは、このことだ。それにしても、ひどい話だ。


|徐々にストレスが多くなる

こうして。タイに良くも悪くも慣れてくると、だんだんストレスも多くなってきた。そうこうして過ごしているうちに時は流れ、コロナに突入した。

僕自身の仕事にも大打撃で、金銭的にも苦しくなるなど、色々と打撃が重なった。駐在の人の中には、アヤさんも会社持ち、みたいな人もいるだろうけど、ウチは違う。それにしても、タイでの暮らしを有意義にするためのアヤさんが、それによって苦しくなるなんて、本末転倒も良いところだ。

お金も高い

アヤさんにかかる代金を会社に請求できる駐在さんも多いらしい。だがウチは違う。何度も言うけど…。笑

駐在ではないし。もちろん自腹で、週3回で月に6000バーツと言うお金を支払っていた。もちろん、当初のような驚くような仕事をしてくれれば、そのお金もまあ、無駄ではないかとは思うものの、こんな事件ばかり重なっているのでは、ストレス溜まるばかりで、さらに出費なんて言語道断という感じがしてきた。

またさらに折からのバーツ高で、割高感がさらに増してきたのだ。もう、このアヤさんをお願いする理由もどこにも見当たらないという雰囲気にさえなってきたのだ。

すごく休むようになった

おそらく元々働くのが嫌なのだろう。これはタイあるあるだ。タイ人を使うというのは、本当に難しい。それは日本企業の駐在の方で、タイ人のマネジメントをしていた方なら、よく知っていること。日系の飲食店で働いているタイ人を見ても分かる通りだ。タイ人の仕事態度について語り出すと、また記事を2、3個書かないと書ききれないので、ここでは割愛するけど、とにかく働くのが大嫌い。もちろんすべてのタイ人がそうではないけど。働き者のタイ人も少ないけど知っている。

まあ、もちろん、仕事というのは日本人だって嫌なこともあるけど、タイ人は、仕事そのものが大嫌い。言い換えれば、仕事をしているだけでも偉いという感じである。

で、アヤさんもすごく休むようになった。とにかく、休みがちになったのだ。そして、コロナが本格的に始まって、つまり、2020年はじめの頃のこと。もう、自分の仕事もやばいし、ストレスマックスで、住んでいたトンローのアパートも家賃が高いので、少し遠くの駅に引っ越そうかと思っていたのだ。


アヤさんの上手い使い方について

話はそれるけど、ある日、タイ人の古い友人の家に呼ばれて、ホームパーティに行った。実はタイに来る何年も前に、アメリカに住んでいたことがある。その時に友達になったタイ人がいる。そのタイ人とは、アメリカで同じ学校に通っていた。その当時はもちろん、まさか自分が将来、タイに住むことになるなんて、200%も思っていなかった頃だ。たまたま友人になったのがタイ人だったのだ。

その古い友人のタイ人は、僕がアメリカから日本に帰ってもアメリカに残って仕事していて、今でもアメリカに住んでいるのだ。その友人が、里帰りでバンコクに帰ってくるということになり、数年ぶりに連絡があった。そこで、その友人は自分のタイ人の友人たちを呼んで、ホームパーティをやることになり、自分も呼ばれたので、伺ったことがあるのだ。


大きな豪邸の庭で、バーベキューをやった。その友人のタイ人たちは、医者や客室乗務員や、外資系企業で働くエンジニアなど。そしてその友人の両親や親戚は、アメリカ、日本でタイ料理レストランを長年経営していて、リタイアした人々だった、恵比寿で長年タイ料理レストランをしていたという、親戚のおじさんおばさんが、タイ料理を作ってくれた。それはそれはとても楽しい時間だった。その時、そのお宅にメイドさんがいて、手伝っていた。ひっそりと、裏方として、お手伝いをしていたが、何の悲壮感もなかった、また、おじさんおばさんたちが、そのメイドさんに、上から命令していて、メイドさんはその命令に従っていた。


その命令の仕方だけど、これが学ぶべきポイントである。

上からではあるけど、どこか愛情も感じるような言い方で、メイドさんも何となく、ハッピーな雰囲気というか、決していやいやという感じでもなかったのだ。その命令の仕方だけど、本当に慣れている雰囲気で、それは日本人には真似できない。日本人は、どうしても、良い顔しようとしちゃうので、お願いするときのキリッとした、毅然とした、かといって冷酷でもなく、しっかりとした愛情も持ちながらお願いするというのは、できない。


この光景を見て、なるほど、、と、思ったのだ。これだと、僕みたいな日本人は、ナメられるだろうと。。かと言って、真似できないし、つまり、日本人は、少なくとも、僕は、メイドを使ってはいけない人物なのだと思った。

身の丈に合った、地に足をつけた生活をしよう

コロナ禍が本格化して、実は遠くに引っ越した。遠くというのは、トンロー、プロンポン、アソークといったような、日本人村から遠く離れた場所という意味だ。

バンコクの端っこくらいに引っ越すことにしたのだ。理由は、家賃が半分くらいで住むからである。もちろん、物件は綺麗で2ベッドルームで十分な広さで、ジムもプールも付いている。こんな物件が、日本人村から離れれば、半分の家賃で住めるのだ。しかも、近所は欧米人が多い。なるほど、欧米人は何もフジスーパーとか日本人学校とか、サミティベート病院の近くに住む必要もないし、こういう、リーズナブルな家賃の地域に住んでいるのか、、と、思った。

日本人駐在だけが、会社からの補助ととか、会社の人と同じアパートとか、日本人学校のスクールバスルートとかに住んでいるわけであって、物件側も日本人は会社の補助で家賃を払っているのを知っているので、コロナ禍だろうと、家賃を下げたりはしないで、強気のままなのだ。

で、その引っ越しを好機と考えて、アヤさんサービスの打ち切りを宣言した。こちらとしては、良い理由になったのだ。ダメ出しする必要ない。良い理由になった。

辞める時に、アヤさんに退職金というのを払うカルチャーがあるらしい。これも馬鹿馬鹿しい風潮だ。おそらく昔に、良い顔したい日本人駐在が始めたカルチャーなのかと思う。本当にアホらしい。仕方がないので、それも支払いした。そして、やっとのことで、縁が切れたのだ!!!

引っ越してからは、掃除洗濯はもちろん、自分達でやらなければならないが、そもそも日本では元々自分達でやっていたので、特別に苦にはならなかった。
ああ、これが、身の丈に合った生活なんだ、と実感した。身の丈に合った家賃。身の丈に合った生活だ。

お金を払ってお願いをしているアヤさんから、解放されるというのも、変な言い方だけど、実際問題、解放された。これが、タイに来て、駐在でもないのに日本人だからと言って、調子こいてアヤさんを頼んだウチらの顛末である。



2022年4月10日日曜日

「コロナ? あっそ。タイレノールでものんで寝てなよ。」となる日が決まった。

今日たまたまバンコクのスクンビットにあるホテルのロビーを通った。フロントには、30人くらいだろうか、大きな荷物を携えた人々がチェックイン待ちの行列を作っていた。ほぼほぼ欧米人の団体だった。団体と言っても、別に中国人団体旅行のようなグループではない。個人個人、あるいは少数のグループからなる人々の集合であった。いよいよ、タイもコロナからの脱却が始まったという感じがするのである。
人は、生きていく上で、いろいろな変化を求めるものだと思う。海外に住んでみたり、留学をしたり、転職をしたりというような人生を左右するような大きな変化もあれば、海外旅行のようなちょっとした体験も常に求めている。これが平和の証ではないだろうか。奇しくもコロナ禍において戦争が勃発している地域もあるので、旅行客を見て平和の尊さを実感することがひとしおである。

人生変えるコロナ

海外旅行をするために貯金をしてみたり、そのために一生懸命に働いてみたり、そうしながら平和な世の中は動いてきた。コロナ前までは。
コロナで本当に全てがやられた。考えてみると、例えば、丸2年以上の歳月を人々は耐え忍んできたのである。そして人生における変化の機会を逸した人も沢山いる。
思い切って清水の舞台から飛び降りるような決意で留学をした人は、この2年、大学もほとんどリモート。友人の子供も、アメリカに行ったのに家でウェブで授業受けてるみたいな状態で、もう2年以上経つ。日本の大学にしても、1年生、2年生は日本でいえば、日本の独特のカルチャーかもしれないとはいえ、大学生として、バイトとか恋愛とか、いろいろな出会いや楽しさを謳歌しても良い時期である。それがこのコロナ禍でままならなかったということになる。
webでできるのと、webでやるべきなのか?とは、意味が違う。
例えば、エキスポみたいなのもずっとウェブ開催みたいな感じになっていたけど、確かにウェブでできるといえばできるけど、モーターショーなら現地に行って綺麗なおねいちゃんコンパニオン(言い方合ってる?)とか生で見たくないか?
学会とかも、地方の大学主催でも、ウェブでできるからわざわざ行かなくても良いっちゃ良いけど、その土地を訪れて、美味いものでも食ったり色々するのが、学会ではないのか?
パンデミックが終わってもこの先もずっとリモートOKの企業とか、誇らしげに宣言しているけど、オフィスに通って、会社の帰りに待ち合わせして店とかに行ったりするのも、人生ではないのか?

webでできるけどwebでは良くない

男女の出会いもティンダーだったり。別にティンダーが悪いとは言わないけど。
昔でいえば、「出会い系サイト」という響きで、なんだかネガティブなイメージもあったけど、Appといえば、なんか、正当化されるこの風潮。
カジノだって、そこにいくのが楽しいよね。オンラインカジノもありっちゃありだけど、実際にそこに行かないと、つまらないよね。

それが、いよいよ、世の中が動いてきた。
ホテル業界とか、旅行業会とか、航空業会とか、このような業界は平和産業と言われていて、この業界が発展する条件として、大前提が平和であることがとても大事なのである。
それにしても、本当にコロナにはやられた。
ただ、やられたやられた言っていても何も始まらない。パンデミックも終わるので、それを取り戻すためにも、色々と旅行に出たり、出張に出たりした方が良いのではないだろうか。
タイでは4月からいよいよソンクランが始まる。ソンクランというのは、タイの正月を意味していて、みんな地元に帰る。ソンクラン休日は仏暦で色々とその年によって変化するのだが、3日間の休日になる。
今年のソンクラン休日は4月13日(水曜日)から始まって、4月15日(金曜日)までということになっている。来週である。例年であれば、コロナ前であれば、このソンクランに合わせてタイを訪れる観光客も沢山いるのだ。
その中でも特に注目されるのが、バンコクのカオサン通りのソンクランである。カオさん通りというのは、バックパッカーの聖地である。タイを訪れるバックパッカーはものすごく沢山いて、このカオサン周辺にホステルや簡易宿など、欧米から来た人々が集中するのだ。そして、ほとんどが若い人たちなので、カオサンで出会ったりする、そういう旅行者のオアシス的な場所である。毎年ソンクランは本当に盛り上がる。まるで、六本木とか西麻布のクラブに居るような欧米人の若者たちが、みんなで水を掛け合って、クレイジーな集団と化すのである。日本人駐在ファミリーは、ソンクランの時には気軽にカオサンに子供とかを連れて行かない方が良いと思う。なぜなら、本当にクレイジーなのだ。人だかりで芋洗状態と化す。カオスである。マジで危ない。
そんなクレイジーなソンクランフェスティバルを、カオサンで今年はどうするのか?タイの政府は先頃、3月末に、結局今年もカオサンでは水掛家祭りは無しという決定を下した。まあ、妥当と言えば妥当な判断ではある。これで3年連続、水掛祭りがない。タイに移住してきて2年以下の人は、あのクレイジーなカオスを知らないことになる。妥当というのは、まず、タイでは、

2022年7月にエンデミックに移行する

体に塗って若返る
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他の東南アジア諸国もそうなのだが、タイもコロナをエンデミック扱いにするらしい。

エンデミックにするというけど、コロナはコロナで同じであるが、パンデミックからエンデミックにして何が変わるのだろうか?と、思う。
変わるのは、ズバリ、コロナの扱いである。つまり、エンデミックになったら、コロナは、

「マジ!! コロナ!! 大変だ」となって、入院したりアビガンを沢山飲まされたり、隔離されたり、病院でタイなら数万バーツを支払う羽目になったり(これはもう既にないみたいだけど)仕事に行けなくなったり、学校に行けなくなったり。。。

という扱いから ⏬

「え、コロナ。あっそ。タイレノールのんで寝てなよ」という扱いに変わる。

そんな時代が来るのが、もう目の前。 ♫あの季節が、今目の前〜(真夜中のドア風)

7月にエンデミックになる(これも予定だけど)ので、4月のソンクランには間に合わないということなので、水掛祭りが無しということなのだ。

ということで、明日から少し旅に出ることにしている。

2022年4月9日土曜日

国際社会で衝撃的に貧乏になる。今すぐ海外に出る必要がある。

 日本人で日本円で給料をもらっている人は、今後世界でますます辛い立場になる。このままでは。

例えば、日本人の平均年収はこちらのサイトでは https://doda.jp/guide/heikin/age/

30代 437万円

40代 502万円

とのこと。バーツに直すと、今、この時点(2022年4月8日)で、1バーツは3.71円とのことなので、下記のようになる。

30代 437万円 = 1179116バーツ →  月給98230バーツ

40代 502万円 = 1354500バーツ →  月給112875バーツ

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いずれにしても、タイバーツに換算すると10万バーツ前後の給与が、日本においての、日本人の平均と同じくらいという計算になる。

この給与水準で例えば、バンコクで家族で住む場合、家族向けの物件の家賃は大体安くて月々5万バーツ。子供が居た場合、1人につき日本人学校の学費は初年度は入学金含めて30万バーツで、2年目からは大体1年間に15万バーツくらいになる。

つまり、家賃と学費で、初年度は90万バーツかかる。

こんなにかかったら、日本円を稼いでいる限りは、とてもじゃないけど、タイでは生きていけない。物価が安くて住みやすいなんていうのは、遥か昔の話である。

ただ、独り身なら良い。

ていうか、独り身でないと、無理。

日本企業の駐在は、家賃も学費も会社負担になるので、日本企業にしがみつけば、やっていける。

しかしながら、日本企業の駐在ではなく、自分から海外に住もうと思った場合は、もう、日本円で稼ぐのではなく、外貨で収入を得なければならない。

駐在ではなく、現地採用の日本人の給与は大体6万バーツから10万バーツくらい。独り身なら、住む物件も家族向けである必要はないので、日本人学校のスクールバス路線内ということも考えなくて良いから、少しローカルに移れば、贅沢しなければワンルームで1万バーツあるいはそれ以下の家賃で綺麗なプール付きのアパートを借りることも可能である。

ただ、独り身なら。


もし、家族で、駐在ではなく、バンコクに住んで子供を育てるなら、共働き必須。それでも、若い家族は、大体6万バーツの給与をもらっても、やっていけない。

よほど、自分で何かビジネスをして稼ぐとか、あるいは現地採用でも、日本企業ではなく、タイのグローバル企業で就業すれば少しは上かもしれないけど、現地採用でなおかつ日本と関係ないグローバル企業にタイで就業できる日本人がどれだけいるだろうか?

問題は、日本企業の給与はとにかく安すぎることである。そして日本人の給与が安すぎる、さらに日本の物価が安すぎるのだ。

日本に住む外国人が、物価の安さを実感するのが、今まさに、日本で起こっている出来事である。

タイ人でさえ、この前、日本のスタバは安いと、言っていた。


このまま日本にいて日本円を稼いでいると、どんどん貧乏になる。

2022年4月8日金曜日

タイの野良猫が幸せな理由

 タイの野良猫はある意味幸せである。冬がないし、暖かいし、食べ物がたくさんあるからだ。


日本の野良猫は非常に厳しい環境に置かれている。まず、冬は寒く、街は整備されているので野良猫は食べ物が少ない。さらにやたらと餌をやると色々な方面から非難されるので、日本の野良猫は餌が少ない。地域猫という仕組みやTNRなど、色々と猫にとっては面倒な仕組みが存在する。

別に、TNRとかそういうのに反対しているわけではない。結果的に不幸な野良猫を増やさないことにつながっていることも理解している。日本は、社会で野良猫を守っているのだ。なので、日本でやたらと野良猫に餌をやったりしているおばさんとかおじさんを見かけると、「無責任な人だな」とか、「あの人前から変わってるもんな」とか、「色々何も知らない人なんだろうな」みたいな、兎角ネガティブな印象を周囲に与えることになる。実際、日本でやたらと餌をやっている人を見ると、自分もそう思う。

自由なタイ

ところが、タイでは、そういうのは無い。

まず、みんなが餌をやる。タイ人は、色々と深く考えていない。猫を見れば、「あーかわいい」みたいな感じで、感情のままに餌をやる。


考えてみると、良く無いのかもしれない。

タイとは言え、猫が増えれば、不幸な猫も増える。それに、餌もちゃんとしたキャットフードなら良いけど、人間の食べ残しなんかをやたらと与えると、肝臓や腎臓にダメージが。日本だったらそう考えるだろう。しかしながら、タイでは、そういうことまで考える人は、まず居ないだろう。だから猫がそこら中にいる。

アパートとかコンドミニアムがあるとすると、そこには警備員の小屋とかがあると思うけど、その裏とかに必ず猫が居る。しかも首輪をしていたりする。誰かが首輪をつけているのだ。

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タイの猫が幸せな理由

  • 冬がない
  • 餌がそこらじゅうにある
  • TNRがない
  • タイ人は猫好きが多い
  • 都市の整備がイマイチなので、住む場所がたくさんある

タイの猫は、幸せなのである。


2022年4月5日火曜日

空室が目立つ日本人街のアパートは、家賃を下げずにどこまで耐えるのか?

 バンコクは海外の都市レベルで言えば、ロスアンゼルスに次いで日本人の多い都市である。色々な資料をググると、バンコク在住の邦人数は58000人くらいとのことである。そのバンコクにおいても、トンローエリア、プロンポンエリア、アソークエリアに日本人は集中している。特に子連れで駐在しているようなファミリー世帯は、ほぼほぼこの地域に集中するのである。当然のことながら、この地域のアパートやコンドミニアムは日本人居住率が高く、中には日本人100%という物件も少なくない。考えてみると、すごいことだ。海外の都市で、アパート丸々1棟の住人が全て日本人だなんて。しかも、そういう物件がたくさんある。日本人向けの食品を扱うフジスーパーが4店舗あり、日本食のレストランがたくさん林立しているのも、この辺りである。

日本人の街

誰かが言っていた。東京都バンコ区、、、。

朝は、大型アパートの駐車場に、日本人学校が借り切っているモントリ社のスクールバスが陣取り、日本人学校に通うことどもたちは、どんどんスクールバスに乗り込む。このスクールバスというのがまた、色々な物語を生むのである。例えば、誰かが寝坊で遅れれば、その子を待たなければならず、母親としては他の母親に対してすごく迷惑になるので、朝7時前からヒヤヒヤしたり。上級生と下級生で席順が色々と違っていたり。1台のバスで、数件のアパートを回るので、その回る順番がどうのこうのとか、とにかくお母さん達の話題が絶えない。

朝のトンロー通りやスクンビット通りは、このモントリ社の大小のバスを何台も見ることになる。トンローエリアの築30年近くある古いアパートは、床面積が250平米とか時には300平米を超える物件もあったりして、3ベッドルームでなおかつアヤさんと呼ばれるメイドさんの部屋なんかもあったりする。実は物件そのものはすごくボロいのだけど、築年数が古い物件はとにかく部屋が広い。そして大型のアパートだと、このモントリ社のバスの大型車が陣取ることになる。大きさとしては、社員旅行の観光バスの大きさである。ただでさえ狭くて渋滞がひどいスクンビットエリアの道路のあちこちに、モントリ社のロゴマークのバスが走る光景は、スクンビットの朝の風物詩と言えるだろう。

昼は、駐妻と呼ばれる駐在の夫を持つ奥様たちが集い、ランチ会なる催しをしながら、1食500バーツするようなランチを囲んだりして、その後カフェでおしゃべりをして、日がな1日喋り倒したり。小さい子供がいるお母さんは、アパート内の未就学児を遊ばせる公園のような施設で、日がな1日を過ごしたり。また、アパートには大体スイミングプールがあるのだが、そこにスイミングのコーチを呼んで、子供にスイミングを教えたりしたりしながら、駐妻の暮らしを楽しんだりしているのである。

レストランも、スーパーマーケットも、美容院もネイルサロンも、マッサージも、とにかく、全ての店において、日本人客というものを意識しているのだ。

コロナ前までは。

色々統計をみると、日本人の数はそれほど減っていないように見えるのだが、感覚的には間違いなく減っている。もしかしたら、単身で来る人は増えていて、ファミリーは減っているのかもしれない。バンコクの日本人ファミリーが、どんどん日本に帰国している。そして家族で新しく来るという人をあまり見かけない。ファミリーの中でも、例えばお父さんだけ残って、お母さんと子供は帰国したり、あるいはその逆もあったりで、とにかくバンコクの日本人ファミリーの数は減っている。

コロナ禍で日本人は減り、店はロックダウンを余儀なくされ、とにかく客が激減して潰れる店が頻出した。本当に、店がどんどん潰れていくのを目の当たりに見た。そんな中でも、歯を食いしばって生き残った店もある。特に日本人が多い地域の日本人向けの店は、大体、タイ人顧客をターゲットにシフトしてきている様子が散見される。あるチェーン店の居酒屋は、特にランチタイムなどは、ほぼほぼタイ人で埋まっている。日本人を意識した焼肉屋もラーメン屋も、半分以上の客が現在ではタイ人である。それはそれで、別に悪いことではない。タイ人が大半だからといって、日本人にとっては影響ない。

半数以上がタイ人客で埋まっている日本料理のレストランに日本人が入って行ったとしても、別に全く問題もない。これが例えば、半数以上が中国人だとしたら、少し影響はある。考えただけで半数以上が中国人客の店に入ってはいけるだろうけど、そこでゆっくり寛げるかと言ったら難しいと思う。それだけ、タイは親日国であるし、タイ人はみんな穏やかで優しいから、心配ないのだ。それに、日本食の店の価格帯は、タイ人の行くタイ料理の店の価格帯に比べれば、何倍も高いので、日本食レストランに居るタイ人はある程度お金のある層なのだと思う。まあ、とは言え、日本人客の方が単価は高いだろうし、満員にするのも日本人客だろうから、対人客にシフトしながらも日本人を待っていることには変わりないと思う。

空き家にしておいてまで、待っていて良いの?

そして日本人率100%を誇らしげに謳い上げていたアパートやコンドミニアムに、空き家が目立つようになってきた。理由は簡単である。日本人客が帰国したからである。トンロープロンポンエリアといえば、とても便利な街。もちろん日本人にとってもとても便利な街である。ということは、別に誰かのファミリーが帰国したとしても、次々と次の住人で埋まるのではないだろうか? 中にはウェイティングリストになっていて、空きが出ないなんていうアパートも結構あるのに、なぜ空き家なのだろうか?

日本人が減っても、便利な街に変わりないので、日本人以外の外国人がそこを借りてもよさそうなものであるのだが、なぜ空き家になってしまうのだろうか?

理由は簡単でとてもシンプル。

家賃が高いからである。

日本人以外の外国人は、そんな高い家賃のアパートはなかなか借りない。

では、なぜ、高い家賃なのに、日本人は入居するのか?

これも理由は簡単で、とてもシンプル。

会社負担だから、日本人が入居できるのである。

で、ここでまた疑問が。

では、空き家が多いにもかかわらず、日本人以外の住人が入らないのは家賃が高いからという理由であれば、なぜ家賃を下げないのか? という疑問が湧いてくる。

開けているより、家賃を下げてでも稼働させた方が良くないか?

これは少し理由は複雑で、まず、空き家になりがちな時代になったからといって、家賃を下げると、すでに入居している人たちの家賃も下げなければならなくなったりする。これが複雑である。

もう一つ、家賃を下げない理由がある。

日本人がもしかしたら、以前みたいな数に戻るのでは? という淡い期待がある。そもそも、トンロー、プロンポンにアパートを持っているようなオーナーは、裕福な人ばかり。別に少し稼動しないくらい、平気なのである。コロナ禍を一時の惨事と考えた場合、やたらと家賃を下げてしまうと、日本人の数が戻ってきた時に、また値上げはできない。


もし日本人が戻って来れば、明かにウェイティングリストができるくらいに人気の物件には変わりないわけである。

しかも、こんなファミリー物件に住むような日本人は、ほぼ100%が駐在である、会社から家賃補助が出ているということは、実はアパート側も理解しているのだ。

だから、日本人が戻ってくるのなら、それまであと一踏ん張りといったところで、家賃をやたらと下げないのである。アパート側は、理解どころか、理解も理解、そのアパート20年30年といった歴史に刻まれていることの1つに、どの企業がいくら家賃補助を出すのかという、会社名や金額までのデータが存在しているのだ。これはそのアパートに蓄積されたものである。

とにかく、今はコロナ禍。でももうすぐパンデミックからエンデミックに変えるらしい。つまり、コロナ陽性でも普通の風邪扱いにするとのこと。それはすでに、タイ政府は7月よ予定している。タイに来る駐在が増えれば、またすぐに潤うわけである。アパートの経営者は、殊に年末までには、日本人がどんどん増えるというような目論みがあるのだ。

だから、日本人街のアパート経営は、空き家があっても強気なのである。ひたすら、日本人ファミリー数の復活を待っているだ。

ただしこればかりは神様じゃあるまいし、誰も予測できるものではない。もし、このまま、バンコクに日本人が増えなかったら??

そのタイミングをいつを持って判断するのか? これは非常に難しい。

もし、何らかの判断で、もう新たな日本人ファミリーをターゲットとして期待することはできない! と、なった時には、トンロー、プロンポン、アソーク周辺のアパートの家賃は、まるで雪崩れ現象のように下がるのではないだろうか。

そうならないように、そうなる前に日本人が増えることを切に願っているのだろう。そして、その日が近い将来であることを想定して、空き家にも耐えているのだ。

さて、会社払いの日本人をターゲットにした家賃設定のアパートは、どこまで耐えられるだろうか?

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2022年4月4日月曜日

「マンゴーの畑に投資しないか?」と電話がかかってきた

投資案件?

なんんて、もう、コロナ禍できっと湿気ってるだろうな。きっとお客を探すのも大変だろう。ただ、金とかは上がってるし、外貨も上がってる。日本円だけが落ちている。日本はもう、給与も低いし、どうなるんだろう?








値崩れ

そんなん中、マンゴー投資の電話があった。

ところで、マンゴーは値崩れしている。航空便の減少で輸出量が減り、全て国内に流通する。その結果、タイ国内で供給過多になり、どんどん値崩れしている。去年は、バンコクのあちらこちらで、農家や市場から来るトラックに満載のマンゴーが投げ売り状態で売られていた。本当に投げ売り状態で、トラックを見ると、キロ20バーツとか。もう、タダよりマシだから、持ってってくれ、と、言わんばかりの値段だった。農家にとっては、マンゴーを売れば売るほど赤字になり、非常に苦しい状況になったのだ。大規模農家では、そこで働くワーカーに、最低でも1日300バーツは支払わなければならず、コストだけが膨らむとのことだ。マンゴーに限らず、タイ産のトロピカルフルーツが同様の問題に直面している。

投資案件は大丈夫か

先日、タイに住む欧米人から電話があった。あまり詳しく言うと特定されてしまうので、欧米人としておこう。彼は、タイに住んで、ビジネスをしている。そのビジネスとは、マンゴーの投資事業である。ターゲットはタイに住む外国人だと思う。マンゴーの畑の権利を買って、収穫物の売上に対して、一定の%がリターンされると言う仕組みである。これは結構前からあって、フルーツの畑を購入して、そのリターンを得ると言うようなものだ。

マンゴー投資の仕組み

例えば、ワーカーが10人いたとする。彼ら給与は日給300バーツで計算すると1年間でざっとざっと100万バーツであるので、100万バーツを投資する。農家はそれを人件費に充てる。収穫物の売上に対し、15%くらいをリターンするという仕組みである。そうすれば、年間15万バーツのリターンであり、これは結構良い投資である。ところがこれだけ輸出案件が減って、マンゴーが値崩れすると、このリターンができなくなるだろう。これも全て、コロナの影響である。さあ、今年のマンゴーはどうなるか? 去年みたいに値崩れするのか? ちなみにとある欧米人からの電話は非常にアグレッシブだったが、マンゴーのオーナー関連のビジネスは日本人向けにも存在する。それはただ、マンゴーが貰える、みたいな、投資というよりはもっとマイルドなものである。

イサーン娘のファラン旦那からの電話

タイ人は本当に美人が多い。しかもエキゾチック。普通の人が、普通に美人なのだ。特にイサーン地方出身の女性は、日焼けしていて、笑顔がとてもチャーミング。結構白人には、この日焼けの肌の女性が人気があるようである。ちなみに筆者は、肌の色とか、出身地とかで何かを言いたいわけでもなんでもないので、念のためにお断りしておく。それから、日本人に人気なのは、チェンマイとか、あとはもしかしたら南部の方の色白のタイ人かもしれない。自分は男性なので、男性目線でしか語れないので、タイ人で人気の男性というのはよくわからないので、悪しからず。もう一度念のために断っておくけど、このブログでは容姿などで人をどうこう言うつもりは全くない。

で、イサーン娘と結婚したファラン(白人)が結構タイでビジネスを始めることが多い。元々、お金持ちでリタイアしてタイに来ている人もいれば、本国でも泣かず飛ばずで、何か夢を求めて東南アジアに渡ってきた欧米人も居るだろう。人生は、常に、何かを変えなければならない。安定した生活を送り始めた時点で、後退が始まるのだ。そんな感じでタイに渡ってきた、白人、そしてイサーンを代表するタイ人と結婚した白人男性。自分に電話があったのは、まさに、そういう欧米人だった。話すと、とても典型的なイギリス英語だ。今時こんなはっきりしたイギリス英語を話す人がいるかな?と言うくらいだった。日本で言えば、こってこての大阪弁か、かなり強いズーズー弁を話す人って、少ないと思うけど、この人のイギリス英語は、まさにこってこてだった。

投資をすることを断念した理由

ちなみにこのコテコテのイギリス人からの電話の後、色々と検討したけど、一定の興味は出てきた。投資額も、段階的に組める。リターンも、まあまあ、良いと思った。数年前に、タイで株式を購入して、そこそこうまくいったので、なんとなく、全く根拠もないけど、このマンゴー投資もうまくいくのでは? という。期待もあった。全く根拠はない。

そこで、タイ人友人にこの話をしてみた。彼は農作物から作る加工品の工場を持っていて、結構タイのフルーツ事情には詳しい人物である。そうしたら、結論として、辞めておけと言われた。なぜならこの先の見えないパンデミックの価格状況、それに農作物は天候にも左右されて、毎年毎年安定しているかどうかもわからないからとのこと。もちろん、リスクを承知で投資するのは良いことだし、もしかしたら、すごく良いかもしれない。これはもう誰にも予想できないことなのだ。したがって、もし、本当にお金があって、銀行に置いておく以外手をつけない、と言うような金額が100万バーツくらいあったら、やっても良いけど、残念ながら、そこまで余裕は無いので、断念することにしたのだ。もちろん、少額で試しにやってみても良いかもしれないけど、そう言うのって、なんだか時間の無駄な気がするので、やめておくことにした。

日本に送ると家族が集まる

日本の家族に送るマンゴーがある。日系のスーパーでも申し込めるしネットで検索しても出てくる。これだけタイに居ると、マンゴーがあまりにも身近な存在すぎて、一瞬日本人でもマンゴー食べてるよね、、みたいな錯覚に陥るけど、日本では本当に珍しい食べ物である。もちろん最近宮崎とか、他の地域でもマンゴーがあるみたいではあるけど、珍しいには変わりない。それに宮崎のマンゴーは詳しくないけど、見ると赤いので、どちらか言えば、マハチャノックなどの種類に近いのでは? タイによくあるナンドクマイでは無いと思う。

食べ頃は黒いスポット

タイに在住の日本人がよく日本の実家にマンゴーを贈答で送ったりするのだけど、そのマンゴーは実は、日本の農家みたいに、一個一個カバーをかけたりして、マンゴーの皮をとてもきれいに保っているものである。実際にタイで普通に流通しているのは、マンゴーの皮に黒い点々があったりして、ものすごくきれいではない。ただ、味は変わらない。で、どんなにきれいなマンゴーでも、置いておくと皮に黒いスポットが現れて、これが出てくると、甘くなり食べごろになるということである。日本人は、例えばトンローの入り口にあるマンゴー専門店のメイワリーなんかに行っても、皮がきれいなマンゴーを求めがちだけど、実際は少し黒い方が甘いのだ。ただ、また種類が違うのだけど、緑のままのマンゴーを見たことあると思う。あれはあれで、酸っぱいけど、美味しい。あれは緑のままで、色がつくわけではく、そのまま切って食べるのである。

マンゴーは親戚を呼び寄せる


フラクトオリゴ糖(FOS)であるイヌリンは消化されることなく、基本的に無傷のまま大腸に到達する可溶性プレバイオティクス繊維です。


マンゴーを日本に送ると、受け取った側では、それは珍しい贈り物である。5キロくらいでだいたい15個くらいはあるので、近所に住んでいる親戚にも分けたりするのだ。それはそれで、親戚が集まる良い理由になるのである。そういう意味でも、マンゴーを日本に送るのは、良いことかと思う。


2022年4月3日日曜日

インターナショナルスクールで日本人だけが起こす問題

日本人生徒が起こす問題

タイにはインーナショナルスクールが160校くらいある。一時的に10校くらい減ったというデータもあるものの、コロナがエンデミックになることは決定しているので、今年、来年以降にまた増えると思う。

タイのインターナショナルスクールはバンコク中心にその数が集中しているが、意外と地方の都市にも点在している。また、チェンマイなどのバンコク以外の都市にももちろん多い。

バンコクのインターナショナルスクールで、特に日本人の多い、プロンポン、アソーク、トンローから通える範囲にある学校には、日本人生徒も散見される。

日本人が自分の子供をインターナショナルスクールに入れる動機としては、だいたい下記に大別されると思う。

・せっかくタイに来たし、体験させたい

タイに駐在する事になって、初めてインター校を意識した親がこの部類だと思う。普通のサラリーマンが子供をインター校に入れるなんて、日本ではまずない。タイに駐在すれば、給料は人によって2倍になる人もいる。そして駐在の場合は、子供の日本人学校の授業料に相当する金額の補助が出る場合が多い。インター校は日本人学校よりは授業料は高いので、駐在の場合はその差額分を自己負担する事になる。その差額分は、安くはないだろうけど、手が出ないわけでは無い。親としては、「せっかくだから、インターを体験させようか。」と言う気分にもなるわけである。

・インターに入れたくてタイに来た

本当に少数だけど、ゼロではない。子供の教育に関心があり、自分(親)も海外経験があったりする。日本でインターは授業料の面でも、なんとなくお呼びでない。タイなら、現実味がある。ただこの場合は、仕事も全部自分で探さなければならない。もちろん、たまたま自分の勤めている会社にタイ勤務の機会があって、それを希望してタイに行ける、、なんてこともあるかもしれないけど、確実ではない。確実なのは、自らタイに、家族で移住することである。給与面では相当苦労する事になるので、よほど経済的に何らかの強みがなければ、実現できるものではない。


従って、大部分のケースが、前者である。

日本で普通に働いていた。少しは英語できるけど、別に得意ではない。

タイに赴任する事になった。

インター校があることを知った。興味が出た。

英語わからないけど、とりあえず辞書ひいたり誰かの助けを借りたりして、子供をインター校に入学させる事にした。


子供をインター校に入れるなら、親も英語が必要

結論から言うと、自分の子供をインターに入れたければ、自分(親)自身も英語ができた方が良い。そうでなければ、突然英語だけの世界に放り込まれた子供がただかわいそうである。子供が、急に英語ができるわけもない。学校はもちろん、すべて英語である。

ところが、同じクラスに数人の日本人がいると、子供たちは日本人同士て日本語ばかり話す事になる。例えば、クラスに20人生徒が居て、そのうちの5人が日本人というケースも結構あるそうすると、その5人でずっと日本語で喋っているのである。他の15人からしたら、迷惑でしかない。インター校の先生はだいたい白人の欧米人が多い。先生も、日本人生徒に、学校で日本語を喋らないように注意するものの、子供にとってはそもそも英語ができないので仕方がない。

宿題が出ると、日本人の親同士てLINEで連絡しまくり、確認しまくる。「宿題、これだよね?」「明日までだよね。」みたいな感じで、日本人同士でずっとつるむ事になる。

親にとっては、子供の良い英語の勉強の機会と思うかもしないけど、実際は全く英語が身につかない。理由は前述の通り、日本人の子供だけで日本語で喋っているからである。それに、そもそも「英語の勉強になる」という概念そのものが実は間違っていて、インター校は英語を勉強する場所ではなく、英語で勉強する場所なのである。この概念がそもそも間違っているので、他の国から来ている生徒には、日本語を喋りまくっているグループはただ迷惑でしかない。

日本人同士でいじめ

これも想像するに容易い。インター校で、日本人グループの中で、日本人同士の子供たちの間でいじめが発生する。内容は、英語ができるとかできないとか、どこの何を食べたとかいう自慢話をしたい子供から発生する。親も親なら子供も子供という感じで、そういうわがままな子供がマウント取ったりしていると、その延長でイジメに発展したりする。

日本人親同士のグループ

JKかよ、と思う。いい歳越えてお母さんたちが、日本人同士でいくつかのグループ化がされる。こうやって書いていても、くだらなすぎてイラッとくるくらい。じゃあ書くなよ、と自分でツッコミ入れたくなる。しかもみんな英語とかできない。もちろん、他の国から来ている人々にっては、知る由もない。またこのお母さんでマウント取る人がいつも居て、それが非常に問題。だいたいが、エステに行ったとか、どこで高級なランチに行ったとか、旅行でどこに行ったとか、そんな話ばかりである。

イベントで迷惑な席取り

インター校は様々なイベントがある。結構仮装したりすることも多かったりして、これがまた日本人にとっては、LINEが飛び交う。「仮装って、これでいいんだよね。」「帽子とか売ってるところ知ってる?」「あたし行くから、買っておこうか?」「あの先生、なんて言ってたの?」みたいなやりとりが、日本人グループラインでやり取りされるのである。そして極め付けは、イベント時の観客席の取り合いが問題化する。

例えばクリスマスイベントや、タイ独特のロイクラトンやソンクランといった催しで、生徒が舞台で色々と見せ物をしたりする。下級生は歌や踊りなどなど、色々である。だいたい大きな校庭や体育館でやるのだが、保護者席というか、保護者用の観客席があったりする。これは日本でもどこでも同じである。バンコクのインター校でも、同じように保護者席があるのだが、この席の最前列をいつも日本人が、確保するのである。色々ハンカチとかエコバッグのようなものとか、どうでも良いものを、早く到着した人が椅子の上に置いて、すべて確保する。後から来た日本人の親に、「◯◯さん! こっちこっち。席取ったわよ〜!」と大声で日本語で叫ぶ。目を覆いたくなる光景だが、結果として、最前列が全部日本人。当然、日本人以外の保護者の客は、「なんだあれ?」みたいに思う。さらに子供たちの演技中にも立ち上がり、写真をバチバチ撮りまくり、キャーキャー声援する。後ろの席の視界の邪魔をしてもお構い無し。もう、ザ日本人丸出しなのである。他の国の人々にとっては、異様な光景ではあるが、何かクレームをつけるほどのことでもないので、横目に見ながらそのままスルーすることがほとんどである。従って、この光景は終わることはない。迷惑というか、異常。

面談で通訳介す親

インター校でももちろん三者面談、あるいは親の面談というものがある。つまり、子供の担任の先生である欧米人と面談する事になるのだ。これがまた日本人の親には厄介である。英語ができないからだ。もちろん英語ができる人もいる。そういう人は、英語ができない親から頼られたりする。ある程度は英語もできるという親は、そのまま面談する。部分的にわからないことが有ったとしても、ヘラヘラして笑顔を見せて終わるという感じである。ただし全く英語がわからない親は、通訳を誰かに頼んだりするのだ。これがまた、厄介である。先生もいちいち通訳を挟んでの面談はやりにくい。そこまでしてインターに入れる事ないのに。。と、思う。

つるむ親

まあとにかく、日本人の親はとにかくつるむ。あるいは、全く口も聞かないか、どちらかになる。そうすると、それが前述のJKグループみたいになるのである。つるむといっても、学校のこととか、教育のこととかそういうトピックはほとんどなくて、人の噂話とか、ネイルとかエステとか、ランチとか飲食店とかのことに終始している。そして、例えば英語もできて自分も海外の大学出て外資で働いているみたいな親もたまにいて、そういう親は、このJKグループからはなるべく距離を置いたりしている。これがまた変な亀裂に発展したりするのだ。

されど日本人をターゲットにするインター校

日本人がインター校で問題を起こすなら、インターはなるべく日本人を取らなければ良いと思うかもしれない。もちろん、国籍とかで篩にかけるのは差別に繋がるので、例えば、英語力の問題で、試験か何かを実施して英語力に基準などを設定すれば、フェアーである。ところが、インター校でなぜそれをしないのか? それは問題を起こす日本人であったとしても、インター校はプライベート、私立、そう、生徒はお客さんだからである。経営上、日本人にもどんどん入学してもらいたいというのが、インター校の本音部分である。ただこれも、中級以下のインターや、あるいは幼稚園や下級生までのインターに限ることである。例えば、バンコクのインターと言ってもピンキリで、本当にピンからキリまであるのだ。前述のようにタイには160校ものインターナショナルスクールがあるのだ。ピンの方は、授業料もかなり高いし、別に篩などかけなくても、日本人が応募してくるというのは、ゼロではないだろうけど、稀である。しかも、そういうピンの方の学校に応募してくる子は、ある程度英語とかもできるだろうし。。で、多くの日本人は、それ以外のある程度金額的に手の届く学校に集中するのだ。ただ、流石に篩にかけるということまではしていないようである。それが、タイのサバイサバイな感じなのかと思う。子供も、ある程度大きくなると、どのみち日本に本帰国するケースが多いので、低学年を過ぎれば、日本人も少なくなるだろうという学校側の読みもあったりする。

コロナ禍がもたらすある変化

最近の動きとして、コロナ禍で生徒数が減ったりしているインターは、今まで日本人があまり居なかったインター校でも、日本人生徒獲得に向けて舵を切った学校も点在する。それは、スクンビット周辺の日本人が多く住む地域からは、車で1時間くらい離れていたりするのだけど、大きな広告を高速道路から見えるところに、日本語で出したりしているのを見た。「日本人生徒、募集。 日本人向けサポート充実。」みたいな感じの広告が出ていた。その学校は今まではあまり日本人も居なかった学校である。個人的には、愚かな行動に出たな、、と、思う。他の国の生徒もたくさんいるのに、日本人向けサポートなんてすると、日本人が幅を利かせてろくなことにならない、、ということまでは、この学校は知らないのだろうな、と思った。

色々な意味を持つ「日本人比率」

問題は、日本人が多すぎると、他の国の子たちが辞めちゃったりするのだ。前述の通り、固まって日本語ばかり喋っている団体がいつも居る環境になるからである。一方で、これがまた、日本人にとっても、なるべく日本人が居ないところに入れたいという親は、結構この日本人比率には敏感かもしれない。ただ、全く日本人が居ないのも、嫌だなと思っていたりする。日本人はどこまで行っても、日本人のことを意識しなければならないのだ。良くも悪くもである。

日本人が沢山居るのは嫌だけど、全然いないのも嫌・・・

こんな、微妙なことをいつも考えているのが日本人である。大体の感覚で、25%を超えると、多いと思う。グループができて、色々と厄介なことが発生するからである。子供同士でもそうだし、親同士でも、勘違いした人たちが集まって、地獄絵図、カオス状態になるのは間違いない。そもそも、駐在妻という時点で日頃からストレスが溜まっているひとなどにとっては、尚更である。

純粋にインターで勉強させたい場合はどうしたら良いのか?

日本人の中には、本当に、純粋にインターで子供を勉強させて、しかも高校まで在籍して、さらに海外の大学に進ませたいと思っている親もいる。そういう親にとっては、JKみたいなグループも厄介だし、子供同士のイジメとかも面倒だ。

ただ、心配は要らないと思う。なぜなら、そういう親の子供はある程度英語も事前に準備してきたりしている場合が多く、先生や、他の国の子供たちとも英語でコミュニケーションをとることが可能となっている場合が多いからだ。日本人グループと距離を置いても大丈夫である。

他の日本人を気にしなくても大丈夫な理由

さらに、大丈夫な理由だが、だいたい、「せっかくだから」みたいな感じで、英語の勉強ついでにインターに入れている親は、まさか、自分の子を高校までインターに入れようとは考えていない。いずれは、日本で高校受験なりをする場合がほとんど。中学受験も視野に入れている親だったら、小学校4年か5年で日本に帰国を選ぶことになる。つまり、面倒で問題な日本人は、実はインター校には長居しないのだ。もちろん、中にはしっかりした家庭もあって、すごく良い親で、ただ、考えとして、日本での中学受験を考えているみたいな親は、去っていくのは寂しいかもしれないが、大半の勘違いした親子が去っていくのは、正直、学校にっては良いことなのである。実は、日本人を抱えるインター校も、「どうせ小学校高学年で日本に帰るだろう」という読みといか、目論見があったりするのだ。だから、問題を起こしてもある程度めくじらを立てずに、スルーしていく。ある意味、良いお客さんである。

日本人が高学年でインターを去る、帰国準備以外のもう一つの現実的な理由

また、小学校高学年で去るというのは、日本での準備もさることながら、実際問題、リアリティとして、英語での授業についていけなくなることも多いのだ。前述のように、英語を勉強する場所ではなくて、英語で勉強する場所である。算数も、サイエンスも、その他のアクティビティも全て英語であり、また英語のリーディングやライティングなども、小学校高学年やミドルスクールになると複雑になり、子供がマジでついていけなくなるケースがある。算数の文章題とか、マジで意味がわからない、という事象が発生する。リーディングと言っても、小学校高学年になれば、欧米のカリキュラムなわけだから、本当に細かい字で分厚い英語の本を読むことになる。これも、日本語ばっかり使ってきた子供たちには、酷なことである。そして成績が悪くなると、プライドの高い親にとっても、インター校そのものの魅力が減ってくるのである。。。そうこうしている内に、現実路線として、自然にインター校を去っていくのだ。

本帰国後の問題

さて、そういう理由で本帰国して、日本で中学や高校に進学したりするわけであるが、日本に帰国した子供は、「帰国子女」となる。全く海外なんて意識もしたこともなく、たまたま仕事の関係でタイに赴任したという親にとっては、自分の子供が「帰国子女」なんて、特にマウント取りたい系の親にとってはさぞかし鼻が高いことだろう。私立の中学や高校には、帰国子女枠なる制度があり、そういう親に限って、自分の子供が「帰国子女」であることを前面にアピールしながら手続きをとる光景が、目に浮かぶ。ただ、ここでもまた恥をかくのが、実際、タイでもずっと日本人とばかり連んできた結果、帰国子女ではあっても、英語ができるわけでもない。もしタイ語ができたら、それはそれでものすごく価値もあると思うけど、タイ語も当然できない。帰国子女なんて言って、マウント取ってると、実際、日本にそのまま居て、普通に英語を一生懸命勉強してきた子供の方が、英語力が遥かに上だったりするのである。そのような現実を目の当たりした時に、きっとこういう親はショックを受けることになるだろう。ただ、マウントをとりたがる親は、こんな事ではへこたれないだろう。。

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2022年3月31日木曜日

いろいろな国出身の人々の分け方は1つしかない

海外で暮らす人はその国では外国人。当たり前だけど。いろいろな国出身の人が、暮らしている、それが外国人ということになる。

「外国人」の分け方がある。1つしかない。

日本人 / 日本人以外

例えば、タイで暮らす人は、イギリス人もフランス人もナイジェリア人も韓国人もオーストラリア人も日本人も、すべて、タイ以外のあらゆる国籍の人は、外国人である。

ただ、その全ての外国人の中で、日本人だけいつも違う。

日本人は、日系企業で働いている。。。。別にそれは問題ないけど、例えばタイにいるイギリス人はタイのイギリス系企業で働いているだろうか? タイにいる韓国人はタイの韓国系企業で働いているだろうか? タイにいるフランス人はタイのフランス系企業で????? 日本人だけが、日系企業で働いている。もちろん、全てという訳ではないけど、ほとんどの日本人は、日系企業で働いているのだ。

日本人は駐在が多い。。。。これも別に問題ないけど、前述と同じ理屈で、例えばタイにいるアメリカ人がアメリカ企業の駐在だろうか? タイにいるドイツ人がドイツ企業の駐在だろうか? タイにいるブラジル人がブラジル企業の駐在だろうか? そんな人はいない。 つまり、日本人だけが、こんなにも駐在が多いのだ。これは、タイだけではなくて、他の海外の国でも同じだと思う。

タイにいる日本人は、日本企業の駐在、あるいは日本企業での現地の採用で働いている人が多い。駐在の人は、日本にいる時に、タイ勤務の辞令が出てタイに来たのだろう。そして、会社からまた日本帰国の辞令が出れば日本に帰国するのだろう。会社ありきである。

タイに居るインド人が、今勤めている会社ありきでインドに帰るだろうか? タイに居るアメリカ人が、今勤めている会社ありきで、アメリカに帰るだろうか? もちろん、みんな自分で、自分で選んでタイに来ているので、そもそも、自分の国の会社にも勤めているケースは少ないわけで、そんな、辞令で帰国するなんて、ゼロである。

つまり、外国人は、日本人とそれ以外というグループに分けられる。

日本人だけが、独自の生活パターンを、海外においても保有している。つまり、日本人は、海外に居ても、日本の仕組みを持ち込んで、日本の都合で生きているのだ。

海外に居るからといって、グローバルでも何でもない。

むしろ、海外にいることによって、日本よりも日本が色濃く出るのである。下手に海外駐在なんかするよりは、日本にいる方がよほど精神衛生上良いと思う人も多い。

それが別に悪いと言っている訳ではなく、日本人というのは、日本の都合で生きていると言いたいのだ。

従って、いつも「日本人」というアイデンティティが念頭にある。これも別に悪いことでは無いけど、そういうのは日本人だけ。

外国人の自己紹介にも、それが現れる。

日本人だけが、まず会社名をいう人が多い。例えば、三菱電機の高橋ですみたいな。

この高橋さんのアイデンティティって、三菱電機なのだ。日本人のアイデンティティは、真っ先に日本人、そして会社名が先に来るのである。


日本人って、1外国人になれない。日本人だけが、まず、日本から来たと主張する。

日本人は、人生も、会社ありきで左右される。

本当にそれで良いの?

日本人よ。。

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2022年3月27日日曜日

タイの屋台のお兄さんに言った一言が招いた驚きの展開とは?

タイ人兄ちゃんへの何気ない一言が、数ヶ月経って思わぬ展開に

タイ野菜しか置いていない、通りの屋台。野菜を売っている屋台に、レタスが欲しいと言ったら、次の置いてくれた。

それから、数日、数ヶ月経ったある日、その屋台には近所の外国人たちでごった返していた。みんな、レタス、トマト、じゃがいも、にんじんが欲しかったのだ。

それにしても、この地域に白人を中心として、こんなにも外国人が居るなんて、それも驚きである。

タイ人は通常、自分の感覚だと、あまり野菜を食べない。食べたとしても、タイ野菜。それか、タイ料理に添えてあるネギとか。タイきゅうりとか、それくらい。

なのでタイの八百屋も、タイ野菜しか置いてない。

自分も知らなかったけど、じゃがいも、にんじん、トマト、レタスなどなどは、タイ人は食べない。

特に驚いたのは、じゃがいも。

あんだけポテチ食ってるから、じゃがいも食ってもよさそうだけど、タイ人は食べない。もちろん、食べようと思えば食べられると思うけど、そもそも、じゃがいもをどう料理するか? じゃがいもを食べようがない、というのが理由だと思う。


いつも通る家の近所の通りだけど、いつものところに決まってタイ野菜の屋台がある。スーパーとかで野菜を買うけど、最近屋台にも慣れてきているので、たまにその屋台で野菜を買っていた。

モーニンググローリー、四角豆、長い緑の茄子、生姜、紫玉ねぎなどなど、タイ野菜をいつも買っていたのだ。ただやっぱりサラダが食べたくなり、スーパーに行けば売っているけど、その屋台の兄さんに聞いてみた。

「レタス無い?」

喫驚の進展

結論から言えば、その屋台には客が爆発的に増えて、その周辺の屋台も活気付いてきたと言う進展である。

大袈裟に言えば、その地域の経済圏を変えたかもしれない。

バンコクの中心地から離れた小さな通りではあるが、明かに人の流れが変わったのが、手に取るようにわかるのだ。

その一言とは?

前述した通り。

「お兄さん、僕、レタスが欲しい!」

その野菜のベンダーは、タイ野菜しか置いてなかった。場所は、通りの入り口付近、ソイの入口、パクソイ近くにその屋台は出ていた。

タイあるあるで、タラート呼ばれる市場に行っても、タイ野菜が中心である。タイ野菜も日本人には馴染みがないかもしれないが、美味しい。

いろいろな料理法もあったりして、数年前に、タイの日本人界隈で流通しているフリーペーパーには、タイ野菜特集なるものまで出たりして、好きな人は好きだと思う。自分も個人的には、四角豆、パップン、緑の茄子などなど、意外とタイ野菜が好きで、その野菜ベンダーにタイ野菜が並ぶのは、それはそれで悪くはない。

タイでは、人参、じゃがいも、レタスなどなどは、輸入野菜。

輸入野菜の市場というのが、実はどこにでもあるわけではなく、おそらく、そのベンダーの兄ちゃんも普通のタイの市場で仕入れていたのかと思われる。

次の日レタスが

次の日、屋台の兄さんは、どこからか仕入れてきた、レタスを売っていた。大きめのビニール袋を空気でパンパンにして、その中にレタスが入っていた。

おかげで、近所の屋台に行くだけで、結構なボリュームのサラダランチを食べることができた。

その屋台で生食用のレタス、トマト、タイキュウリを買って、セブンイレブンでツナを買って、それでサラダランチの出来上がり。

数ヶ月後に、ファランの客がたくさん居た


ファランというのは、タイ語で白人ということ。まあ、よくわからないけど、白いということらしいので、白人を指す。

実は、その野菜の屋台だけど、レタスを置いた途端に、外国人の客が増えた。バンコクの中心から離れたこの地域だけど、どうやら外国人も結構住んでいるようである。

コンドだけでなく、一軒家が連なるムーバーンと呼ばれるところにも結構白人が住んでいる。そういうところには、タイ人のサポートが無いとなかなか外国人は入れないが、もちろん、タイ人の奥さんが居たりとか、タイ人のメイドがいたりすれば、ヘルプがあるので、タイ語がなかなかできない外国人でもそういうところにも住める。

屋台は、そんなムーバーンなどがある郊外の通りの入り口付近にあるのだ。それにしても、こんなに白人がこの地域に居るなんて、自分でも知らなかった。その代わりにこの地域には日本人はあまり居ない。

この通りの奥に広がる住宅地に住む人々は、結局このベンダーの前を通ることになる。

そしてきっと、目についたのだろう。

パンパンに膨らんだ、タイ独特のビニール袋の食品包装。その中に入っているレタスを。

そして、きっと、みんなそれが欲しかったのだろう。白人のお客さんがめっちゃ増えたのである。

気を良くした屋台の兄さんは、次々と西洋野菜を置くようになった。なんと!イタリアンパセリとかを置いて、それもすぐに売れてなくなるのだ!

さらにさらに、その屋台近くに、微妙な距離を保った、バイクの野菜売りまで登場した。その屋台客のおこぼれ狙いである。そしてそのバイクにも、西洋野菜が!!

通常、バイクでの野菜売りは、バンコクも中心地を外れればなんら珍しくもないけど、西洋野菜を積んでいる時点で珍しい。明らかに、その屋台の研究をしたのだろうと思う。

大袈裟に言えば、人の動き、経済までもが変わりつつある。

このままコロナの規制も無くなったら、この通りも賑わうかもしれないな、と、密かに思ったりしている。

ていうか、屋台で食べ物買える?


食べるものを屋台で買うことができる日本人は、個人差もあると思うけどある程度タイに住んで長い人だと思う。

それか、日本人を意識した、木タラなんかだったら、日本人としても屋台でも買いやすい。木タラというのは、木曜日に開催されているタラートということで、場所はアソークの奥の方の、シーナカリンウィロー大学の敷地内である。日本人が多く住む地域ということもあって、結構日本人客を意識した感じで、きれいになっている。

ただ、それ以外は、日本人はタイに移住してきて、最初はみんなコンビニやスーパーで食べ物を買う。

屋台は至る所にあるけど、日本人から見れば衛生的にも良くないし、タイ語もわからないし、それにそもそも、その食べ物が何なのかがわからない。

そんな中で、自分も数年経って、結構屋台で食べ物を買うことができるようになった。屋台で食べることもできるし、屋台で売っているものを買って、家で食べることも、割と平気になってきた。もちろん、今でもフジスーパー初め、トップスやヴィラマーケットもよく行くし、それにセブンイレブンもよく行くことは行く。

そもそも屋台で売っている食材は、元を辿れば同じところに行き着く。それは理屈ではわかっていたけど、去年、タイ人の誘いで少しタイのローカルの食材関係の仕事に携わって、それを身をもって実感した。

例えば、みんなが行くようなタイ料理のレストランで使っている魚は、元を辿ればタラート(市場)に並んでいる魚であり、その同じタラートで、屋台の人も仕入れているのだから。同じなのである。

規模の大きいレストランは食材を冷蔵庫や冷凍庫で保管したりするけど、屋台はその日に仕入れた食材をその日に売っているので、むしろ屋台の方が新鮮かもしれない。これは結構見た目で騙される。屋台の方が、新鮮は新鮮である。

タイに数年住んで、自分も屋台で、色々と買って食べられるようになった。

食べられるようになったというか、それも段階があった。いっぺんに何でもOKになったわけではない。屋台ビギナーとしては、フルーツだろう。

カットフルーツの屋台が、タイのあちこちにあるし、なんか、試してみるのは、良いアイデア。それでも、最初は抵抗があった。あのケースのガラス、清潔かな? とか。 このおっさん、手きれいかなとか。日本人だったら当然の懸念だと思う。

fruit vendor Bangkok
まず屋台で注文すると、ビニール手袋をした手でフルーツをとって、なんかブリキみたいなシャベルの先みたいな形状の板の上で、器用にカットしてくれる。カットしたフルーツは手で触ること無く、そのままビニール袋に入れてくれる。

Fruits Vendor Bangkok
家の近くや職場の近くでフルーツが欲しければ、ストリートの屋台で買えば良い。暑いタイで体調を整えるには、果物は不可欠。しかも美味しくて安い。いつも同じ屋台で買うと、屋台の人が覚えてくれていて、買いやすくなるだろう。タイ人はよく人のことを覚えてくれる。

フルーツ屋台の衛生面であれば、もちろん日本基準には当てはめられないけど、多分OKである。欲しいフルーツを言って注文。タイ語がわからなければ、指差しでOK。素手で触らずに、触ったとしても最小限で、カネの板の上でうまいことカットして、ビニール袋に入れてくれる。

手始めに、このフルーツ屋台に慣れると、色々な屋台に挑戦するようになり、深く深くタイの暮らしに浸透していくのだとおもう。

例えば、自分は結構焼き鳥を屋台で買ったりする。
タイのストリートで売っている焼き鳥
タイでの生活に慣れてくると、フルーツ屋台から、どんどん違う屋台に進出する。笑。これは、焼き鳥。甘辛い味で、美味しい。さらにこれを食べながら、コンビニで買ったタイのビール、チャンやシンハを飲んでたりすると、もうかなりタイ通ということになる。


ところで、その野菜の屋台だけど、相変わらず外国人客でいつもいっぱいである。まさに、自分のちょっとした一言から、そういう結果になったのかな?

なんていうふうに思ったりしているのだ。

最近、紫の花が咲いているバンコクから。




2022年3月25日金曜日

タイ人金持ちと過ごした衝撃の1日

それは、いつも通りの朝から始まった。

いつも朝からつるんだりしているタイ人たちが居るのだけど、今日は朝から彼らのペースにはまってなんとも消化の悪い1日となった。彼らは全然悪くなくて、結局自分が悪いのだけど、それにしても、彼らの1日の過ごし方は、衝撃というか、ちょっと真似できない。少なくとも、自分には無理だ。でも、過ごしてしまった。

今日1日の終わりに当たって、なんとか意味を持たせようと思ったりして、一生懸命前向きに考えようと思ったりしているのだ。それがせめてもの、自分の1日を無駄にはしなかったぞ、という自己暗示にもなるからである。

貧乏性なのか、なんなのか、全く生産性のない1日を過ごすということは、少し耐え難い。読者の方々も、想像できるだろうか? 例えば、朝の始まりに、今日これから始まる1日が実はすごく無駄に過ごすことになると考えた時に、そのまままるで運命のように無駄な1日に突入するだろうか? もちろん、そういうことは避けるかと思う。なるべく避けるだろう。そして、なるべく有意義な時間を求めて行動するだろう。

もちろん、毎日毎日、これから過ごすであろう毎日が、全て有意義ということではないだろう。例えば、「今日は何もしたくない」と、あらかじめ決めているのであれば、その日は何の生産性のない1日であったとしても、心はハッピーであろう。

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貧乏性にとっての地獄

自分は貧乏性だと思う。だから、ぼーっとしていると、損した気分になる。損した気分が自分を掻き立てて、何かをしようとするが、問題はスマートではないので、ただトライして、エラーして終わりというまでがセッツ、、である。とても悲しい。悲しき自分。

地獄とは、フィジカルではなくて、メンタルである。

何もしない日があっても良い。それを望むならば。

しかしながら、今日も1日がんばろう!と、思っている朝だとしたら????

その後の行動が全く生産性がなかったとしたら、それはもう、地獄の時間が流れることになるだろう。今日はそんな地獄にも似た1日を体験した。

地獄と言っても、何か物理的にというか、フィジカルに、痛いとか、苦しいとかということは全くない。むしろ、メンタルの面で、とても苦しかった。

富裕層タイ人の衝撃の1日

ここで、富裕層と言っても、タイの富裕層と言ったら、想像を絶するような富裕なので、そこまでではないと思う。とはいえ、彼らは、日本人が考える「金持ちの人々」という概念よりは、はるかに金持ちである。

感覚的にいうと、金の有る無しが、1から100までだとすると、日本人は平均値50から、上下にばらつきがあり、1番下は多分30で、1番上は多分65みたいな感じではないだろうか。たくさんの人が中間地点にいるのだ。そりゃもちろん、とてつもなく金持ちも存在はする。しかしながら、とてつもなく貧困な人は、少ししかいないと思う。

これを、タイに当てはめると、50付近には誰もいなくて、70以上から10%の塊がある。下は、30までは誰もいなくて、20以下に残りの90%が居るというイメージだ。あくまでもイメージだけど。

つまり、タイの貧困層はとことん貧困で、しかも人口も多い。

タイの富裕層は、とてつもなく富裕で、人口は少ない。その少ない中にも「すごく金持ち」な人が1番下であり、「想像不可能な金持ち」が上の方にいるというイメージである。

想像不可能な金持ちって、例えば、というか実在した人で言うと、イギリスのプレミアリーグのオーナーが居た。キングパワーというタイの会社のオーナーでもある、ビチャイ・スリバダナプラブハを例にとる。

実は彼は2018年にヘリコプターの事故で亡くなった。

1958年、中国系の両親のもとタイ王国に生まれる。1989年に免税店のキングパワーを設立し、財をなした。2010年にプレミアリーグ所属のサッカーチームであるレスター・シティを買収。継続的な投資によってクラブを発展させ、2015-16シーズンにクラブは創設以来初のリーグ優勝を成し遂げた。

2018年10月27日、自身所有のヘリコプターがレスター・シティの本拠地キング・パワー・スタジアム近くの駐車場に墜落[1]し、同機に搭乗しており死亡したことがクラブにより翌日発表された。60歳没。(ウィキペディア)

資産は、3700億円とか言われている。自分のサッカーチーム、自分のスタジアムがあり、ヘリで行ったり来たりしていた。イギリス国民にとても愛されていたらしい。 

金持ちという概念をわかりやすくするために、ビチャイ氏を例としてあげたけど、とにかく日本人の概念からは外れていることは間違いない。


ものすごい金持ちだが、金持ちの中では下の方なのかと思う

いつもつるんでいるタイ人友人は、そこまでではないものの、日本人的な感覚で言えば、ものすごい金持ちである。間違いなく、日本人の金持ちよりは金持ちである。

ただ、性格もあるのか、質素な生活をしている。そしていつも金のことを言っていて、ちょっとケチな感じのする人である。

親の世代から受け継いだ土地、家、そして金を持っている。親から受け継いだ金で、自分である製造業を起こして、ビジネスをしている。工場や設備もあるけど、借金とかそういうのは無縁だ。

実を言えば、本当はそんなビジネスなんかする必要もないのである。なぜなら、十分なカネが既にあるからである。親から受け継いだカネではあるけど。

ただ、彼にとっての問題は、毎日毎日暇なのである。もちろん、ビジネスは動いているけど、大半は人に任せているし、自分ではやることはあまりない。

で、自分みたいな仲良しを見つけると、まず朝ご飯から始まって、ぐるぐるバンコク周辺をあちこちに移動する。それで1日が終わるという、衝撃的な生活をしているのだ。

何が衝撃かといえば、全く生産性のない1日を、毎日毎日送っているのである。

しかも話すことといえば、本当にくだらないことばかり。

別に彼は悪い人間ではない。むしろ、良い人だ。なぜなら、自分のことを色々と誘ってくれる。そして、奥さんも子供もいる。今日は、奥さんも一緒になって、あっち行ったりこっちに行ったりした。そしてくだらない話をたくさんした。

途中で、この生産性のない1日にゾッとしそうになった。

であれば、自分は途中で、バイバイすればよかったじゃん、と強く思う。しかしながら、ついつい流されてしまうことがある。いつもは意志の強い人を演じているけど、時々変なところで、レイジーなボタンが押されてしまう日がある。

今日はまさに、レイジーな日だった。ただし、レイジーと言っても、生産性の無い1日は過ごしたくない。例えば、自分が行きたいと思っていて行っていない店とか、街とかが結構ある。そういうところに行くというのが、レイジーな日の自分の定番である。レイジーではあるけど、無駄に過ごしたくは無いのだ。

で、今日はそのタイ人金持ちの雰囲気になんとなく飲まれて、なんとなく追随してしまった。用もなくモールに行き、要もなくホームプロに行った。

大手のスポーツジムで、子供のためのスポーツクラスがあるというので、その情報を聞きに行った。

ベイトンというタイ南部のチキンで有名な地域があるのだが、そのベイトンの鶏を使ったカオマンガイの店があるというので、そこに行った。金持ちでも、食べ物は安いものが好きなのだ。

たい焼きクロワッサンとかいう、昔はエンポリにもあったらしいけど、今は少し外れた、家賃の安そうな施設にしか入っていない食べ物屋があるのだけど、そのたい焼きクロワッサンを買った。たい焼きクロワッサンに関する全ての会話が、耐えられないくらい暇だった。例えば、日本ではたい焼きは美味いのか? とか、クロワッサン生地のたい焼きは日本にはあるのか? とか。などなどである。

BLACKPINKの話をした。なぜなら、メンバーのLISAが今ちょうど休みでタイに帰ってきている。休みだからというのもあるけど、ちょうど隔離もなしでタイに入国できるようになったので、このタイミングで帰ってきたのであろう。そのLISAが昨日訪れたムーガタの店に、前に行った話とか。

その延長でK-POPの話とか。その延長で、アイドル全体の話とか。K-POPが流行る前は、全部日本のカルチャーがメジャーだったとか。

あるモールの入り口にTao Binの自動販売機があり、それは今とても話題になったりしていたので、その株式の話とか。で、その株はギャンブルだからやめた方が良いとか言われたり。

まー、とにかく、そんな話をして、日がな1日終わってしまったのである。

今日の朝、目覚めた時から考えると、想像をしない1日を過ごしてしまった。

きっとこんな日もある。

そして、その人はいい人だから、その人のせいにしてはいけない、と自問自答している。

そして、きっと良い1日だったに違いないと、自分に言い聞かせている。今日のこの日を、どのように捉えれば、どのような解釈をすれば、良かった! ということになるのか、まだ答えは出ていない。

🔸

寝るまでに、答えを見つけたい。

答えを出さずに、いつまでも、居られない。。