2020年7月4日

🏢 日本国内よりもドメな日本企業の海外拠点

海外勤務、海外で働きたいと言う人、多いですよね。
理由としては、本人はグローバルマインドを持っていると信じているみたいです。日本国内よりも、海外で仕事をしよう。そんな想いからです。

ところが、日本企業の海外拠点というのは、その国でのビジネスを勝手に判断してすることはできません。

駐在員の多い、タイにおいてもそうです。

タイ社会、タイ経済、タイでのビジネスを拡大と思って、良かれと思って事業を拡大しようと思っても、日本の本国の意向がとても大事です。

そうです。

どんなにグローバルマインドを磨いて、海外拠点で良かれと思って色々と提案しても、海外拠点だけの判断でできることはすごく限られています。

何かを提案しても、日本国内で会議などにかかり、日本国内で決定されるのです。決定をされる過程というか、そもそもそこに決定を下す人の中には、タイとかその国の実情などは知らない人がほとんどかと思います。

つまり、アメリカにしろ、タイにしろ、現地法人の社長は、本社の営業部門か何かの一員にしか過ぎないのです。




これによって、その、日本国内のレポート先の意向で全て決まることなり、現地で働く駐在員や現地採用の人々は、もう、それこそ社畜のように働くしかありません。

こうして日本に居るよりもさらにドメスティックな環境が海外に誕生するのです。

ただでさえドメな環境が、より濃くなって海外に。こんな感じです。

この状態に嫌気が差して、転職しようと思っても、現状海外勤務なのでなかなかそれもできません。じゃあ、思い切って現地の企業に転職! と、思ってもビザの問題や給与の問題でなかなかというか、まず踏み切れません。

こうして、黄昏る駐在員がどんどん増えるのです。


会社では何もできずに黄昏。
日本から上司が出張で来ると、空港に迎えに行き、昼も接待。夜も夜の街で接待。社内接待で領収証を切って。
旦那の帰宅は毎日遅くて、タイ語も英語もできない奥さんは家でポツンと慣れない子育て。

海外に住みたいなら、会社に頼らずに、自分で切り開いた方が良いです。