屋台フルーツ道、極まれり──近所の“ミシュランおじさん”の話
タイに移住すると、だいたい誰もが通る道。
それが──屋台チャレンジ!
夜市で人だかりができてる屋台ならまだしも、
「え、ここ? この通りの何でもない場所で??」みたいな屋台って、
最初は日本人としてはちょっと勇気がいります。
衛生面、気になりますよね。
言葉も通じないし、買い方もよく分からないし。
でも不思議なもので、
数ヶ月、半年……と経つと、だんだん平気になってくる。
実際、僕も最初はストリートのフルーツなんて見向きもしなかったんですが、
ある日ふとスイカを買ってみたんです。
そしたら──
美味い。めちゃくちゃ美味い。
それ以来、屋台フルーツは僕の生活に欠かせない存在になりました。
で、最近ふと気づいたんです。
「フルーツ屋台って、どこも似たような感じだけど……
人によって全然クオリティ違うじゃん!」
まず、値段。
最近の物価高で、一袋20バーツだったのが、
量が減ったり、普通に30バーツになったり。
屋台もインフレには勝てない。
でも、そんな中──
我が家の近所に、ひときわ輝くフルーツ屋台があります。
伝説のフルーツおじさん。
ミシュランあげたい。ほんとに。
なにがすごいって:
🍉 量が多い
🍍 種類が豊富(マンゴーだけでも数種類!)
🥑 アボカドとかレア系もある
🍓 めっちゃ新鮮
🍊 聞けば、好みに合わせて選んでくれる(甘い?酸っぱい?って)
そして──
切り方にセンスがある。
普通、スイカって四角くザクザク切られて出てくるでしょ?
でもこのおじさんは、
菱形、台形、たまに謎のアート系カットまでやってくる。
しかも、一切れがデカい!
たぶん、ほとんどの日本人は「フルーツ屋台なんて、どこも同じでしょ」と思ってる。
でもね、違うんです。全然違うんです。
気づいちゃった僕は、もう後戻りできません。
今日も“おじさんミシュラン”に、甘くて大きなスイカを求めに行くのでした。