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2021年12月7日

居場所無くすアテンド要員

nana
https://www.flickr.com/photos/wry2010/


アテンド要員不要論

バンコク駐在の日本人で、特に取り柄もなく、ただ本社から誰かが出張できた時にその人たちをお世話するだけの役割の人は、もういい加減要らなくなっています。

今までは必要でした。必要というか、むしろ重要でした。

タイに出張、、、というだけで、食事、ゴルフ、そして夜のおねいちゃんというのがセットになっています。ただ仕事だけしにタイに出張に来るおっさんは居ません。

その日本人観光客が訪れる、タニヤ、ナナ、ソイカウボーイがもはやゴーストタウンという時点で、もう、出張者をアテンドするだけの要因は要らないのです。

アテンド要員に、奥さん、お子さんが居る場合は、なおさら朗報です。

何しろ、日本から誰かが出張してくる時には、アテンド要員の夫はもう毎晩毎晩、明け方に帰ってくるようなことも珍しくないからです。

まず、空港に迎えに行くところから始まります。

そして、ホテルまでチェックインして、そのあとは1週間くらい、出張が終わるまで、朝から夜までずっとつきっきりという生活をしなければなりません。

当然、奥さんのイライラは募ります。

奥さんも、別に、タイ語はもちろん、英語もできるわけではない方が多いですから、バンコクに居ても、情報源は日本語のみという方が多く、行動範囲も狭いので、ストレスの発散も難しい毎日です。これが駐在です。

最近になって、コロナが落ち着きつつあるということで、タイは観光客を入れ始めましたが、まだまだタニヤ、パッポン、ナナ、ソイカウボーイなどなどは閑散としております。

したがって、日本のおっさんもわざわざタイに出張する意味も無いのです。

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バンコクにコロナ前までに存在した日本人向けマーケット

かつて、バンコクには、日本人向けのマーケットがたくさん存在しました。かつて・・というのは、コロナ前です。

つい最近では? と思うかもしれませんが、かれこれ丸々2年、消滅したままです。仮にコロナが終わっても、もう2019年の時のようには戻らないかと思います。

ですので、2年前ではありますが、「かつて存在した」で良いかと思います。寂しい話ではありますが。

バンコクの日本人向け市場というのは、大体2通りに分かれるかと思います。

1つは駐在員などの在住者向け、そしてもう一つは旅行者向けの市場です。

さらに旅行者向けは、いくつかのパターンに分かれます。観光客と、ビジネストリップでのビジターです。まあ、細かく言えば留学生などもいるかもしれませんが。

バンコクの日本人向けの市場

  • 在住者
    • スクンビット、トンロー、プロンポン、アソーク
      • 駐在員
      • 現地採用の日本人
      • 留学生
      • ロングステイなど
  • 旅行客
    • タニヤ、シーロム、パッポン
      • 観光客
      • 出張者

上のチャートで補足しますと、在住者はやはり、スクンビットエリアでの消費活動が多いかと思います。トンロー、プロンポン、アソークエリアが中心になるかと思います。

出張含め、旅行者はやはり、シーロム、タニヤ、スリウォン、パッポンなどのエリアが中心になるかと思います。


どちらのマーケットが大きいかと言えば、圧倒的に旅行者向けのマーケットの方が大きくて、観光客を受け入れる規模も、タニヤ、パッポンの方が、多いのです。

その観光客向けの圧倒的なマーケットが、もはや死んでおります。

タニヤ通りはもう、ゴーストタウンです。

この11月、12月にかけて、タイはだいぶ観光客も増えました。ただ、現状の観光客は欧米人がメインで、パタヤとかプーケットに流れております。

あの、タニヤの、圧倒的な日本人マーケット、日本人向けのカラオケ店は、軒並み厳しい状況に追い込まれて、はや数ヶ月経過しております。

もう、厳しい状況というか、その状況もとっくに超えてしまっておりまして、どんどん閉店する店が多くなってきております。

象徴的なのは、タニヤ通りの桃太郎飯店の後に、タイ料理の店が出たことでしょうか。

タニヤ通りに、タイ人相手の店が開店。

もう、日本人をあてにしたビジネスの終焉なのでしょうか。

寂しい限りです。涙が出てきます。

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さて、そもそも、出張者にとっても、タイに現地法人があってのことというケースが多いです。タイでは、商社やIT企業、サービス業、それに製造業のマニファクチャー部門が多く進出しているのは、周知のことです。

都市で言えば、バンコクはLAに次いで日本人の多い都市なのです。しかもごく狭い地域に集中しております。

ここで、どんな人がタイに駐在しているのかという、根本的なことを考えていきます。

現地法人であれば、社長だけ日本人で、あとはタイ人従業員という構成の企業も多いです。

また、一応バンコクにオフィスはあるものの、生産現場が地方の工業団地にあり、工場勤務が多いという職種の企業もあります。

何が言いたいかと言えば、今まで、嵐のようにバンコクを訪れていた日本人出張者って、必要だったのでしょうか?

出張してくるのは、当然、タイの観光ありきです。

もちろん、タイについて知りすぎていて、自分で全て行動できるようなエキスパートの日本人もいるでしょうが、経験上、多くの場合は、タイでのゴルフ、食事、そして夜の街を楽しみにしてくる人々がほとんどです。もし、仕事以外のことが無ければ、来ないと思います。

今まさに、バンコクに出張者が来たとしても、仕事以外のことは難しいです。

タニヤのカラオケには行けません。

ゴルフに行くのも、バンコク近郊はまだレッドゾーンだったりして、怖いです。

タイ料理の有名レストランも、いまいち活気がありません。


こうなってくると、仕事があったとしてもほとんど出張までして来ない、、という形になりがちです。

逆にいうと、元々、来なくてもよかった仕事がほとんどだったという証明になります。以前、タイに来ていた最大の理由は、仕事以外の部分ということになります。

ぶっちゃけ、夜カラオケ行けないなら、タイに行かない。。という日本人ビジネスマンが多すぎるのです。


では、駐在員はどうでしょうか?

もちろん、出張者ではない、もう、在住している日本人であっても、好きな人は、勝手に何も言われなくても、1人で夜の街に繰り出して楽しんでいる人も居るかと思います。

家族がいる場合は、好き勝手にできないかもしれませんが、このバンコクの環境が、だんだんとそいうモラルも壊していくのです。

相変わらず、毎日毎日夜が遅いというお父さんもたくさんいると聞いています。

結構な数の日本人が、このコロナ禍で本帰国で日本に帰ったらしいですが、まだ一定数の日本人はバンコクに残っています。

実は、そもそも、駐在員って、アテンド要員の人が多かったりします。

アテンドというのは、日本企業独特で、出張者を空港を降りてから、また帰国の途に着くまで、毎日毎日面倒を見る人のことをいいます。

本社から出張者が来ると、結局飲み屋に詳しかったり、レストランに詳しかったり、一緒にゴルフ行ったり、食事しに行ったりして、お世話をする人、これがアテンド要員です。

バンコクからは、アテンド要因はどんどん本帰国しております。

2021年9月25日

日本人激減のバンコクで聞こえる笑い声

もちろん、日本人は上顧客



タイは親日国です。タイに住んでいると、それはよくわかります。タイ人は日本人に対してとても優しいですし、タイ人は日本のものが大好きです。

その理由は単純に、世の中に日本製品が溢れていてしかもハイクオリティであるからかと思います。そして何より、日本人が丁寧で優しくて、良い人たちばかりかと思います。

日本人が良い人たちばかりと言う点で、異論がある方もいるかもしれません。が、結論言いますね、はい、日本人は良い人ばかりです。

良い人の基準は、「お金を払う」、「お金を騙さない」、「暴力振るわない」などなどです。

バンコクのような観光立国においては、世界中からいろいろな人たちが訪れている中ですから、日本人はとても良い人なのです。日本人の中にも、ずるい人も、悪い人もいるかと思いますが、その他の国の人たちの比較にはなりません。

相対的に他の国の人々に比べれば日本人は良い部類に入るのです。

その親日国タイの首都バンコクを中心に7万人とも10万人とも言われる日本人駐在員とその家族が、タイ経済に大きな利益をもたらしていております。また日本人はタイのビジネスにとってはとても大事な、上顧客なわけです。

バンコクは特に、東京都バンコ区と言われたほどに、まるで東京がそのまま移動してきているかと錯覚しそうな街です。

特に日本人が多いトンロー、プロンポン、アソークと呼ばれる地域は、街を歩けば日本人だらけ、街中に溢れる日本食レストランは日本人客で溢れ、日本人居住率100%のアパート、マンションが並んでおります。また、夜の街も当然、日本人駐在員相手のカラオケ、ゴーゴーバー、コヨーテなど、とにかく日本人で溢れている街なのです。

ただし、コロナ前までは。

コロナになってかれこれ20ヶ月くらいが過ぎようとしております。何が起こっているかといえば、バンコクにある日系企業の駐在員がどんどん日本に帰っているのです。

それは、一時帰国の場合もありますし、本帰国という、いわゆるもうタイには戻ってこないとい、駐在の終わり、という帰国も含めます。

また、駐在ではない、現地採用と呼ばれる、海外で働きたいという日本人がタイ現地で採用されている人々も、コロナの影響でどんどん帰国しております。

家族で来ていた人は、お父さんだけ残って、母子が帰国という例もあります。でもそれってどうなんでしょうね? お父さんがバンコクで単身赴任って、もう、危険な香りしかしません。

日本人が撤退しますと、例えば日本人学校の生徒も減って、モントレーというバス会社も大変かと思います。そもそも今現在はオンラインスクールですから、バス運転手をキープするのも大変です。

日本人が減れば、タイ人従業員は困る人が多い

日本人御用達のシーローと呼ばれるダイハツのKトラックを改造した簡易タクシー、日本人家庭に雇われていたアヤさんと呼ばれるメイドさん、専属のドライバー、全て、日本人相手の商売は衰退し、そこでの関係者や従業員は困ります。

タニヤという地域を中心とした夜のカラオケもそうです。カラオケといってもカラ館とかではなく、おねいちゃんが相手してくれるカラオケバーのことです。客は、100%日本人です。たまに、勘違いした欧米人や中国人も混じっていたりもしますが。。

日本人相手の店のタイ人店員さんも沢山職を失っております。駐在妻御用達のネイルサロン、美容院、エステなんか、もう火の車です。

日本人ターゲットの店はどんどん閉店し、タイを撤退する店も多くあります。個人的にはバンコクに数店舗あった生そばの店「あずま」が閉店したのはショックです。

日本人が街から減れば、日本人ターゲットの店が潰れるのは、当たり前のことです。

日本人相手のレストランに起こった大胆な戦略変更

ところが、そんなタイ、バンコクで、ある戦略、今までの路線から変更が成功して、繁盛している店もあるのです。

その路線変更とは、タイ人顧客ターゲットへの戦略変更です。

今までほぼほぼ100%日本人をターゲットにしてきた日本食店が、生き残るためにタイ人顧客ターゲットに変更して、それが成功した例です。

この顧客ターゲットのタイ人へのシフトがうまくいった店は、むしろ繁盛しております。

前述の通り、そもそもタイ人は親日なのです。そして日本のものが大好きなのです。だったら、コロナの前から、日本食レストランにも来ていたかと言うと、実はそうでもありません。

なぜ、日本に興味津々で日本のことが大好きなタイ人がせっかくバンコクに沢山ある日本食レストランに今まで来なかったのでしょうか?

なぜかといえば、これは想像ですけど、あまりにも客が日本人だらけで、

タイ人にとっては入りにくい雰囲気だった

のかもしれません。

例えば、東京でイタリアンやフレンチの店があったとします。そしてその店の客が仮にイタリア人、フランス人だらけだったら、日本人としてはその店に入る気になりますか?

行けるっちゃ行けるけど、なんか、肩身狭い感じがしますよね。こう言う感覚なのかと思います。

美味しいイタリアンレストランが東京にあって、とてもとても興味があるのだけど、そのレストランの客はほぼ東京在住のイタリア人100%、そんな店に、日本人が入りにくいですよね。

ある日、その店にイタリア人が居なくなった。そして、店主が日本人の方、ウェルカム!と言っている。そうなったら、日本人が退去して押し寄せますよね。

おそらくですが、バンコクの日本料理レストランで今起こっている現象は、その現象かと思います。

タイ人客、ウェルカム!

なのです。

かつて日本人相手だった日本食の店に、タイ人客だらけになった店が散在してきております。

もちろん、メニューそのものを変えるなどはなく、日本料理そのままです。タイ語のメニューは新しく作ったかもしれません。でもそんなの、翻訳会社に委託すればすぐにできますね。

タイ人は、よくグループで店に訪れます。そして、ゆっくりとわいわいガヤガヤしながら店で過ごすのです。彼らにとっては、もはや、周囲の日本人の目を気にすることもありません。

日本人がいないからです。日本料理を、彼らの方法で楽しみます。それが日本人から見れば変でも、タイ人同士なら平気というわけです。

彼らは、タイ人の店員さんに気兼ねなく、色々と注文します。そしてとても楽しそうに過ごすのです。

タイ人富裕層にとって、新しい遊び場

さらに、高級な店にも、タイの富裕層の若い人たちがどんどん訪れています。タイの富裕層は、とてつもなく富裕なので、お金はどんどん使います。むしろ、お金の使い道をいつも探しているのです。

トンローあたりでは、フェラーリなどの高級車とかをたまに見かけます。駐車場にフェラーリを停めて若い男女が降りて、ラーメン屋に入ったりするのを見ていると、滑稽ですが、タイ人富裕層にとっては、お金を使う使い道をいつも探している感じです。

日本に比べれば、バンコクではお金持ちにとってはお金の使い道が少ないです。

彼らは、日本人が沢山居るところに来るのは、今まで多分敬遠しておりました。多分居心地が悪かったのかと思います。ところが今は、彼らがメインの顧客ですので、自由です。とても居心地が良いのかと思います。

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むしろ、彼らにとっては、新しい遊ぶ場所が増えたと言えるのではないでしょうか?

日本人の目線を気にすることなく、彼らのやり方で、彼らだけで本格的な日本食を楽しむことができるようになったのです。

でもこれって、何かわかる気がしますよね。

タイ人にとっては、「なんか、あの寿司屋に行ってみたいと前から思っていたんだけど、今日本人が居なくなったから行ってみよう!」みたいになっているのかと。

その今まで存在はしていたけど、なかなか発掘できなかったタイ人潜在マーケットをうまくキャッチできた店は、繁盛しているのです。

そして、日本にとても興味があったけど、日本人だらけの店には行けなかったタイ人たちは、むしろ

日本人の激減を歓迎
しているかもしれません。