それが、毎日毎日このコロナの在宅勤務で、自宅でパソコンに向かい合い、ふと窓の外を見る。
窓の外は、バンコク。
隣の建物の屋上が見える。
屋上と言っても、こちらは低層アパートの6階で、おそらく隣は5階建てのアパートだろう。しかも廃墟。
隣は5階建てだと思うので、屋上が見えるのだ。
そこに、夕方になると、鳩が羽を休めに来る。
群というほどでは無いが、一定の数はいる。見ていると、よくある鳩の灰色と緑の模様たち。それと真っ白な鳩。真っ黒な鳩。さらに、白黒マダラの鳩。茶色い鳩。真っ黒では無いが、薄い黒で模様のある鳩。などなど、鳩の羽の色がこんなにたくさんあるなんて、知らなかった。興味も無かった。
ていうか、今でもそれほど興味があるわけでは無い。
ただ、コロナで、もう在宅しかないのだ。なので、窓の外をずっと見るしかないのだ。
そんな時に、なんと、白と黒のツートンカラーの鳩が出現した。これはびっくり。この特段鳩に興味のない僕にとっても、びっくりさせる鳩。
「なんでそうなるの?」
と、聴きたくなる鳩である。
それがちょっと遠くにいて、スマホのカメラではぼやけて取れない。
こんな時に、望遠の一眼レフがあればと思うけど、日本においてきた。
もしかしたら、同じ場所に白い鳩と黒い鳩がいたので、もしかしたらその子供か。
バンコクの鳩の謎は深まるばかり。
そして、自分史上、もっとも鳩について考えた1日である。
コロナが終わっても、鳩に興味を持って生きていこうと思った。