デュシタニのホテルが京都に
できたらしい。まあ、自分は日本でわざわざタイのホテルには泊まらないとは思う。そもそも高級ということで話題にもなっていたりするので、自分ごときが’お呼びでもないだろう。
レストランも話題で、高級なomakaseディナーみたいなのがあるとか。どんだけ高級なんだろう?と思って。まあ、少し見てみたけど、Omakaseディナーが27800円。もちろん自分にとっては高級な値段だけど、かといって、銀座とかの寿司よりは安いのか。
で、値段のことを考えていたら、ふと、思うところがある。
その前に、デュシタニについて
デュシットインターナショナル(英: Dusit International)は、タイ企業、デュシタニ・パブリック・カンパニー・リミテッド(Dusit Thani Public Company Limited)傘下のホスピタリティ事業グループである。主にアジア諸国と中東の15か国で、6つのホテルブランド(デュシットテワラナ、デュシタニ、デュシットD2、デュシットプリンセス、デュシットレジデンス、ASAI)による約40のホテル、リゾート、サービスアパートメントおよびテワランスパなどを展開している。
で、話戻って、思うところだけど、27800円のおまかせコースは、すごくお得だと思わざるを得ない。
素晴らしいホテル。高級。清潔。美味しい。日本基準。
そう、日本の水準で、27800円のおまかせコースは、めっちゃお買い得!なぜなら、タイでは、実は高級な寿司屋は7000バーツとか、8000バーツとか元々するところもある。そういう店に行ったことはないけど、実際にあるのは知っている。しかもタイ人板前が寿司を握るのだ。客はもちろん、富裕層。
タイでは、ココ最近、おまかせという言葉が一人歩きして、何やら高級な和食のことをOmakaseと思っている人々がかなりの確率でいる。和食通といえども日本語の意味までわかるわけではないので、Omakaseという言葉の使い方を勘違いしたままになっている。別にタイ人富裕層客は日本語を覚えたいわけでもないので、そこは問題ない。ただ、彼らにとって、高級な和食、人に話したくなるような和食のことをOmakaseという感じになっているのだ。
で、その、例えば8000バーツのOmakaseというのが、タイにはある。もちろん、庶民には手が届かない。日本人でさえそうそう行かないような店である。
話戻すと、何が言いたいかといえば、何しろ円安なのである。
何しろ円安。
今、1バーツは4.2円である。
ということは、8000バーツのタイクオリティの和食のOmakaseの値段は、
8000×4.2=33600円!!
まじか?
もちろん、タイでも高級な店ではあるが、まあ、京都のデュシタニから見れば、タイの少し高級ななんちゃって日本食レストランであろう。その店が、なんと、京都デュシタニよりも高いのである。
なんだか、複雑な気分である。こんな感じになっているのか、今は。と、再認識する思いだ。
京都デュシタニのOmakaseよりも、バンコクのそこら辺のタイクオリティの和食のOmakaseの方が高いなんて。。。
タイ人富裕層のボンボンのイラッとするような会話が聞こえてきそうだ。
「京都デュシタニ行こうよ。Omakase安いよね。お得だわ。」
「そうだね、バンコクの方が良いだろうけど、まあ、京都デュシタニに行って見ても良いよね。」
日本のことを完全に上から見たような、会話が聞こえてきそうだ。
もちろん、ディナーは勝ち負けとかではないけど、ちょっとバンコクのそこら辺の高級和食の方が高いなんて。
もちろん、味とかクオリティは絶対に京都の方が上である。行ったことはないけど、そんなのは行かなくてもわかる。
ということは、タイ人富裕層にとっては、味もクオリティも良くて、尚且つタイよりも安いということになるのだ。
今、日本って、グローバルでそういうイメージだよね。
安くて美味い。コスパ最高みたいな。
いつから日本はそうなってしまったのだろう???