2022年3月31日

いろいろな国出身の人々の分け方は1つしかない

海外で暮らす人はその国では外国人。当たり前だけど。いろいろな国出身の人が、暮らしている、それが外国人ということになる。

「外国人」の分け方がある。1つしかない。

日本人 / 日本人以外

例えば、タイで暮らす人は、イギリス人もフランス人もナイジェリア人も韓国人もオーストラリア人も日本人も、すべて、タイ以外のあらゆる国籍の人は、外国人である。

ただ、その全ての外国人の中で、日本人だけいつも違う。

日本人は、日系企業で働いている。。。。別にそれは問題ないけど、例えばタイにいるイギリス人はタイのイギリス系企業で働いているだろうか? タイにいる韓国人はタイの韓国系企業で働いているだろうか? タイにいるフランス人はタイのフランス系企業で????? 日本人だけが、日系企業で働いている。もちろん、全てという訳ではないけど、ほとんどの日本人は、日系企業で働いているのだ。

日本人は駐在が多い。。。。これも別に問題ないけど、前述と同じ理屈で、例えばタイにいるアメリカ人がアメリカ企業の駐在だろうか? タイにいるドイツ人がドイツ企業の駐在だろうか? タイにいるブラジル人がブラジル企業の駐在だろうか? そんな人はいない。 つまり、日本人だけが、こんなにも駐在が多いのだ。これは、タイだけではなくて、他の海外の国でも同じだと思う。

タイにいる日本人は、日本企業の駐在、あるいは日本企業での現地の採用で働いている人が多い。駐在の人は、日本にいる時に、タイ勤務の辞令が出てタイに来たのだろう。そして、会社からまた日本帰国の辞令が出れば日本に帰国するのだろう。会社ありきである。

タイに居るインド人が、今勤めている会社ありきでインドに帰るだろうか? タイに居るアメリカ人が、今勤めている会社ありきで、アメリカに帰るだろうか? もちろん、みんな自分で、自分で選んでタイに来ているので、そもそも、自分の国の会社にも勤めているケースは少ないわけで、そんな、辞令で帰国するなんて、ゼロである。

つまり、外国人は、日本人とそれ以外というグループに分けられる。

日本人だけが、独自の生活パターンを、海外においても保有している。つまり、日本人は、海外に居ても、日本の仕組みを持ち込んで、日本の都合で生きているのだ。

海外に居るからといって、グローバルでも何でもない。

むしろ、海外にいることによって、日本よりも日本が色濃く出るのである。下手に海外駐在なんかするよりは、日本にいる方がよほど精神衛生上良いと思う人も多い。

それが別に悪いと言っている訳ではなく、日本人というのは、日本の都合で生きていると言いたいのだ。

従って、いつも「日本人」というアイデンティティが念頭にある。これも別に悪いことでは無いけど、そういうのは日本人だけ。

外国人の自己紹介にも、それが現れる。

日本人だけが、まず会社名をいう人が多い。例えば、三菱電機の高橋ですみたいな。

この高橋さんのアイデンティティって、三菱電機なのだ。日本人のアイデンティティは、真っ先に日本人、そして会社名が先に来るのである。


日本人って、1外国人になれない。日本人だけが、まず、日本から来たと主張する。

日本人は、人生も、会社ありきで左右される。

本当にそれで良いの?

日本人よ。。

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2022年3月27日

タイの屋台のお兄さんに言った一言が招いた驚きの展開とは?

タイ人兄ちゃんへの何気ない一言が、数ヶ月経って思わぬ展開に

タイ野菜しか置いていない、通りの屋台。野菜を売っている屋台に、レタスが欲しいと言ったら、次の置いてくれた。

それから、数日、数ヶ月経ったある日、その屋台には近所の外国人たちでごった返していた。みんな、レタス、トマト、じゃがいも、にんじんが欲しかったのだ。

それにしても、この地域に白人を中心として、こんなにも外国人が居るなんて、それも驚きである。

タイ人は通常、自分の感覚だと、あまり野菜を食べない。食べたとしても、タイ野菜。それか、タイ料理に添えてあるネギとか。タイきゅうりとか、それくらい。

なのでタイの八百屋も、タイ野菜しか置いてない。

自分も知らなかったけど、じゃがいも、にんじん、トマト、レタスなどなどは、タイ人は食べない。

特に驚いたのは、じゃがいも。

あんだけポテチ食ってるから、じゃがいも食ってもよさそうだけど、タイ人は食べない。もちろん、食べようと思えば食べられると思うけど、そもそも、じゃがいもをどう料理するか? じゃがいもを食べようがない、というのが理由だと思う。


いつも通る家の近所の通りだけど、いつものところに決まってタイ野菜の屋台がある。スーパーとかで野菜を買うけど、最近屋台にも慣れてきているので、たまにその屋台で野菜を買っていた。

モーニンググローリー、四角豆、長い緑の茄子、生姜、紫玉ねぎなどなど、タイ野菜をいつも買っていたのだ。ただやっぱりサラダが食べたくなり、スーパーに行けば売っているけど、その屋台の兄さんに聞いてみた。

「レタス無い?」

喫驚の進展

結論から言えば、その屋台には客が爆発的に増えて、その周辺の屋台も活気付いてきたと言う進展である。

大袈裟に言えば、その地域の経済圏を変えたかもしれない。

バンコクの中心地から離れた小さな通りではあるが、明かに人の流れが変わったのが、手に取るようにわかるのだ。

その一言とは?

前述した通り。

「お兄さん、僕、レタスが欲しい!」

その野菜のベンダーは、タイ野菜しか置いてなかった。場所は、通りの入り口付近、ソイの入口、パクソイ近くにその屋台は出ていた。

タイあるあるで、タラート呼ばれる市場に行っても、タイ野菜が中心である。タイ野菜も日本人には馴染みがないかもしれないが、美味しい。

いろいろな料理法もあったりして、数年前に、タイの日本人界隈で流通しているフリーペーパーには、タイ野菜特集なるものまで出たりして、好きな人は好きだと思う。自分も個人的には、四角豆、パップン、緑の茄子などなど、意外とタイ野菜が好きで、その野菜ベンダーにタイ野菜が並ぶのは、それはそれで悪くはない。

タイでは、人参、じゃがいも、レタスなどなどは、輸入野菜。

輸入野菜の市場というのが、実はどこにでもあるわけではなく、おそらく、そのベンダーの兄ちゃんも普通のタイの市場で仕入れていたのかと思われる。

次の日レタスが

次の日、屋台の兄さんは、どこからか仕入れてきた、レタスを売っていた。大きめのビニール袋を空気でパンパンにして、その中にレタスが入っていた。

おかげで、近所の屋台に行くだけで、結構なボリュームのサラダランチを食べることができた。

その屋台で生食用のレタス、トマト、タイキュウリを買って、セブンイレブンでツナを買って、それでサラダランチの出来上がり。

数ヶ月後に、ファランの客がたくさん居た


ファランというのは、タイ語で白人ということ。まあ、よくわからないけど、白いということらしいので、白人を指す。

実は、その野菜の屋台だけど、レタスを置いた途端に、外国人の客が増えた。バンコクの中心から離れたこの地域だけど、どうやら外国人も結構住んでいるようである。

コンドだけでなく、一軒家が連なるムーバーンと呼ばれるところにも結構白人が住んでいる。そういうところには、タイ人のサポートが無いとなかなか外国人は入れないが、もちろん、タイ人の奥さんが居たりとか、タイ人のメイドがいたりすれば、ヘルプがあるので、タイ語がなかなかできない外国人でもそういうところにも住める。

屋台は、そんなムーバーンなどがある郊外の通りの入り口付近にあるのだ。それにしても、こんなに白人がこの地域に居るなんて、自分でも知らなかった。その代わりにこの地域には日本人はあまり居ない。

この通りの奥に広がる住宅地に住む人々は、結局このベンダーの前を通ることになる。

そしてきっと、目についたのだろう。

パンパンに膨らんだ、タイ独特のビニール袋の食品包装。その中に入っているレタスを。

そして、きっと、みんなそれが欲しかったのだろう。白人のお客さんがめっちゃ増えたのである。

気を良くした屋台の兄さんは、次々と西洋野菜を置くようになった。なんと!イタリアンパセリとかを置いて、それもすぐに売れてなくなるのだ!

さらにさらに、その屋台近くに、微妙な距離を保った、バイクの野菜売りまで登場した。その屋台客のおこぼれ狙いである。そしてそのバイクにも、西洋野菜が!!

通常、バイクでの野菜売りは、バンコクも中心地を外れればなんら珍しくもないけど、西洋野菜を積んでいる時点で珍しい。明らかに、その屋台の研究をしたのだろうと思う。

大袈裟に言えば、人の動き、経済までもが変わりつつある。

このままコロナの規制も無くなったら、この通りも賑わうかもしれないな、と、密かに思ったりしている。

ていうか、屋台で食べ物買える?


食べるものを屋台で買うことができる日本人は、個人差もあると思うけどある程度タイに住んで長い人だと思う。

それか、日本人を意識した、木タラなんかだったら、日本人としても屋台でも買いやすい。木タラというのは、木曜日に開催されているタラートということで、場所はアソークの奥の方の、シーナカリンウィロー大学の敷地内である。日本人が多く住む地域ということもあって、結構日本人客を意識した感じで、きれいになっている。

ただ、それ以外は、日本人はタイに移住してきて、最初はみんなコンビニやスーパーで食べ物を買う。

屋台は至る所にあるけど、日本人から見れば衛生的にも良くないし、タイ語もわからないし、それにそもそも、その食べ物が何なのかがわからない。

そんな中で、自分も数年経って、結構屋台で食べ物を買うことができるようになった。屋台で食べることもできるし、屋台で売っているものを買って、家で食べることも、割と平気になってきた。もちろん、今でもフジスーパー初め、トップスやヴィラマーケットもよく行くし、それにセブンイレブンもよく行くことは行く。

そもそも屋台で売っている食材は、元を辿れば同じところに行き着く。それは理屈ではわかっていたけど、去年、タイ人の誘いで少しタイのローカルの食材関係の仕事に携わって、それを身をもって実感した。

例えば、みんなが行くようなタイ料理のレストランで使っている魚は、元を辿ればタラート(市場)に並んでいる魚であり、その同じタラートで、屋台の人も仕入れているのだから。同じなのである。

規模の大きいレストランは食材を冷蔵庫や冷凍庫で保管したりするけど、屋台はその日に仕入れた食材をその日に売っているので、むしろ屋台の方が新鮮かもしれない。これは結構見た目で騙される。屋台の方が、新鮮は新鮮である。

タイに数年住んで、自分も屋台で、色々と買って食べられるようになった。

食べられるようになったというか、それも段階があった。いっぺんに何でもOKになったわけではない。屋台ビギナーとしては、フルーツだろう。

カットフルーツの屋台が、タイのあちこちにあるし、なんか、試してみるのは、良いアイデア。それでも、最初は抵抗があった。あのケースのガラス、清潔かな? とか。 このおっさん、手きれいかなとか。日本人だったら当然の懸念だと思う。

fruit vendor Bangkok
まず屋台で注文すると、ビニール手袋をした手でフルーツをとって、なんかブリキみたいなシャベルの先みたいな形状の板の上で、器用にカットしてくれる。カットしたフルーツは手で触ること無く、そのままビニール袋に入れてくれる。

Fruits Vendor Bangkok
家の近くや職場の近くでフルーツが欲しければ、ストリートの屋台で買えば良い。暑いタイで体調を整えるには、果物は不可欠。しかも美味しくて安い。いつも同じ屋台で買うと、屋台の人が覚えてくれていて、買いやすくなるだろう。タイ人はよく人のことを覚えてくれる。

フルーツ屋台の衛生面であれば、もちろん日本基準には当てはめられないけど、多分OKである。欲しいフルーツを言って注文。タイ語がわからなければ、指差しでOK。素手で触らずに、触ったとしても最小限で、カネの板の上でうまいことカットして、ビニール袋に入れてくれる。

手始めに、このフルーツ屋台に慣れると、色々な屋台に挑戦するようになり、深く深くタイの暮らしに浸透していくのだとおもう。

例えば、自分は結構焼き鳥を屋台で買ったりする。
タイのストリートで売っている焼き鳥
タイでの生活に慣れてくると、フルーツ屋台から、どんどん違う屋台に進出する。笑。これは、焼き鳥。甘辛い味で、美味しい。さらにこれを食べながら、コンビニで買ったタイのビール、チャンやシンハを飲んでたりすると、もうかなりタイ通ということになる。


ところで、その野菜の屋台だけど、相変わらず外国人客でいつもいっぱいである。まさに、自分のちょっとした一言から、そういう結果になったのかな?

なんていうふうに思ったりしているのだ。

最近、紫の花が咲いているバンコクから。