たまにある、タイのサクセスストーリー
大手企業による寡占状態が多いタイでも、時々サクセスストーリーに出逢います。ワラポーン・サラパオもそんなサクセスストーリーの一つかもしれません。ワラポーン・サラパオ(Waraporn Salapao)の創業者であるワラポーンさん(Khun Waraporn)
そこで、ワラポーンさんは、自分もサラパオを作って、子供たちに食べさせようと考えたのです。彼女は子供たちのために、美味しくて信頼できる品質の自家製サラパオのレシピを考え出しました。
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ここからがタイっぽい話です。
サラパオ作りが日課になると、いつしか、自宅の前でサラパオを販売するようになり、小さな家業となったのです。
関係ないけど、僕の奥さんが、タイでチャーシューを作って、子供の同級生に食べさせたところ、同級生の親が偉く感動し、「絶対に売った方が良い」という話になったりしました。タイは、そんな感じで、よく自分で作ったものを売買したりするのです。
ワラポーンさんのサラパオに戻ると、厳選された材料で作られた具の品質とサラパオのおいしさで、ワラポーン・サラパオは地元の人たちに愛されるサラパオ屋さんになりつつありました。まあ、徐々に噂が広がったという感じです。
そこから、筆者もいろいろなタイ人に聞いたところ、なんでも、ワラポーンさんの子供たちが、大人になって、どんどん広めたらしいです。サイアムパラゴンに支店を出したりしたとか。
これもタイっぽい話で、まさにファミリービジネスです。
タイでは、例えば、誰かがビジネスに成功すると、親兄弟がみんなそのビジネスを広げて、いつしか会社携帯になり、家族がみんな役員になる。。。というファミリー起業がとても多いです。その最たる会社はCPですよね。
で、ワラポーン・サラパオもファミリービジネスでどんどんと大きくなります。
Nang Lerng地区の小さな店から、バンコクや他の地方にも多くの店舗を持つようになりました。僕の友人はその、1号店というか、ワラポーンさんの家の前で売っていたのを買って食べたことがあるそうです。
ワラポーン・サラパオは、やわらかい生地、風味豊かな具、おいしい香り、保存料不使用のさまざまな具など、サラパオの象徴的存在です。
支店がどんなに増えても、ワラポーンさんが家族のために作っていた頃と同じように、心を込めて作る「上質のサラパオ」としての地位を守り続けています。
フランチャイズ、ファーストフードの店となった今では、サラパオの他にも、20種類の点心、もち米団子、蒸しマントウ、BBOポーク、豚足煮込み、ローストチキン、グリーンチキンカレー、バクテーなど、おいしい料理やドリンクを提供しています。
また、「アイスモンクフルーツティー(グラスゼリー入り)」や「アイスハニーレモン」などのシグネチャードリンクも多くのお客さまのお気に入りメニューです。