2020年10月4日

エストニアと夢とバンコク【バンコクネタ】

今日は日曜日なので、ブログのテーマはバンコク関連で行こうかと思っています。

Boltというサービスがついにバンコク上陸、ということで流行りのトランスポーテーションビジネスについて書こうと思いましたが、考えれば考えるほど日本が心配になります。

関連して、Gojekにも触れていこうかと思います。

ここまで読んで、なんのことだかわからない方も居るかと思いますが、この後わかるようになります。


BoltそしてGojek


ニューノーマルとは、仮にコロナが終わった後も、もうコロナ前には戻らないという解釈ができます。


「コロナが終わったら」

「コロナ落ち着いたら」

みたいな約束を、この半年くらい、一体何人の人と交わしたでしょうか。


「コロナが終わったら会いにいくね」

「コロナが終わったら、飲みに行こうね」

「コロナが終わったら・・・」


こんな経験、誰でもありますよね。


コロナが終わったら・・・


みんな、コロナ前の世の中に戻るという前提で話しています。ところが、コロナが仮に終わった後も、もうコロナ前の世の中には戻らない。


ニューノーマルです。


コロナが終わっても、不必要な出勤は要りません。

コロナが終わっても、出張しなくて良いです。

コロナが終わっても、ずっと在宅です。


この現実をなかなか受け入れることは難しいですし、どこか矛盾しています。


ヤフーがこの前、半永久的に在宅勤務の方針を打ち立てました。コロナが終わっても、基本的に在宅勤務です。


何か、在宅勤務の方針を打ち出すことが、時流に乗っているような風潮があります。在宅、リモートがまるでお洒落みたいな。時代の先端がリモートみたいな。

本当にそうでしょうか。


僕は個人的にはよくないと思います。もしコロナが終わったら、コロナ前に戻した方が良いと、個人的には思っています。



何か、強制的な在宅勤務は、オフィスのコストとか通勤手当のコスト削減のために。コロナに便乗したような気がしてなりません。


コスト削減の理由を、コロナにするなよ。  みたいな?


経営者にとって、コスト削減の理由にコロナをうまく活用にすることが流行っているような気がしてなりません。


そういうのは、嫌いです。


コロナとか言わないで普通にコスト削減のために、とか言えば良いのに。


それから在宅勤務を流行を取り入れたみたいな位置付けにしようとする経営方針もどうかと思います。


在宅勤務は、あくまでも避難的措置なのではないでしょうか。


そりゃ、週1回在宅とか、そういうのなら、全然働き方改革としてっは良いのです。


さらに言えば、就業場所は問わない。つまり、家でも会社でも、どこか別の場所でも良いというなら、すごく流行に乗っていると思います。


それを強制的に在宅勤務とするのは、全くポイントレスですよね。


なんで強制なんだよ。


ということになります。



さて前置き長くなりましたけど、最近、バンコクの巷では次々と新しいサービスが導入されております。


主にデリバリーです。


◆ Gojek

@cherreenhvk

ไม่ว่าจะเจอเรื่องแย่มาแค่ไหนขอแค่ได้กินอาหารที่ถูกใจก็หายแล้ว 💚 Gojek ##ad ##FoodChangeYourMood ##GojekThailand

♬ GOJEK TIKTOK THEME MUSIC - Jakkrit Songjalearn


最近鳴り物入りで広告を出して颯爽と出てきたと思ったら、これは元々GETだそうです。GETは、インドネシア発のGojekの、タイでのブランドだったとのことです。ちなみに、ベトナムではGoVietなどと言っていたそうで、それを一つのGojekに一本化したとのことです。

Gojek、GO-JEK(ゴジェック)はジャカルタに本社を置く、インドネシアのベンチャー企業。ライドシェア(相乗り)と物流に注力し、「総合サービス業」のような業態に発達している。 (wikipedia)

 

Gojekは、幅広いサービスを提供する東南アジアを代表するオンデマンドテクノロジープラットフォームです。旅行、決済、フードデリバリー、物流など、タイでの利便性とソリューションを提供するスーパーアプリです。(HP)


たぶんですけど、現在はフードのデリバリーやバイクのタクシーがメインですが、この携帯のアプリを通じてFinTechに出ようとしているかと思います。

これは、つまり、LINEとかWeChatについている決算機能なんかをつけようとしていますね。LINEが元々、通信からアプリ、そしてそのあとにLINEMANみたいなデリバリーサービスをつけてきたので、その逆の道を辿っていくパターンでしょうか。

それにしても、インドネシア初のベンチャーということで、日本ではできないモデルですよね。そもそも日本ではバイクのタクシーという発想がないですし、そんなの規制があってたぶんできないですよね。ただしバイクのデリバリーはできそうですね。

この分野では日本は置いていかれています。


◆ Bolt



Boltはエストニア発のタクシー配車サービスですね。最近まではTaxifyと言っていました。これも鳴り物入りでバンコクに入ってきましたよ。バンコクではまだ知らない人も居ます。

バルト三国の小国、エストニアからはこのようなテックカンパニーが今までも結構出ているらしく、エストニアンドリームなどというらしいですよ。例えばSkypeとかですね。


配車アプリはタイでは、それに東南アジアでは元々Uberはありました。去年か一昨年に、Grabが東南アジアのUberを買収したので、現在、バンコク配車アプリといえば、Grabだけになっています。ほぼ独占状態だったので、そろそろ何かが参入してくると思っていました。

ただし、バンコクの交通事情といえば、もう渋滞で有名なので、これから先Boltがどのようにビジネスを拡大していくのか、注目ですね。

しかも、このエストニアンドリームですけど、Boltなんと創業者は19歳です!!

これを聞くと、関係ないけど、OYOを思い出しますよね。OYOもたしかインドの19歳くらいの創業でしたよね。


夢があります。





◆ Ninja Van

Ninja Vanは前にも触れましたけど、シンガポール発のロジスティクスカンパニーですね。タイには一回来たらしいけど、さらにこれからダイナミックな参入が噂されております。動画を見ていると、どこかAmazonっぽいですよね。これからのニューノーマルに東南アジアで大きな展開が期待されております。

これも、日本はないがしろです。


◆ フードパンダ

さて。最近フードパンダをバンコクの街角で少なくなった気がすると思うのは、僕だけでしょうか。何しろ、フードデリバリーは競争が激しいですよね。

フードパンダ

GRAB FOOD

LINE MAN

GET (GOJEK)

それに、日本社会だけの「まいど」というのもあったりします。ただこれはアプリはないみたいですけど。

最初にバンコクに来てフードパンダを見たときに、

「なんじゃこりゃ?」 

と、思いました。これはたぶん、パンダだけに中国から渡ってきたタイの元々華僑の人たちが始めたビジネスかな? なんて思っていたら、意外や意外、ドイツの会社だったりするのです。

で、このフードパンダは日本にも進出しましたね。今年です。

初めて、日本も仲間入りです。まあ、日本もUber Eatsがあるので、フードパンダにとってはそのノウハウを見れば日本にも参入しやすいということになるのでしょうか。


コロナが終わったら・・・


と、何百回、何千回思いましたけど、仮にコロナが終わっても、コロナ前には戻らないということが、色々とわかりはじめています。

半永久的に在宅勤務と決めた会社も、いくつもあります。

デリバリー、トランスポーテーション、ロジスティックスの未来は、ニューノーマルの世界でどんな成長を遂げるのか?

ていうか、日本大丈夫?