バンコクの日本人コミュニティで生きていく
バンコクには非常に大きな日本人コミュニティがあります。この日本人コミュニティを活用すれば、それほど現地の人たちとの交流がなくても、生きていけます。
日本語で不動産を探して、日本語で医療保険でもなんでも加入して、現地で働きたければ、日本語で就職できます。
就職しなくても、3ヶ月の観光であれば、とりあえず日本人相手に慣れているところのアパートに住むとか、いくらでも日本語だけで生きていけるのがバンコクです。
いや、バンコクと言っても、ほんの一部です。駅でいえば、3駅くらいの地域です。駅で言えば、アソークからオンヌットあたりまででしょうか?
とりあえず、住むところは日本語だけでなんとかなります。買い物もBTSという電車の駅にはショッピングモールがあって、不自由ありません。日本食のフジスーパーもあります。
病気や怪我は、日本語通訳が常駐するサミティベート病院、バムルンラート病院などなどがあります。医療保険にも日本語で入れます。
バンコクの日本人が集中している地域、アソークからオンヌットであれば、日本語で生活ができるのです。自由に、とまでは言わずとも、日本語で大丈夫です。
日本語で生活できるのも、バンコクの魅力の一つではあるので、それはそれで良いかと思います。
日本人コミュニティから出てみる?
日本人がバンコクでとりあえず生活するだけであれば、日本語だけでも大丈夫です。でも郊外に出たいなら、タイ語や英語も必要ですし、何より現地で助けてくれる友達が必要かと思います。当然、英語タイ語は必要になってきます。
初めてのバンコクでの長期休暇などであれば、マンスリーのアパートを借りて、日本人コミュニティの中で生きていくというのは、賢い選択肢かと思います。
ただ、2回目、3回目のバンコク、長い長い生活をタイでするという風になってきた場合は、ある程度郊外の生活も良いかと思います。その頃には簡単なタイ語でのやりとりなんかもできるようになったりしているかと思います。
タイに慣れてきて、プチ海外移住ということであれば、少し離れてみても良いかもしれません。
プチ移住であれ、本格移住であれ、移住というの日本を出て、その国に住むことです。
移住には色々なものや事柄が必要になりますが、その一つが移動手段である車です。
車においては、日本人は海外で生きていく際に考えを変えなければならないと思います。
グローバルでは、新車をバンバン買い替えるなんていうことはあまりありません。そこは価値観の問題です。
車が欲しい
良い車が欲しい
車が必要である
車は移動手段である
車は走れば良い
田舎の日本人は、車の必要性については同感しやすいかと思います。例えば農家では自家用車とKトラックなど、一家に2台以上車があるのが普通という地域も珍しくありません。仕事に使い、移動手段に使います。
アメリカでもそうです。ニューヨーク郊外に住んでいたことがあるのですが、もう20年くらい走っている車が、個人個人で売買されたりしています。なぜかと言えば、移動手段として車が必要だからです。
僕もアメリカにいたときに、6000ドルでアコードの中古車を現地の韓国人から購入しました。個人個人の売買です。車の登記は、アメリカ人の友人の助けを借りました。
これって、日本人にはなかなかできないことです。日本人ならまず駐在員が多いでしょうから、車を買うのも会社を通じて買ったりするのです。ここが決定的な違いです。
日本に住んでいるアメリカ人の友人がいます。彼は金持ちではないけど、日本人と同じように新車で車を買う力はある人です。ところが、彼は、金があるのに、安い中古車を買うのです。なぜなら、彼はあまり車そのものに興味はなく、ただ移動手段としては必要だという考えを持っているからです。
この、考えを持つということが、この記事のポイントです。
考えを持ちましょう。
車が好きで経済的にOKな人は新車を買えば良いかと思います。
車が好きだけど、経済的にイマイチだったら、中古車で、なるべく状態の良いやつを買えば良いかと思います。
移動手段としか考えていない人は、まあ、中古でそこそこOKな状態のやつを買えば良いのです。
日本人はなぜかわかりませんが、中古だと抵抗がある人がたくさんいます。
もちろん、プロの眼や、詳しい人に見てもらう必要はあるかと思いますが、思い切って中古で、しかも現地の人から直接買えば良いのかと思います。
車が壊れるなんてことは、無くはないですけど、普通に日本車を買っておけば、あまりありません。
Facebookで売られている車(タイ) |
アメリカなんかではよく、リアウィンドウにfor saleとか書かれて、電話番号があったりする車が走ったりしています。これって、個人での売買が当たり前ということですよね。
日本人は車の個人売買に慣れていません。
しかしながら、グローバルでは、一般的なことです。
移動が必要というのは、現地での生活に溶け込んでいるバロメータ
バンコクでもどこでも、日本人コミュニティの中で暮らしているのであれば、移動の必要も最小限で済みます。ところが、現地に溶け込んで、家賃の安い郊外のアパートを探して住んだりしていれば、移動が必要になります。
当然、日本人だけを頼りにはできないので、現地の友人が必要です。
現地の友人と信頼関係が必要になってくると、コミュニケーションが必要になってくるわけです。現地の人々とコミュニケーションが取れなかったり仲良く慣れなかったりする日本人は、現地に溶け込んでいるとは言えないかと思います。
よく海外移住と言いますけど、バンコクなら、そんなに現地の人との交流がなくても大丈夫ではあります。もしノマドワーカーであれば、1日中パソコンを触っていられれば仕事になるような生活で良いかと思います。それも全然悪くはありません。
しかしながら、タイにも慣れてきて、色々な体験をしていくうちに、バンコクの日本人コミュニティから離れたりすると、そこからが移住ということになってくるのかなと思っています。
僕もタイでできる限り生きていければと思っております。
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