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民間医療は、一切信じておりません。
実は、僕は日本で過去に大きな病気をしまして、医療に大変助けられました。おかげで、病気は回復して、もう、何年も元気です。
その時は、大学病院に入院して、手術をして、標準治療によって、助けられました。ですので、医療に関しては、標準治療一択で、民間療法などは、一切信じておりません。
ただ、予防に関しては、代替医療などがあっても良いと思っています。代替医療で、病気を治せるとは、1ミリも思っていませんが、普段からの予防として、少し興味があります。
タイには漢方はあまりありません
ヤワラートなどの中華街に行けば、専門の漢方薬局はありますが、専門すぎる感じです。日本人的に馴染みのあるツムラとかの薬のイメージではなくて、まさに煎じ薬みたいな生薬を出してくれたりしますし、値段も高いです。タイには中国系の人口も多いので、専門的な薬局があるのかと思います。
ただ、一般的に、日本人の期待する漢方はありません。
それよりも多いのはアーユルヴェーダかと思います。
漢方もアーユルヴェーダも、西側先進国では代替医療、伝統医療という位置付けです。僕もそう思います。
日本の漢方薬は、薬価にも収載されていて、結構本格的ではありますが、ただ、本当に病気になったらもちろん、標準治療に限ります。
漢方は、予防医学としては、素晴らしいし、僕も大好きです。中には、結構切れ味の良いというか、効くというか、即効性のあるものもあったりします。
一方で、アーユルヴェーダは、薬というよりも、食事です。ですので、完全に予防医学かと思っています。漢方とも、この点は少し違いますよね。
それはそれで、興味のある人もたくさんいるかと思います。
タイは、仏教国です。
日本も仏教の影響の大きな国ですが、日本の仏教は大乗仏教で、インドからベトナム、中国、朝鮮半島を経て伝来しています。これが大乗仏教ですよね。
タイは、小乗仏教です。小乗仏教は、最近、上座部仏教と言うらしいので、上座部仏教とします。
上座部仏教がインドから来た
上座部仏教は、インド起源ということは同じかもしれませんが、伝来の仕方が、インドからカンボジアを経てタイに伝来しておりますので、中国を経ておりません。
中国を経由していないので、タイでは漢方がなくて、その代わりにインド伝統のアーユルヴェーダの方がたくさんあると、勝手に思っております。
タイ式マッサージも、完全にアーユルヴェーダの影響を受けているものです。
タイ語も、サンスクリット語の影響が大きいです。
例えば、シーラチャーという、バンコクの次に日本人の多い街がありますが、この、シーラチャーのシーは、実は、よく綴りを見ると、スリラチャと言いまして、Sriスリというのは、サンスクリット語で高貴という意味とのことです。
シラチャーソースのシラチャーです。
シーナカリンのシーも、そうです。
このように、タイ語はサンスクリット語の影響が大きく、これも、インドの影響が多いのと関係があるかと思います。
タイに来て、コロナの影響でもう20ヶ月以上日本に一時帰国もしていないので、家で漢方薬が途切れました。
漢方が好きなので、日本に帰国するたびに、買い込んでタイに持ってきていたので、困っているところです。
本当に風邪をひいたりしたら、もちろん、病院に行って、抗生剤でもなんでももらって飲むので、それはそれで良いのですが、ただ、漢方好きとしては、家に漢方薬がないのは、なんとなく寂しいものがあります。
そこで、アーユルヴェーダに少し興味を持ちました。アーユルヴェーダなら、タイでも結構手に入るかなと、思ったのです。
アーユルヴェーダは、漢方みたいに生薬という感じもありますけど、完全に食事とか日頃の行いとかが大事な感んじかと、勝手に解釈しています。
アーユルヴェーダに関しては、ググると、たくさん出てきます。僕も、ググって色々と情報を見ました。あまりにも情報が多いので、本でも1冊買って、それを読むことにしようかと思います。
漢方に比べてアーユルヴェーダの良い点があります。
それは、英語による情報が多いことです。
さすが、インドは英語が一つの公用語ですので、英語によるウェブがものすごく多いです。これは、日本人にとっては、情報にアクセスしやすいかと思っています。
タイで、アーユルヴェーダに触れるためには、食べ物と、マッサージをもっとしようかと思っています。
まあ、アーユルヴェーダと聞いて、興味を持つ人と、胡散臭く思う人に分かれるかと思います。
予防医学としての大前提があるなら、アーユルヴェーダはありです。
アーユルヴェーダで病気を治そう! とか思っているなら、僕的には無しです。
アーユルヴェーダ医学は、世界が5つの要素で構成されていると考えられています。
5つの要素とは
- aakash(宇宙)
- jala(水)
- prithvi(地球)
- teja(火)
- vayu(空気)
各要素の組み合わせにより、ヴァータ、カパ、ピッタとして知られる3つの体液またはドーシャが生まれます。
3つのドーシャDOSHAとは
- ヴァータ VATA
- カパ KAPHA
- ピッタ PITTA
すべての人は、各ドーシャの独自の比率を持っていると言われています。
例えば、ヴァータが多い人、カパが多い人、ピッタが多い人、といった感じです。
アーユルヴェーダの食事療法
漢方に比べると、アーユルヴェーダは、どうしても食事両方がメインになります。もちろん、漢方も医食同源などと言いますけど、生薬は薬ですよね。それに比べると、アーユルヴェーダは、完全に食事です。
ドーシャによって、食べた方が良い食べ物と、避けた方が良い食べ物があります。
アーユルヴェーダの食事療法 https://www.healthline.com/nutrition/vata-dosha-pitta-dosha-kapha-dosha#practices-evidence |
アーユルヴェーダは、食事に加えて大切なのが、運動療法です。何か、食事、運動というと、まるで糖尿病治療みたいですよね。
確かに、糖尿病予防には、アムラが最適なのは、このブログでも紹介しております。
アムラは、僕の中では、アーユルヴェーダの中で結構信憑性のある食べ物かと思っています。欧米の文献にも出てきています。
アムラは、また、別途新しく記事を書くことにします。
アーユルヴェーダの各ドーシャの運動療法、エキササイズ
ヴァータ
ヴァータが支配的なドーシャを持っている人は、サイクリング、ランニング、ウォーキング、ヨガ、太極拳など、絶え間ない動きを伴う活動に集中する必要があります。カパ
カパドーシャはトレーニング仲間と最もよく機能し、興味と意欲を維持するために有酸素運動と体重抵抗運動の組み合わせに焦点を当てる必要があります。このグループにとって、あらゆる種類の動きが有益です。ピッタ
ピッタドーシャは自分自身を強く押しすぎる傾向があり、暑さの中で運動することを避ける必要があります。チームスポーツは、ピッタの自然な競争力を満たしながら、アクティブであり続けるための優れた方法です。多分ですけど、運動療法に関しては、ヨガと密接に関係があるかと思います。
アーユルヴェーダでそれぞれのドーシャに良いヨガのポーズなどは、ググると出てきます。
結論
よく食べて、よく運動して、よく寝ましょう
特に、睡眠不足が大敵かと思います。アーユルヴェーダは、心を落ち着かせて、よく寝て、穏やかに過ごすということが、とても重要なのです。
これは現代の日本社会にとても求められていることではないでしょうか?
おそらくアーユルヴェーダは、ストレス社会で生きる日本人には、とてもフィットする概念かと思っております。
アーユルヴェーダ医学は、全身の治癒に焦点を当てるために今日広く使用されています。
アーユルヴェーダによると、不均衡なドーシャは健康と病気の悪化につながります。
したがって、ドーシャに基づいて食事、運動、ライフスタイルの習慣を選ぶことは、最適な健康とバランスを促進すると考えられています。
参考
https://www.healthline.com/
https://www.healthline.com/nutrition/ayurvedic-diet
https://www.hopkinsmedicine.org/health/wellness-and-prevention/ayurveda
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